“だとしたら、平吉は…?”
“どうも 平吉探しをシーズンを超えて続けているねぇ。”
平吉を時々思い出し、輪郭は徐々におぼろげになっていく。
「ごちそうさん」第18週・土曜日
め以子「…ここからは何の声も聞こえへん。乳出したかて お母ちゃん牛は死なんから。せやから 大丈夫や。…」
あ、「怒りのぶどう」のシーンだ。
1933 大砂嵐
1939 「怒りのぶどう」
1940 「怒りの葡萄」 新居 格訳
「ごちそうさん」第19週・月曜日
(ぬか床)〈…太平洋戦争に突入したのは この年の暮の事でございました〉
め以子、スタインベック読んでいたかなあ。
平吉は 誰かになって 誰かになって 源太になった。
そこに 泰介もいた。
おぼろげになる輪郭を でも人は 新たに見つめて 時間はつながっていく。