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昨夜は9時少し過ぎに床に就き、夜中3時ごろに目が覚めた。しかし、あまり間を置かずに再び夢の中に陥ち、朝方は浅い眠りながら8時まで眠った。約11時間、自分でも驚く。
疲労と、それを解消するために飲んだ栄養剤のせいかも知れない。
富士見側の入笠に通ずる道路工事が大分進んだという話を聞いたので見にいった。その時、検問所の係の人に「いつも元気ですね」と声をかけられた。もちろんそれを素直に受け止めたが、その後で、単に軽トラを運転しているだけでもそんな声を掛けられるようになったのかと気付き、他人から見た自分の姿を年齢と重ねて想像した。
キャンプ場の古い電気配線を整備するため下から4人も作業者が来てくれ、その際コナシの枝と接触していた電線を張り直してもらうため、コナシ1本とそれにまとわりついた山葡萄に似たツルも処理するという結構手のかかる仕事をした。
作業者が帰った午後になってもその仕事が終わらず、それにその合間には撮影の下見もあったし、水道の濾過装置の掃除もやった。
止まれ、ここで一生懸命に働いたことを吹聴したいのではなく、11時間もの異常な睡眠の理由を考えていたら、そうともとられかねない話になりかけた。
元気自慢はほどほどにして、それよりかヒルデエラ(大阿原)でクマの目撃情報が3件あったと昨日、畜産課から電話があった。富士見町、伊那市の高遠支所、そしてJA上伊那の畜産課経由で入った情報である。しかし、これでは状況がつかめない。
同日の朝一番で、別件ながら富士見の役場から電話が来ていた。そういえば、富士見パノラマからも電話が来た。なぜこれと同じことを富士見町役場ではしてくれなかったのだろうか。
目撃者が複数いたのだからまず間違いないと思うが、湿原を訪れる人は昨日もかなりいた。先述した、工事状況を見に行くときにその人たちの一部を目にした。そういう中でクマが姿を現したとは。小さいながらカモシカを誤認した可能性もゼロではない。
この春テイ沢で一度クマを見た。あれは間違いなくクマで、ほぼ双方が同時に気付き、クマはクマササの生えた急な斜面を猛スピードで逃げていった。クマがいないわけではない、いる。ただし滅多には姿を見せない。人には敏感である。
恐らくこれまで、テイ沢へ入渓した回数は誰よりも多いと思うが、沢へ行く途中の林道で一度見たことがある以外はその時と2回だけだ。
あのあたりに散在する石塔、石仏、あるいは古道や旧登山道などの調査もしたから、今思えばクマにもかなり接近したはずだ。
これから夏の最盛期を迎える。爆音機を谷の入り口に置いてみたらどうだろうか。少しはクマよけの効果がありはしまいか。
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本日はこの辺で。明日は沈黙します。