
昨日、牛たちはそれぞれが里の牛舎へ帰るため山を下っていった。ただ配車の都合で、乳牛10頭ばかりがパドックに、それに山を下るのを拒否した和牛が4頭、まだ残っている。
和牛は1頭が一昨日の集牧に遅れてまだ囲いの外にいて、囲い内の3頭の和牛は案じていた通り逃げ回り誘導に応じようとしない。この4頭、8月の中間検査に入牧した要注意の牛たちだった。
今、朝一番で様子を伺いにいくと、囲いの中にいたはずの牛の姿が消えていた。罠用のゲートを開けたままにしてあり、そこから第4牧区へ出てしまったのだろう。
昨日は撮影の打ち合わせも予定に入っていて、途中から現場を離れていた。そんなこともあって、こうした不手際が起きてしまったということか。それはどうあれきょう、広い牧区で牛を見付け、さらに誘導、下牧にまで持って行くにはかなりの苦労が予想される。
僅かの頭数の牛に手を焼くのは腹立たしいが、逆に頭数が少ないからこうしたことも起きる。牛は群で行動したがる。
典型的な朝食ながら焼鮭、納豆、ほうれん草のおしたし、キノコ入りの味噌汁がきょうのの予定だった。しかしそれが面倒になって、簡単にレンジで温めるタイ風のカレーにした。もう早々とトラックが2台、牛を降ろすために上がってきたせいもある。
食の内容にそれほど拘ってはいないが、テレビを見ていると健康や薬の宣伝の多いのに驚く。雑誌などでも健康問題をよく取り上げているが、それだけ読者の関心が高いということだろうか。
塩分を抑えて、甘い物を控え、となれば日本酒もそうだとか、あるいはビールはプリン体がどうだとか、ややこしい話にすぐなる。しかし、いくら健康に気を遣っても、いずれは10の33乗という永遠が待っている。
秋日和の中で、牛を追っていられるきょう一日に感謝しながら、そろそろ外へ出かけよう。牛共はどこにいるのか。
結局、4頭の和牛は逃げ続け、今はどこかに潜んでいるにしてもかなり興奮していて危険で、残留させることになった。ここからは牛守の調教次第、11月の出産までには充分に間に合うようにしてやりたい。
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