入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’23年「秋」(36)

2023年09月27日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

    牛の代わりに愛車である軽トラを入れて
 
 今朝は中アも北アも厚い布団のような雲にくるまれてしまい見ることができない。もっとも頭上の空は白い雲の間に澄み切った秋空が幾つも見え、広がったり閉じたりを繰り替ええしている。
 例年の狂騒とでも言いたくなるキノコ採りの時季が終わったのか、そういう人たちの姿が消えて山は静かになった。渓流釣りも、10月からだったか禁漁期に入るから、釣り人たちの季節も終わるはずだ。

 きょうは4名ほどの友人知人を招いて、午後から芋煮会をすることになっている。直接、間接に世話になった人たちで、ささやかなお礼の意味もある。
 芋は定番の里芋だけでなく、ジャガイモやサツマイモも使う。ゴボウやニンジンもそぎ切りにして入れるつもりだったが、うっかり買い忘れて残念なことをした。
 今迷っているのは豆腐、キャベツ、そして大根を使うか否かである。コンニャク、タケノコ、豚肉はすでに火が通って、薄く味付けも済んでいる。これに、最後は下処理の済んだヌメリカラマツタケも忘れていない。
 主菜は得意のサンマ飯で、下からは1匹500円くらいすると驚いていたが、ガタガタ言わずに買って来いと伝えておいた。
 秋はサンマとよく話題になるが、個人的にはそれほど世話になるつもりもない。少しぐらいは値が張ってもそれは自然界のすることで、イヤ人間の乱獲のせいもあるかも知れないが、とにかく買ってくればいい。

 酒はまず秘蔵の高級ワイン、酒の味の分からない者には勿体ないから飲ませるなという、送り主から注文の入っているシロモノだ。もちろん、日本酒もビールもこれに加わる。
 芋煮汁やサンマ飯があるかと思えば、青かびチーズのご本家ロックホールやゴルゴンゾラ、それに生ハムなどは、その高級ワインとされる飲み物のためで、かなり調和の取れない、素朴とハイカラが混在した取り合わせで、一体化するかまでは分からない。

 普段は世話の焼ける残留牛を相手に手を焼く日々だが、それでもあの4頭が山を下りれば、短い放牧の季節も同じように終わる。かくして、また牛守の一年も終わりつつあるということか。秋、終末の季節。

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 本日はこの辺で。
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