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これどうしようかな・・・どうしようか考えてみます。

「量子物理学(2021)」 第4回→第6回

2025-02-25 | _気な・気な_
第4回
「量子力学の最初の成功例として、水素原子のスペクトルの記述の仕方、特に電子のシュレーディンガー方程式とその解法について解説する。」
第5回
「調和振動子の量子論は、不確定性関係や対応原理、コヒーレント状態といった重要概念を具体的に学ぶ格好の素材でもある。1 次元調和振動子系の量子化を通してこれらの重要概念をまとめる。」
第6回
「角運動量の捉え方が古典論と量子論で本質的に異なる点を通して、量子論の特徴を浮き彫りにする。特に、量子論特有のスピンの性質を学ぶ。」
  ↑↑↑
放送大学サイトの「シラバス参照」というページに行ってきました。どう見てもワタクシには無理そうですよね。さて、どんなんだろ(*_*)?

第4回
◯ 水素の問題。水素の問題?なんだか突然現れた気がする。
黒田さんが「ハイゼンベルクとシュレーディンガーはそれぞれ2つの違った方法で水素原子のスペクトルを計算して、それがボーアと同じ結果をもたらすことを示したのですか。」と質問し、
松井先生が「必ずしもそうではなくて…」なんて受けてハナシがどんどん進んでいく。
水素スイソどこだ?と 「Newton」2025年2月号 量子力学100年 に戻り当たってみると、あったあった(^^)/。
「ボーアの原子モデルは、水素原子の大きさを見事に説明するなど、大成功をおさめました。」(p.22)、
「ハイゼンベルクが発見した理論は「行列力学」とよばれるようになります。行列力学は、原子内の電子の状態などを正しく計算することができました。」(p.23)、
「シュレーディンガーは、休暇中に思いついた波動方程式がほんとうに正しいかどうかを確認しました。すると水素原子の電子のエネルギー状態などを正しく求めることができたのです。」(p.24)
一回通読したぐらいでは見事に忘れておりました。でも水素、なんかハナシがつながってよかった。
◯ とは言え、その先はとっても専門的で、どんどん早送り。ん?黒田さんが途中、「でも 第1励起状態の波動関数は…」と言っていた。そのほにゃらら状態については全くわかり得ませんが、気になるのは「励起」という言葉。仁科芳雄さん関連のところで初めて目にしたワード、れいき。落ち着いたら行き着きたいです、「励起」のもとに。
◯ 松井先生「水素原子の問題は水素原子の問題で終わらなかった。量子力学をつくったがそれだけではなくて、標準理論といわれている今の素粒子論の確立のところまで実は異常に大きな役割を果たしている。」

第5回
◯ 今回のタイトルは、「量子化された調和振動子」。量子化?見える化みたいなん?こんな私で大丈夫でしょうか。とにかく進みます。
◯ 岸根先生「今回は調和振動子、いわゆる単振動の量子化を扱います。量子力学に入って改めて調和振動子のすごさがわかる。」黒田さん「単振動というと一番に思い浮かぶのがばねの振動です。そのばねの振動が量子力学の主役になるほど重要なのですか。」ばねねえ。ばねって例えば、と聞きに行って洗濯ばさみとかノック式ボールペンとかパソコンに教えてもらって、そうこうするうちに早送りが45分のところまで行ってしまった。

第6回
◯ 角運動量ってなんだろう、って思っているうちに黒田さんが、現在地点の確認のようなまとめ&質問を始めます。黒田さん「古典力学では回転運動と関係して角運動量が重要な役割を果たしました。特に惑星の運動のように中心力による運動で角運動量が保存することが大事だと学びました。でも量子力学ではだいぶ事情が変わってくるのでしょうか。」岸根先生「そもそも量子力学では力が働いて運動が起きるという見方はしません。波動関数というものがあり粒子の存在確率を議論するのが量子力学です。中心力が働く結果運動方程式から角運動量が保存するというロジックがないのです。だから出発点からして様子が変わってくるのです。そうなると発想の転換が必要になってきて…」
◯ 岸根先生「古典力学と量子力学に共通する確かなアイデア…対称性やシンメトリーの考え方…」
◯ 回転対称性(正三角形を120度回転させたり、コマを回してみたり、…)
◯ さてこの辺りで 「角運動量といえば L = r × p」 と何やら式が出てきて、詳しく詳しく(今までだって詳しく詳しくでしたが)なっていきました。



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「量子物理学(2021)」 第3回

2025-02-24 | _気な・気な_
◯ 今回の担当講師 岸根順一郎さん
◯ 第3回は、「典型的な例題:井戸と障壁 井戸型ポテンシャル、障壁型ポテンシャルの影響を受けた粒子の運動を量子化する。」という内容なんですが、ワタクシ方面としてはその【典型的な例題】を今やっと目にし耳にしている状態です。岸根先生が具体的なグッズを手にわかりやすく(!)説明始めてくださってるようですが、ここに文面で再現するのには文字数が逐一必要そうです。で次に行っちゃう。
◯ 量子力学の本質 を一言で表せとと言うと
  量子は波として空間を伝わり 粒として現象する
    ↓
  〰〰〰〰 👁 ●
 (〰〰〰〰として空間を伝わり、ところが観測 測定してしまう👁見てしまうと●になる)
岸根先生「この事態を受け入れるということが量子力学の本質です。」
黒田さんが言い換えてくれています。「量子は測定を受けずに空間を自由に飛んでいるときは波ですが 測定されるや否やそれが粒子となって表れてしまう。」
岸根先生「粒が波打っているのではないかと勘違いする人がとても多いですがそうじゃない。あくまでも粒と波は別々で観測すると粒になる!」「〔二重スリット実験(電子計測)動画提供:株式会社 日立製作所 研究開発グループ〕ではっきりとデモンストレートされている。あれを見ると受け入れざるを得ない。人智の及ばない厳然たる自然の事実なので飲み込むしかない。」
◯ ニールス・ボーアの言葉に「物事を正確に説明しようとすると明瞭でなくなる」とあるように、物理では物事をわかりやすく例えようとすると正確ではなくなることがよくある、のだそうだ。(ん?これは、NHKスペシャル 「量子もつれ アインシュタイン 最後の謎」んところの「だるまさんがころんだ」化に通じるところかしらん?ピタゴラスイッチ・ブラックボックス人問題?あ、でも、ブラックボックス人さんの方は、開示すると明白化されるか。。。でもこちらだって二重スリット実験で明白化されてるし¿?¿?¿?)

さて「第1回→第3回」分が 月曜日・1日当たり3講義分でした。びゅんびゅんスタンプラリー的再生。
◯ 岸根先生「厳密な意味で1次元ということは絶対横にそれることができないということでそういう運動は自然界には厳密な意味ではないです。しかし実際の3次元空間も1次元が3つですから1次元のときの直感を十分持っておくととても役に立ちます。」(←講義中の岸根先生の言葉を切り取ってここに書いていて意味通じにくいでしょうが、)なんだか納得しちゃった、特に後半部分。
「Newtonライト3.0 超ひも理論」のところの
「ポアンカレ 低い次元から高い次元へと上っていくように発想した。→これならば、好きなだけ多くの次元を定義し、あつかうことができる。」
みたいな感じがしたんです。

わ、真夜中だ。



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「量子物理学(2021)」 第2回

2025-02-23 | _気な・気な_
◯ ハイゼンベルク、シュレーディンガー、ディラック 黒田さん「このディラックはどういう人だったのですか。」松井先生「ディラックは非常に変わった人です。彼の話は非常に簡潔、彼に質問→Yes、No、I don't know、その3種類5文字でわかる、そういう答えしか返ってこなかったという、面白い人です。」
◯ 「The Principles of QUANTUM MECHANICS FOURTH EDITION」←これは第4版、初版は90年前(2021当時?)に書かれている。(90年たっても)まだベストセラー。日本語訳(担当)には朝永先生(入っている)。
◯ 「状態」と「物理量」 ディラックは 状態ケット 物理量オブザーバル(観測量) と呼んでいた。(線形代数の本を何十ページと読むとわかるらしいですぞ><。)→(何十ページ読まなくても)ケットは一種のベクトルなんだと思ってもらえればいい(のだそうです(^^)/)。
◯ 量子力学は計算のルールとしては確立している。きちんと答えを出せる。ところが実際何がどうしてどうなったかというのはよくわからない。納得できないという人は結構多い。シュレーディンガーもその一人。
◯ (ここまでも難しかったですが、この先もどんどん難しくなっていきました〔たぶん〕。で、録画早送り~。)
◯ 早送りしていたら、「アメリカの物理学でスーパースターとなったファインマンという人がいます。」とファインマンさん登場。ファインマン 別の方法で量子力学を定式化し、それを使って朝永さんと一緒にノーベル賞をもらった量子電気力学を定式化している。彼曰く「(量子力学にはいろいろな定式化があって)一番合った定式化を自分の問題に選びなさい」。



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「量子物理学(2021)」 第1回

2025-02-23 | _気な・気な_
「量子物理学(2021)」(放送大学) が
1日当たり3講義×平日5日=全15回
と まとまって放送されていた。
後先考えずに録画してみたが
どーすんだぁ、こんなにたくさん。

とは言っても折角?なので、ちょいと再生。
当たり前でしょうが「第1回再生してみたが 見事に難しい。」アゲイン。
ただ、
◯ アシスタント・黒田有彩さん(素朴な鋭い質問態勢〔この矛盾。でも初見、そう見えてしまった。〕)と担当講師陣とのやり取りが外国語のようで、けれども時々この頃私の見知った量子力学関連の用語が出てくる。大海クロスワードパズルのほんの数ピースを手に泳ぎだしている気分になれます(^^)/。
〇 第3回に 番組冒頭に(たぶん毎回)出てくる映像の説明があり、「二重スリット実験(電子計測)動画提供:株式会社 日立製作所 研究開発グループ」なんですが、そのなーんとなく知っている(言葉の意味なんてところまで行かなくて言葉の響き辺りだけを知っている)事が説明されている事をなーんとなく分かるってぇのがうれしい。ありがた山の寒がらすぅ!
で、Newton関連出版物ほんのちょっと読んだだけの初心者、放送大学専門科目・ナンバリングレベル(上級科目)330を行く。

第1回
というかざっと見ていって、毎回(たぶん)、あの写真・第5回ソルベイ会議の集合写真が映り込みます。黒田さんの向かって左の肩越しに。超超有名集合写真なのでしょうが、何しろこちとら、つい最近気にしだした写真なので、ひな鳥(≒私)が「ママ」と呼んじゃったロズ(≒第5ソルベイ集合写真)みたいなモノなのでせう、すんごい親近感。じゃ、行ってみよっ。と言ったって、スタンプラリーのように通り過ぎるだけな感じですがそれでも行ってみよっ。
◯ 特任教授 松井哲男先生、アシスタント 黒田有彩さん
◯ 「熱放射 光:光は波動か粒子か?」「原子の内部構造 電子の正体:電子は粒子か波動か?」
◯ 色々な熱放射 松井先生「実はろうそくの炎も熱放射。」黒田さん「(人間の体からも赤外線)画面に映るだけでも瞬時に体温が計れてしまうようなカメラもあります(ね)。」
◯ マックスウェル理論??→プランク定数h(あ、「Newton」 量子力学100年 の初めのところですね。そりゃそうか。)
◯ アインシュタインの光量子論 プランクは納得していない。ですが、アインシュタインを自分のいたベルリン大学に招聘した。「天才でも変なことをする。」
◯◯◯…さて45分間難しい内容と格闘しました。分からないけれど面白い??
◯ 松井先生「最後にボーアとアインシュタインの論争があり、アインシュタインはそれに納得しないまま亡くなっていった。そういうものなので量子力学は最初からすぐに理解できると思わないほうがいいと思います。」黒田さん「皆さん頑張りましょう。」 は~い(^^)/。スタンプラリー的にがんばります。



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「過越しの祭」「ロサンゼルスの愛すべきダンス仲間」

2025-02-19 | _よむ__
「山火事で「全て失った」 LA在住の芥川賞作家・米谷ふみ子さん」
毎日新聞 2025/1/15 20:58(最終更新 1/15 20:58)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

米谷ふみ子作品を読んだことがなかった。
と、上記のニュースを見て思った。
  ↓
「過越しの祭」と「ロサンゼルスの愛すべきダンス仲間」を読んだ。
(何というきっかけで読むこととなったことか…。)

米谷ふみ子氏は1930年大阪市に生まれ、94歳。
1952年、大阪女子大学国文科卒業。
1960年、アメリカのマックドウェル・コロニーから奨学金を受け、渡米。同年、ジョシュ・グリーンフェルドと結婚。
1985年、「過越しの祭」で芥川賞と新潮新人賞を受賞。

ふと須賀敦子のことが浮かび、経歴を見に行った。
須賀敦子
1929年、大阪生まれ。
1951年、聖心女子大学文学部外国語外国文学科卒業。
1960年、ジュゼッペ・ペッピーノ・リッカと出会い、1961年結婚。
1991年、「ミラノ 霧の風景」で女流文学賞、講談社エッセイ賞を受賞。

自分の親世代なんだなあ二人は、ちょうど。と
今更のように感じ入った。
大学に通っていたり、渡欧、渡米、…、そういう特別な人々、という思いが先に来ていて、
けれど今回、年表みたいに眺めてみると
経歴を外し、年代だけを身内と並べれば
自分の親世代なんだなあ二人は、ちょうど。と繰り返す思いになった。

「ロサンゼルスの愛すべきダンス仲間」は マガジンハウス、2013.05.23発行。
雑誌「クロワッサン プレミアム」に連載されたエッセイを中心に加筆修正されたもの。
2013年ならば、米谷さん82歳。ダンス歴はかれこれ30年(フォークダンス系)。
「著者がロサンゼルスのダンス教室で出会った、愛すべき普通の人たちの普通でない人生とは。」(出版社サイトより)とある、
“ダンス教室で出会った、愛すべき普通の人たち”の年齢層は高い。
80代、90代、100歳も!お仲間の方々もダンス歴数十年と長いのかしら。
ある時(と言ってもイラク戦争が始まった頃の事ですが)米谷さんは気付く。
その時のクラスのメンバーで戦争(第二次世界大戦)体験のある人は、米谷さんともう一人、1939年にワルシャワ近郊に住んでいたユダヤ人・スポラの二人だけだった。(p.082)
「このクラスのアメリカ人は、戦争のことを何も知らない。」米谷さんはそう続けていた。
時は巡る。ダンス教室のメンバーも巡る。
米谷さんとスポラが体験していない「戦争」体験を持つ人々が現れる。
1952年春、ネバダ。
1950年、漢江の橋を越える。



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時々額縁(立体系)

2025-02-13 | _住・置く_
掃除だ掃除だ。
モノを片付けてから一気に掃除機かけがよろしくてよ。
家事の本にはそうあったような。
で 何の気なしに
この頃の使用例はサイドテーブル様だった「ロの字(ろのじ)の机と椅子」(JIYUGAKUEN工芸研究所製)を壁際の腰高収納棚の上に置いた。掃除機かけ中の一時預け場所として。縦長にして入れ子にして。

掃除は終わった。
大・小「ロの字(ろのじ)」を下に降ろそうと振り返ると その二つの後ろに 造花があるのに気が付いた。あると言うより、入れ子「ロの字(ろのじ)」中心・真ん中を突いてその白い花は、カメラフレームに納まるかのようにサイズちょうどよくそこに見えたのでした。
なんかいいかも。

ってなわけで、
「ロの字(ろのじ)の机と椅子」(JIYUGAKUEN工芸研究所製)は現在、
額縁(立体系)となり、その中に置かれた
白い花鉢(造花、その永遠?なる命。。。ついでに言えばガラス鉢の半分ほどに満ちているミズも「造水?」固体系。ハイ、逆さにしても〔することあるかなあ¿?〕こぼれません。)をお守りしておりまする。
数十年前にはホントに子どもたちの机と椅子だったのに
(私だけが悦に入っているだけかもしれないが)額縁にまで変身するなんて、
なんだか 子どもさん向け変身合体番組を見ているような賑やかさを感じています。




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Newtonライト3.0 超ひも理論

2025-02-09 | _よむ__
「Newtonライト3.0 超ひも理論」発行年月日:2021年10月25日

超ひも理論。どうして「ひも」なんだろう。印象的には「糸」なんだけどなあ。
印象を語る!?この知識時点で!!?の私が通ります(^^)/。

「ひもの不思議な性質」という章立てのところの例えば
「伸び縮みし,切れたりつながったりできる」
という表現で早々と、「ナルホド。こりゃ、ひもかも。」と「糸」印象疑念はあっさり氷解。
誰も付き合ってくれなさそうな疑問解決を含みつつ、読了。

読了。強調したりして。
とにかく、読了。なんなら、音読してしまいました。
(各ページ、音読可能な文字数です。やってみます(^^)/?)
音読、恐るべし。
音読した日本語を理解した感を私にもたらし、
音読した日本語部分の内容を理解したかのような錯覚ももたらす。(一瞬ね(^^)/。)

バージョン的には「3.0」より「2.0(発行年月日:2019年10月25日)」を先に読み始め、途中、その先「3.0」が発行されていることに気付く。その時点で「3.0」の方に移って、つないで読み出す。混ざったって平気!?な知識吸収段階なので混ざったって平気(『コンパクト化』された余剰次元・風(^^)/)。

“音読した日本語部分の内容を理解したかのような錯覚ももたらす。(一瞬ね(^^)/。)”
の中で一番感動的だったのは、

3 かくされた「次元」の謎
世界が3次元である必要はない(p.38・39)

のところ。
◯ ユークリッド 高い次元から低い次元へと下りる。→いつまでたっても立体をこえる4次元は登場しない。
◯ ポアンカレ 低い次元から高い次元へと上っていくように発想した。→これならば、好きなだけ多くの次元を定義し、あつかうことができる。
どのページにも文章とともに図解もついていて、その図解も文章ももちろん p.38・39 のところにもあって、その文章も図解も一読・一見で分かった気になったのでした。
ユークリッドとポアンカレを一読・一見で分かった気になった。感動の冗長性(←きっと使い方間違ってる?)、発生しております。



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「メメント」

2025-02-07 | _気な・気な_
◯ 「番組情報」には、
後に「オッペンハイマー」などを手掛けるC・ノーラン監督の出世作。記憶障害を抱えながら妻殺しの犯人を追う男性の苦闘を、10分ずつ前にさかのぼる斬新な話法で描いた。
とあった。
◯ つい最近「ねほりんぱほりん」の再放送に「記憶をなくした人」を見たばかりだった。
◯ 「メメント」で検索。「メメント」の映画ポスターが現れる。このポスターを目にしたことはあったな。

私の記憶はそんな感じの始まりで
「10分ずつ前にさかのぼる斬新な話法で描いた。」という作品を見ていった。

◯ ポスターを見たことがある。日本公開の頃にということか。いつ?2001年11月3日辺りらしい。私はどうしているんだ。日記に「NHK大阪新会館記念の番組を見る。」なんて書いてある。あるいは「アリー♥my ラブ4」なんか見ている。ロバート・ダウニー・Jr.を知ったのはこの頃なんだな。なんだか気に入ってロバート・ダウニー・Jr.作品を幾作品か追っかけた。んが、すとんと見なくなって時流れ、久しぶりにお会いした(^^)/のが「オッペンハイマー」(2023)。時間流れてる流れてる。
◯ カラーがあってモノクロがあって時系列はさかのぼる。さかのぼる?どれくらい?どこが?なのに見ていてそう混乱しない。受け入れている自分がいる。そこから20数年も経ってからの作品「オッペンハイマー」を先?に見ている自分である。順を追ってみてきた人のような豊饒は持ち合わせ得ないけれど、ランダム鑑賞者にはランダム鑑賞者なりの諦観(!)に浸ることになる。



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「オッペンハイマー」(2023)⇔「物理村の風景 人・物理・巨人・追想をちりばめた宝石箱」⇔ボーア・仁科・坂田

2025-02-03 | _よむ__
ここで、「物理村の風景 人・物理・巨人・追想をちりばめた宝石箱」を再読してみることにした。
◯ 2022-05-12に読んだ頃には、ニールス・ボーア/仁科芳雄/坂田昌一…、もちろん?著者の亀淵迪さんに至っても、誰が誰だか分からず読書だったんですが、
今回、分かる~(^^)/。知ってる知ってる。亀淵さんて益川さんと近き人だったんですね。などと、ここに書こうとすると表現はあやふやになってしまいますが、友だちの友だちは友だちだみたいなノリで読むことができた。

◯ 1945年4月、亀淵さんは旧制第四高等学校・理科甲類の2年生。金沢医大に疎開していた理研仁科研究室の「宇宙線実験室」に勤労動員派遣されている。4月から8月までの動員期間中、仁科さんが2度来沢(来沢って言うんですね。ライタクで変換できなかった。)。亀淵さんが仁科さんを見掛けたのは、この2回が最初で最後。(p.289~)
四高から理研への勤労動員数は20名。ほかに一高・自由学園・東京女高師からも派遣されていて、「昼休み時間には、皆でバレーボールをやって打ち興じた」と亀淵さんが書いている。一高・自由学園・東京女高師。勤労動員ってそんなに遠くからも派遣されたものだったのか。それとも、理研仁科研究室の「宇宙線実験室」という特別な組織だったからなのだろうか。
◯ 1962年3月、亀淵さんは留学でロンドンに住んでいる。研究室メイトのチリ人物理学者のカメラ購入にアドバイザーとして付いていくことになり(日本人は、「カメラの国から来たカメラ人間」と見なされていたみたい。)、ついでに近くにある「面白い」写真スタジオのショウウインドウをのぞいて行かないか、と提案されている。(p.254~)
その写真スタジオに置かれていた作品が凄い。錚錚たる顔ぶれ。スタジオの主、ロッテ・マイトナー=グラーフさんに物理学者の二人が話を聞いているうちに、彼女がリーゼ・マイトナーの姪であることが分かり、二人は重ねて驚くことになる。
リーゼ・マイトナーという人は、1938年のハーンとシュトラスマンによるウラニウム関連実験を初めて理論的に確認した研究者。。。。こんな風にここに書き写していてもちんぷんかんぷんです、なはずが、「1938年のハーンとシュトラスマンによるウラニウム関連実験」に関わるシーンを「オッペンハイマー」(2023)に見たかも?とまた再生し直して探す探す。あった!あった、って、あってそう不思議ないことに一人騒いでおります。その映画の中でそのニュースに驚いたアルヴァレズがオッピーを探しに全速力しだし、この本の中で物理学者二人がその写真スタジオ主がリーゼ・マイトナーと親戚関係であることを聞くに至って驚き、この私がそれらの事を目にして何が何だか驚いている。

どこか 家族合せかるた遊び みたいな読書傾向になってきております。面白いのでよしとしている。



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