よく晴れていたが朝のうちの気温はさほど高くなく、窓を開けていると少し寒かった。昼を過ぎて、気の向くままに任せ草むしりをしたり、犬をからかったりしていると、雑草の中の山野草が目に付いた。毎年気になるカタクリも、ようやく遅い芽を出したようだ。このカタクリはちょうど今頃、西山(中ア)北部の日当たりのよい斜面に、まるで誰かが植えたかのように群をなして咲いていたのを、一株だけ頂戴して植え直したものだ。
山野草は比較的根が深い。雨飾山の中腹にある温泉に行く途中で、岩の間に咲いていたイカリソウの白い花を見付けたときは、この上なく慎重に掘り出したつもりだったが、家では根付かなかった。そういう後味の悪い経験をしてからは、山野草について少し考えが変わった。
ハッカクレン
ユキザサ
ウチョウラン
ヒトリシズカ
イカリソウ
*これらはとても山野草の紹介にはならないけれど、ご容赦のほどを。
今朝の新聞コラム、「素敵なレストラン」を見付けたらどうするかは、世代によって内緒にしておこうとする人と、みんなに教えようとする人に二分され、後者のみんなに教えようとする人たちを「ミレニアム世代」と呼ぶのだそうだ。「1980年から2000年に生まれたひとたちを指す」とか。
山野草のほとんどは人の目に触れずに終わる。それが本来の姿なのだろうし、それでいいと思っている。入笠の自然も、山域も、できるだけ静穏を保ちたいと願う方だから「内緒にしておきたい」側になるのだろうが、北原のお師匠は違う。もう、御年八十も半ばにもなるが、師はミレニアム世代に属する人だろう。
F/C Nさん忙しそうですね。こちらこそ頼りにしてます。そうですか、12chは我が家のTVでは見れないですが、鹿嶺も本当によい所ですから納得してます。入笠から鹿嶺までの12キロの比較的平坦な尾根歩き、レンゲツツジの咲くころはまた格別です。例のことの理由はお会いしたときに、がんばってください。