ダニエルとローレンがふと知り合った
「もう若くない いい年」の そのジュリアスの広げた“思い出”話、
大使館勤めだった頃滞在したベニスの 借りていた小さな家の中から
ブラウニングの『ポルトガル語からのソネット』他、草稿メモが 偶然見つかった。
その中の「橋の下のキスの話」を ジュリアスは流麗に語り継いでいく。
ゴンドラに乗り
日の沈む 鐘鳴り響くまさにその時に
ため息の橋のもとで 口づける恋人たちに 永遠の愛宿る
(↑えーと たしかそんな感じ。)
諸般の事情で時間が無くなったローレンは ジュリアス話にトルネード増し
ダニエルも引き込んで ベニスへ いざベニスへ。
パリ→ベニス、12歳たちに足りないのは 資金と国境越え時の大人の付添い。で、
“ジュリアス、出番です!ベニスへ行くぞー。”ってなるのですが…。
ブラウニング、ロバートの方じゃなくってエリザベスだった!思い込んでみているもんだ。っというか
エリザベスさんの方 ここで初めて知りました。
途中 ロミオとジュリエットのベロナ
(今まさに「花子とアン」、そしてジュリアス役は 男爵・シェイクスピア俳優)
サン・マルコ大聖堂(やっと出てきた EURO24-5 伊 4-4) と
お勉強ごころも少し携えてみていたのですが 次第に
今回は どうしたわけか ダニエルに感情移入。
ラストの方の ダニエルせりふが 心に染み渡ったひとときでした。