入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’23年「夏」(9)

2023年06月10日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 今朝Ume氏がやって来て、今年のコナシはまあまあだということで二人の評価が一致した。惜しむらくはまだ、大沢山の期待していた縞状の白い帯ができないことぐらいで、この気紛れ性悪の木としては褒めてやってもいいだろう。
 クリンソウに関しては、まだ第5牧区の大群落を見にいってない。この花も今年の気候状況からしたらいろいろな所で見かけるから、よく咲いた方だと言っていいだろう。

 そろそろ草刈り機の出番になる。昨日も、追い上げ坂の中段に電気牧柵を設置した際、リボンワイヤーが草と接触して漏電しないようにと、その下の草を刈った。
 春先に刈ったカヤは切り株から新しい芽だか茎を伸ばし始めたが、これはまだ柔らかだから牛に任せても大丈夫だろう。
 牛がいなくなり、鹿も出没しなくなれば、カヤが待っていたように繁茂するとすでに述べた。閉牧した牧場は大概そうなってしまっているが、ここの牧場にもすでにそうなりかけた場所があり、それがこの春に何日かをかけて草刈りをした追い上げ坂横の第2牧区だった。
 最近気づいたのだが、2年ほど続けてカヤを丁寧に刈ったら、もう生えてこなくなった草地があり、それなりに努力が報われたと意を強くしている。これで、同じく強敵のクマササもそうなら助かるが、法華道や北原新道の例からするとあまり期待できない。ここへきてキャンプ場の草も大分伸びてきた。

 キャンプ場と言えば、きょうは土曜日だというのに閑散としたものだ。小屋に3名の予約が入っていたが、取り消しになってしまった。白岩岳登山を計画していて、よく知っている人たちなだけに残念な思いをした。
 午後には、「伊那市総合型スポーツクラブ」とやらが来ることになっているが、そういう会も、来訪の趣旨についても実際のところはよく分からない。ただ、この会のこともあり、千代田湖から入笠山にかけて通行止めになっていた林道が、昨日の解除に役立った可能性はある。
 
 カッコウが鳴いている。明け方からずっと聞こえている。セミの声もこの谷全域に溢れ、それでも静かだ。
 きょうから小入笠の頭に向けて電牧の立ち上げを開始する。これも仕事という意識はあまりなく、自己満足の山歩きに近い。それが終われば、牛の入牧に際しての準備はほぼ完了する。

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 本日はこの辺で。明日は沈黙します。
 

 

 
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