<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

わたしは物質ではない 自由だ

2016年04月20日 09時26分49秒 | Weblog

色は空に異ならず 空は色に異ならず 色は即ち是空なり 空は即ち是色なり 受も想も行も識も亦復(またまた)是くの如し 舎利子よ 是の諸法は空相なり 生ぜず滅せず 垢つかず浄(きよ)からず 増えもせず減りもせず 是の故に空の中に色もなし     「摩訶般若心経」より

 

 

わたしは物質ではない。自由だ。固定されてはいない。束縛を受けていない。物質であれば生滅するがわたしにはそれがない。物質であれば垢がついたり浄くなったりもするがわたしにはそれもない。増えたり減ったりするわけがない。一切は空であって、物質としての現象はあくまでも仮のものだ。わたしが神になり仏と成るための教材としてあるだけだ。

 

さぶろうは今朝ここのところをこんなふうに読み替えてみた。さぶろうは物質ではない。その一部は物質ではあるがそれで終わってはいない。物質で終わるわけがない。物質は便利だから目に見えて形が出来て数えることも出来る、所有を主張も出来る。でもそれはあくまでわたしの成長のための教材に過ぎない。教材をわたしの全体と見誤ってはならない。

 

 

さ、外に出ていこう。いい空が見える。大地は春だ。光があふれている。梅や桜が終わって今度はツツジだ、牡丹だ芍薬だ。わたしも光の粒子になって飛び跳ねよう。

 

死にはせぬ何処にも行かぬ此処に居(を)る 此処におらぬが何処にで居(を)る

 

 

言葉も意思もみな物質の名称を借りて遣り取りが為されている。これを経ないでは意思の疎通すらままならないのだった。物質を軽んじてはならないぞ、いいかさぶろう。

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水色の空がいい 無限大がいい

2016年04月20日 06時31分11秒 | Weblog

寒い。いい空だ。すっきりしている。低減した青の、広がり具合がいい。僕が重たい物質でなければ今日あたりはずっと空を住処にしていたいものだ。いずれ物質ではなくなる時が来るが、それまで手をこまねて待っていられるかどうか。いま出来る方法は瞑想か幽体になって肉体を離脱する方法しかないように思われる。(ほかにも方法はあるのかもしれない、うんとうんと)

擬態という手もある。なったふりをするシミュレイションだ。化ける。烏賊や章魚でもこれをする。賢い。体の色を透明にしたり赤くしたりする。お化けも化けている。化けるというのは、しかし、変化が巧みだというだけのことなのだが。お化けでも出来るのだから、何かないか。僕に出来ることはないか。隠れ蓑という発明品がもうやがて生産されてきてもおかしくはない。透明人間になるのはそう難しいことではなさそうに思えるのだが。

地上のダイナサーは鳥に化けた。長い進化を経てだが、大空を行く鶴にも化けた。蜻蛉に化ける。水蒸気は霞に化ける。霧に化ける。雲に化ける。幽霊ゴーストは、人から恐がられるが、恐がらせるのはこれも一種の誤魔化しで、秘密維持を謀っているだけかもしれない。シークレットは盗まれないことが肝心だ。案外あれで何かひそかな楽しみごとをしているのかも知れない。何かは分からないが。

いい空だ。水色の空がいい。広がりがいい。無限大がいい。僕のエッセンスは無限大でいられるのではないか。ここを飛び去る方法はないか。飛べない人間として固定したままでいるのはかなわない。自由がない。窮屈だ。お昼頃には一人すういすういミズスマシのようにして大空を滑っていたいものだ。魅惑する青空の青色だってしかしあれは瞳が捉える太陽光線の魔術。青空へ上がっていけばそこは眩い白色光だけなのかもしれない。

 

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