「サンマのポーポー焼き」
主な伝承地域 いわき市
主な使用食材 サンマ
歴史・由来・関連行事
いわき市には「いわき七浜」と呼ばれる七つの浜があり、その周辺には多くの漁港がある。一年中多様な魚介が水揚げされているが、特に秋に盛んに漁を行っているのが、サンマである。サンマを使った郷土料理も多く作られており、みりん干しや焼き魚、南蛮漬けなどいろいろな料理があるが、中でもよく食べられているのが「ポーポー焼き」。さんまをミンチにして、ハンバーグのように丸めて焼く料理。サンマを炭で焼くときにサンマの油で火がポーポーと燃えあがることからこの名が付いたとも言われている。
食習の機会や時季
もともとは漁師が船の上で食べる料理として親しまれていた。秋の時期は新鮮なサンマが獲れるため、これを新鮮なうちに船内でたたき、調理する。
飲食方法
下処理したサンマを包丁でたたき、味噌、生姜、みじん切りにしたねぎ、片栗粉を加えて丸める。オーブンかフライパンで焦げ目がつくまで焼き上げたら完成。
保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
いわき市内では、各加工業者の工夫をこらした製品が冷凍食品としてスーパーで販売されているほか、海産物専門店で惣菜として販売されている。また、いわき市ではサンマのポーポー焼きの作り方を教える料理教室を開催しているほか、小学校の給食の献立としても提供。継承の取り組みを積極的に行っている。
*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/30_4_fukushima.html より
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