<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

こころの食事 たましいの食事 五感の食事

2016年04月24日 12時54分17秒 | Weblog

こころも食事をする。魂もする。それぞれには胃袋がある。その空腹が頻繁だ。さっき食べたばかりなのにもう腹を鳴らす。刻々にものを欲しがる。しかし、贅沢者だから何でもいいという具合には行かない。それから、どちらにも喉があるらしくて喉を嗄らして水も欲しがる。渇きを訴える。潤うと黙る。だがしばらくするとまた騒ぐ。喚く。叫ぶ。走り出す。厄介この上もない。

目もそうする。耳もそうする。鼻もそうする。皮膚もそうする。五感はみな貪欲だ。欲しがる。欲しがれば与えてやるしかない。それが頻繁だ。だからその全部の世話をするのが一苦労だ。目には美しい風景を見せてやる。耳には美しい音楽を聞かせてやる。鼻は獣だ。野蛮だ。皮膚の訴えにはどう対処するか。膨らんでいるもの、柔らかいもの、血が通って温かいものを撫でて触りたがるので、困る。めったにそんなものが手近にあるわけがない。だからいつもいつも不平を鳴らしてばかりだ。

午前中はこころの食事にエッセー集の本を読んで聞かせてやった。いい気持ちになったらしくこころはそのうち寝てしまった。魂の食事には仏典朗読をした。一応これで満足をしたらしくて大人しくなった。しばらくはもう注文が来ないかと思って高を括っていたらまただ。お呼びだ。今度は何をしてあげたらいいというのだ。

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お昼はカレーうどん 1玉19円の

2016年04月24日 12時40分04秒 | Weblog

お昼はカレーうどんだった。カレーは一昨日に作ってもらっていたもの。立ち寄ったスーパーでうどん玉が1玉19円だったので3玉も買って来てしまった。1玉をさっそく食べてしまった。うどんを食べ終わると後にカレーのスープ部分が残ってもったいないと思ってそこにご飯をよそってすべてを胃袋に収めてしまった。がめつく。お腹は満ちた。後は昼寝が待っているだろう。午前中は外に出て土いじりをして遊んだ。小さなシャベルで硬い土を掘り進んだので手の平の中心が肉刺(まめ)になって赤い。ひりひり痛い。天気は曇り。降りそうで降ってこない。

芍薬が庭のあちこちに蕾んでいる。もう咲いているのもある。どんどん株が広がって行くようだ。牡丹は芍薬の根に接ぎ木してあるから、牡丹の下から芍薬が芽生えてきてやがて陣取ってしまうこともある。そうさせないためには株元に高く盛り土をしてあげればいいらしい。牡丹園の方にそう教えてもらった。牡丹の枝は、これを傾けて土で覆っておくとそこから根が出て茎が出て独立させることもできるということだった。これは知らなかった。でも、牡丹は堅い木だから、傾けると折れてしまいそうだ。

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毎朝が新調だ

2016年04月24日 06時33分41秒 | Weblog

毎朝、新調してもらう。来る日も来る日も新しく。僕が着る服が僕に届くのだ。僕はそれに腕を通す。これでさっぱりする。生き生きとする。服にはきっと日ごとの装いが凝らされている。僕はそれを目敏く見つける。風のスカーフの中に赤、黄色の草花が踊っている。こうして僕は来る日も来る日も幼くなる。幼い子供になる。子供の頃の遠足の日の朝になる。新調の服が鼻元にくううんと匂ってくる。

 

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今日は聚落の道公役 川公役

2016年04月24日 06時07分23秒 | Weblog

おはよおはよおはよ。おはよが軽く三段跳びをするほどに爽やかな朝を迎えている。夜が明けたのだ。大地が明るくなっている。庭はいっせいに緑を敷き詰めている。それがみんな命だ。湧き上がって湧き上がっている。そこに春の花が踊っている。いろとりどりの装いを凝らして。僕に投げキッスをして誘って来る。誘われるなんてなんとラッキーなことか。僕はおはよおはよおはよの三段跳びをして軽くなる。

2016年4月24日。今日もいい日だ。なにしろ生きている。目が開いている。空がある。山がある。空気がある。

今日の日曜日は、我が聚落では道公役(くやく)川公役。住んでいる者が一戸に一人ずつ労働を提供し合う。聚落を走る道路、農道、畦、小川、溝、用水路、消防用水に至るまでの清掃活動をする。僕の麻痺の足ではみんなの足手まといになる。それを気遣って家内が参加してくれる。すまないと思う。お昼には終了する。僕は家内に「お疲れ様」の声を掛ける。

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