入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

        牧場の春 (2)

2015年04月22日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

 
 本日は疲労困憊。恥ずかしながら、この暗い写真をアップするので精一杯(これは昨日、4月22日の記)。

 一日過ぎて今日、昨日半分立ち上げた第1牧区の電気牧柵の残りを、ようやく終了した。電圧7800ボルトで、まずまず。水回りもそうだが、この電牧も期待の電圧が確認できて初めて一安堵となる。
 書けばこれだけのことだが、これは苦労の多い大変な作業で、昨夜家に帰ってから太腿に痙攣が起きて困った。キクをなくした夜の雪道は6時間をかけた、冬の法華道でも4時間が要ったが、それで翌日足の筋肉が痛むなどということはなかった。それほど、この仕事は歩く、登る、下るを繰り返差ねばならないし、加えて今年は雪のため、補修にも泣かされた。それでひとたび電気牧柵を立ち上げたら、間を置かず通電する。さもなければ、鹿に切られてしまう。そういうことで、どうしても無理をする。
 以前は、この電牧の立ち上げには県や市、それに農協の職員がやってきて賑やかに作業をしたものだが、牧場の管理となった途端、だれも来なくなってしまった。

 標高からすれば100メートルも登らないだろうが、杖突街道を長藤で右折して小豆坂トンネルを抜けると、満開の桜が山室の集落を埋めていた。そこから荊口を過ぎて弘妙寺近辺の桜を最後に、芝平の谷にはまだ桜が咲いていなかった。昨日の帰り、分教場跡の桜がようやくかたい蕾を開きかけていたから、今日の陽気であの谷もようやく重苦しい冬の装いから春のそれに変わることだろう。
 道路工事の知らせがあって、今朝は芝平を通らず、久しぶりに松倉から千代田湖経由で来た。途中集落から国立高遠少年の家との分岐まで、それこそいまを盛りと咲く沿道の桜並木を眺めながら来たが、実にいい気分だった。この花は群衆の中で見るのと、一人とではまったく趣きが違う。
 もう一つ楽しみにしていたのは、この松倉の谷に架るたくさんの鯉のぼりなのだが、今年はどうしたことかその姿がない。あれだけの距離をワイヤーで吊るのも大変だろうと思っていたが、毎年眺める松倉川を遡るように泳ぐ鯉幟を見ることができないのは、やはり物足りない。

 牧場内の山小屋「農協ハウス」及びキャンプ場は5月の連休、今年も営業いたします。
 小屋:1名1泊2500円、キャンプ場:1名1泊700円(タープ別途、1000円程、サイズ次第)
 小屋は48畳、12畳ごとに間仕切り可能、ガス、炊事用具、寝具、冷蔵庫など使用可。
 詳細については、JA上伊那東部支所組合員課(直通:0265-94-2473)まで。このブログのコメント欄へもどうぞ。

 
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