これから色々と準備をしなきゃいけない感じとなったのですが、先ずは、紹介状を貰った先での
診察結果を見てからという。年末になるのか、年始になるのか…
---------------------
◎蔘:天候と得られる結果について。※「ライブコンポジット」についてをオマケで掲載。
マニュアル露出_F7.1_1/6sec_ISO200_オリンパスE-M1。7月中旬、19時30分ごろ。
一面の曇天で、低く厚みも有る雲に覆われている。但し、地平線には僅かな隙間があり、日没の残光が差して来る。
夏場なので光線は明るくて強く、赤みは少ない。
こういう条件の時は、隙間から射して来た光が雲に反射し、思いの外、辺りは明るくなり、雲に色が付きます。
どういう色になるのかは、季節・隙間の方角の雲の有無、雲の高さなどによって異なるので、分からないのです。
その上、肉眼と写真とでは、見え方(写り)自体も大きな差異が出るので、撮ってみない事には分からない。
塵が多いと光が拡散するので、シャープな赤になりません。薄紫となり、色もすぐに浅くなって行きます。
マニュアル露出_F8_3.2sec_ISO200_ライブコンポジット使用_オリンパスE-M1。7月中旬、19時45分ごろ。
肉眼では暗くなり始めており、夜のとばりという時間帯。相対的に暗くなるので、車のライトが写せるようになる。
街明かりは点いているものの、地平線からの残光がまだ明るいため、そこまで目立たない。これが「晴天」だと、
辺りはもっともっと明るくなるので、夜景という時間には早すぎることとなります。
つまり、天候によって、夜景として撮れ始める時間も違うということ。曇天や小雨の方が、早く撮り始める事が
出来ます(雨天の夜景撮影は非常に面倒で、レンズ交換は事実上不可能。でも、面白い画が撮れたりします)。
マニュアル露出_F8_50sec_ISO200_WB太陽光_ライブコンポジット使用_オリンパスE-M1。7月中旬、20時30分ごろ。
すっかり夜。街明かりはバッチリ写り込んでおり、光跡となって残ります。当日の雲は高度が低いため、街の明かりが
雲に反射し、全体的に明るく写っております。夜は暗いと思っていても、都市部は思いの外明るい訳です。
左の方が赤いのは、製鉄所の作業による火柱が雲に反射したもの。
ホワイトバランスのみ、グレー点指定で変更した写真。
その貮で書いた通り、ホワイトバランスを変えると、この様になります。少し暗くなった代わりに、コントラストが
付き、目で見た印象に近い写真となります。曇天の都市部夜景。結構面白いでしょ?
暗くて寂しくて身の危険を覚えるような高台や、人気の少ない公園まで足を延ばさずとも、結構近場で撮れる場所が
あります。少々天気が悪くても、逆に面白い写真が撮れたりもします。
------------------
さて、ここで「ライブコンポジット」という機能をご紹介。
近年のオリンパス製デジタル一眼に搭載されている機能で、写真の中で明るい部分だけを重ね撮りできるものでして、
従来は、フォトショップなどの画像処理ソフトを利用し、複数枚の写真を用意した上で「比較明」合成処理を行う
必要がありました。
「ライブコンポジット」機能を使えば、カメラ内で、その処理を行ってくれるという訳です。
もちろん、良くない所もありまして、基本的に露光中(明るい部分を重ね撮りしている間)は、カメラを動かす事が
出来ません。つまり、その時間は、その場にカメラが無いといけない。当たり前の事ですが、これって意外に面倒なんです。
「ライブコンポジット」の場合、露光の最大時間は60秒まで(16/11/12現在)という縛りがあり、ベースとなる写真は、
1フレーム目で決まります。その後は、明るい部分だけ、1フレーム目と同じ露出時間で重ねていく形となる。
だから、絶対にカメラが動いては困るので、段取りは入念に!ということになります。
ま、意図的にカメラを振って、変な光を重ねるのもアリですけどね。その場合、偶然を楽しむ事になりますが。
尚、今回の作例では、湾内を行くフェリーの光跡を残したかったから、ライブコンポジットを選択したのであって、
通常のバルブ(シャッター解放)でも撮れる条件です。使う使わないは、臨機応変に選択です。
-----------------------------
絞り優先AE_F13_-0.7EV_1/20sec_ISO100_オリンパスE-3。3月下旬、18時ごろ。
この日は、夕方に撮影していると寒気が入って時雨れ模様となり、雨が去ってから風が吹き荒れたという天気。
その代り、春先の黄砂は雨で流され、風で吹き飛ばされた結果、クリアな夕空となりました。
写真の様な高さに太陽が沈んで来ると、時間の余裕は5分も有りません。夕陽の良い時間は短いのです。
もちろん、太陽の高さがあれば時間の余裕もあるのですが、陽射しは強く明るいため、写真に撮ると赤く
なりません。
基本的に太陽は明るすぎる被写体であるため、特殊なフィルターを使わない限り、真っ白に飛ぶのが当たり前。
周りの風景と太陽を適正露出で撮るのは、先ず不可能なのです(合成すれば別)。
絞り優先AE_F8_-0.7EV_1/640sec_ISO200_オリンパスE-M10。10月下旬、17時10分ごろ。
雲が有り、夕陽が望めない時でも、写真を撮ることが出来ます。この作例では、左に太陽が有るはずですが、
雲が厚くて姿は見えない。代わりに、雲の向こうから夕陽が差しています。
こういう条件では、アンダー気味に撮って、色と雲や風景をシルエットとするのが常套手段です。
但し、良い感じの雲が有るか、良い感じの風景が存在する必要があります。
絞り優先AE_F11_-1.0EV_25sec_ISO100_オリンパスE-5。11月上旬、17時50分ごろ。
※なんで、絞り優先AEで撮ってたのか、今となっては理由不明。撮れたからw としか説明できません…
薄雲が流れて来る条件で撮った写真。基本的に晴れた日の夕暮れ時なのですが、雲が早く流れる時は、
この様に、流れゆく雲も一緒に撮ることが出来ます。肉眼では得ることが出来ない、写真ならではの
表現です。
絞り優先AE_F11_3.2sec_ISO200_オリンパスE-5。11月上旬、17時50分ごろ。
雲ひとつない日の写真。意外に、こういう天気の夕暮れは少ない。気温が下がるにれて寒気が流入し、風と共に
雲が発生する時間帯だから。冬場になれば、一般的に空気も澄んできます。夕景夜景の場合、日没時刻が早くなる
ことから、撮影開始~終了時間も早めに済むので都合も良い。代わりに、寒いという。
雲が有る方が良いという方、雲ひとつないグラデーションを楽しみたい方、人それぞれ。ここら辺は、好みに
応じてという事になります。
診察結果を見てからという。年末になるのか、年始になるのか…
---------------------
◎蔘:天候と得られる結果について。※「ライブコンポジット」についてをオマケで掲載。
マニュアル露出_F7.1_1/6sec_ISO200_オリンパスE-M1。7月中旬、19時30分ごろ。
一面の曇天で、低く厚みも有る雲に覆われている。但し、地平線には僅かな隙間があり、日没の残光が差して来る。
夏場なので光線は明るくて強く、赤みは少ない。
こういう条件の時は、隙間から射して来た光が雲に反射し、思いの外、辺りは明るくなり、雲に色が付きます。
どういう色になるのかは、季節・隙間の方角の雲の有無、雲の高さなどによって異なるので、分からないのです。
その上、肉眼と写真とでは、見え方(写り)自体も大きな差異が出るので、撮ってみない事には分からない。
塵が多いと光が拡散するので、シャープな赤になりません。薄紫となり、色もすぐに浅くなって行きます。
マニュアル露出_F8_3.2sec_ISO200_ライブコンポジット使用_オリンパスE-M1。7月中旬、19時45分ごろ。
肉眼では暗くなり始めており、夜のとばりという時間帯。相対的に暗くなるので、車のライトが写せるようになる。
街明かりは点いているものの、地平線からの残光がまだ明るいため、そこまで目立たない。これが「晴天」だと、
辺りはもっともっと明るくなるので、夜景という時間には早すぎることとなります。
つまり、天候によって、夜景として撮れ始める時間も違うということ。曇天や小雨の方が、早く撮り始める事が
出来ます(雨天の夜景撮影は非常に面倒で、レンズ交換は事実上不可能。でも、面白い画が撮れたりします)。
マニュアル露出_F8_50sec_ISO200_WB太陽光_ライブコンポジット使用_オリンパスE-M1。7月中旬、20時30分ごろ。
すっかり夜。街明かりはバッチリ写り込んでおり、光跡となって残ります。当日の雲は高度が低いため、街の明かりが
雲に反射し、全体的に明るく写っております。夜は暗いと思っていても、都市部は思いの外明るい訳です。
左の方が赤いのは、製鉄所の作業による火柱が雲に反射したもの。
ホワイトバランスのみ、グレー点指定で変更した写真。
その貮で書いた通り、ホワイトバランスを変えると、この様になります。少し暗くなった代わりに、コントラストが
付き、目で見た印象に近い写真となります。曇天の都市部夜景。結構面白いでしょ?
暗くて寂しくて身の危険を覚えるような高台や、人気の少ない公園まで足を延ばさずとも、結構近場で撮れる場所が
あります。少々天気が悪くても、逆に面白い写真が撮れたりもします。
------------------
さて、ここで「ライブコンポジット」という機能をご紹介。
近年のオリンパス製デジタル一眼に搭載されている機能で、写真の中で明るい部分だけを重ね撮りできるものでして、
従来は、フォトショップなどの画像処理ソフトを利用し、複数枚の写真を用意した上で「比較明」合成処理を行う
必要がありました。
「ライブコンポジット」機能を使えば、カメラ内で、その処理を行ってくれるという訳です。
もちろん、良くない所もありまして、基本的に露光中(明るい部分を重ね撮りしている間)は、カメラを動かす事が
出来ません。つまり、その時間は、その場にカメラが無いといけない。当たり前の事ですが、これって意外に面倒なんです。
「ライブコンポジット」の場合、露光の最大時間は60秒まで(16/11/12現在)という縛りがあり、ベースとなる写真は、
1フレーム目で決まります。その後は、明るい部分だけ、1フレーム目と同じ露出時間で重ねていく形となる。
だから、絶対にカメラが動いては困るので、段取りは入念に!ということになります。
ま、意図的にカメラを振って、変な光を重ねるのもアリですけどね。その場合、偶然を楽しむ事になりますが。
尚、今回の作例では、湾内を行くフェリーの光跡を残したかったから、ライブコンポジットを選択したのであって、
通常のバルブ(シャッター解放)でも撮れる条件です。使う使わないは、臨機応変に選択です。
-----------------------------
絞り優先AE_F13_-0.7EV_1/20sec_ISO100_オリンパスE-3。3月下旬、18時ごろ。
この日は、夕方に撮影していると寒気が入って時雨れ模様となり、雨が去ってから風が吹き荒れたという天気。
その代り、春先の黄砂は雨で流され、風で吹き飛ばされた結果、クリアな夕空となりました。
写真の様な高さに太陽が沈んで来ると、時間の余裕は5分も有りません。夕陽の良い時間は短いのです。
もちろん、太陽の高さがあれば時間の余裕もあるのですが、陽射しは強く明るいため、写真に撮ると赤く
なりません。
基本的に太陽は明るすぎる被写体であるため、特殊なフィルターを使わない限り、真っ白に飛ぶのが当たり前。
周りの風景と太陽を適正露出で撮るのは、先ず不可能なのです(合成すれば別)。
絞り優先AE_F8_-0.7EV_1/640sec_ISO200_オリンパスE-M10。10月下旬、17時10分ごろ。
雲が有り、夕陽が望めない時でも、写真を撮ることが出来ます。この作例では、左に太陽が有るはずですが、
雲が厚くて姿は見えない。代わりに、雲の向こうから夕陽が差しています。
こういう条件では、アンダー気味に撮って、色と雲や風景をシルエットとするのが常套手段です。
但し、良い感じの雲が有るか、良い感じの風景が存在する必要があります。
絞り優先AE_F11_-1.0EV_25sec_ISO100_オリンパスE-5。11月上旬、17時50分ごろ。
※なんで、絞り優先AEで撮ってたのか、今となっては理由不明。撮れたからw としか説明できません…
薄雲が流れて来る条件で撮った写真。基本的に晴れた日の夕暮れ時なのですが、雲が早く流れる時は、
この様に、流れゆく雲も一緒に撮ることが出来ます。肉眼では得ることが出来ない、写真ならではの
表現です。
絞り優先AE_F11_3.2sec_ISO200_オリンパスE-5。11月上旬、17時50分ごろ。
雲ひとつない日の写真。意外に、こういう天気の夕暮れは少ない。気温が下がるにれて寒気が流入し、風と共に
雲が発生する時間帯だから。冬場になれば、一般的に空気も澄んできます。夕景夜景の場合、日没時刻が早くなる
ことから、撮影開始~終了時間も早めに済むので都合も良い。代わりに、寒いという。
雲が有る方が良いという方、雲ひとつないグラデーションを楽しみたい方、人それぞれ。ここら辺は、好みに
応じてという事になります。