朝湯につかりながら、さてきょうは何を呟くかと独り言の種を考える。牧場に関しては、いろいろと独り言ちたいことはあるけれど、まだ少し早い。
さりとて、アメリカ大統領バイデンの無能をなじるのも牛守には過ぎたことで、しかしアメリカはこの老人のせいで、良識のある民主党員はもう主役に躍り出ることができないような気がする。理念、理想よりか、目先の功利的なことしか考えない次期大統領のような人に、ジーパンと国旗大好きな国民はますます傾斜していくだろう。
身の程、分を考えれば、とっくに引退しているべきだ。それがよろよろと歩み寄ろうとしてこけてみたり、台詞を間違えたり、あれで「世界のリーダー」とは聞いて呆れる。余程大統領執務室の暖炉のぬくもりが心地よかったのだろう。
せめて退任前に、イスラエルに対してはすべきことがあったはずだが何もせず、あれで歴代の大統領の中で最低の地位に自ら座ってしまった、と。
ユダヤ人も、すっかりネタニエフのせいで、再び世界の嫌われ者になってしまった。「サピエンス全史」や「ホモデウス」で健筆を振るったユダヤ人著者、ユウ"ァル・ノアハラリがイスラエル政府の今やっていることや、ガザの悲惨な現状をどう見ているのか是非聞いてみたいものだ。
「宗教は阿片だ」と言った人は誰だったろう。
もうすぐ昼になる。早い。身体が今の暮らしに慣れる前だから、身はどうしても上のような動きをしたがる。いくらじっとしていろと言い聞かせても、ついちょろちょろとネズミのような真似をして、こちらもしっかり老人なのだから分をわきまえろと天の声がする。
昨日、堀りたての大根をもらった。いい出汁をひき、これを煮ろとご婦人の足のような大根が言ってるみたいだ。もちろんのこと自信ありだ。
昨日は、庭の草も刈ったが、頭の毛を刈った。考えてみれば、20年以上、いやもっと床屋とは縁なく、自分でやっている。ほぼ丸坊主になって、頭が殊の外涼しい。しかしそれで回転が良くなり、名案が浮かぶというわけではない。
本日はこの辺で。