今日は畑仕事もしなかった。サイクリングにも行かなかった。さぶろうの調子がいまいち上がらなかった。
雨が降っていたのでどうしようもなかったのだ。その代わり雨のドライブをした。往復80kmくらい。帰りがけに睡魔に襲われてしまって困った。43度の熱い温泉に浸かっていると身心が豆腐になった。これが誘因だったかも知れない。目が潰れてしまいそうになる。これじゃ事故を起こして仕舞いかねない。さぶろうはビンタを張った。何度も何度も。左手で左の頬を。右手で右の頬をバチバチ叩いた。それでもなかなか眠気が引かなかった。
思い切って車を止めて外に出た。小雨の中をしばらく歩いた。これで改善した。家に着く間近のところで、しかし、また同じくらい強度の睡魔が襲った。これには耐えに耐えた。帰宅したらそのまま炬燵に寝転んで熟睡することになるだろうと思っていたのに、いざ帰宅したらこの予想は外れてしまった。危うい危ういという状況が睡魔には好都合だったのであって、そうでなくなると途端にそれは不活発になってしまったようである。眠っていいときには眠気はとれてしまうもののようだ。眠ってはいけないいけないというこの緊張感が睡魔の温床だったようだ。
今日は畑仕事をしなかった。いつもしていることをしないと不満足ぎみだ。サイクリングもできなかった。明日の天気予報はどうだろう。晴れたら一番に納屋から自転車を引きだして来て、野原の春風に吹かれながらペダルを漕ぐことにしよう。たったこれだけでさぶろうは怪気炎が上げられるのだ。