ぽぉぽぉたんのお部屋

季節の移ろい、道ばたの草花、美味しい食べ物、映画や友人のこと、想いがいっぱいの毎日をお話します

 eichi. エイチ チキンソテー

2022-10-22 | 美味しかったぁ~
12時を回っていましたが、階段を降りるとガラスの向こう側はほぼ満席状態
カウンターもいっぱいで
テーブル席には グループやカップル、女性お二人さまと
それぞれのランチを楽しんでいるご様子

時間的にも、しばらくは空かないわねぇとあきらめかけていると
二人席用に椅子を加えて、三人席にとの提案があり
迷いながらも少し待っての入店となりました。

何とか収まったものの、通る空間を開けようと
椅子をいっぱいに詰めての着席となり
やはり窮屈感は拭えませんが
仕方ありません。
おしゃべりとメニュー選択で紛らわすしかないようです。

パスタは日替わりの素材を使った3種、ペペロンチーノ、トマトソース、カラスミ
ん~~~今回はパスタはやめにして、
ポークグリルかチキンソテーかと大いに迷って
チキンに決定しました。

プラス200円で
ジェラートのデザートをつけるのも怠りなく済ませ
珍しく私たちは三人三様のオーダーになりました。

そのうちに次々とスープやらサラダやら、フォカッチャが来て
メインのお皿が加わるとテーブルの上はもう満杯です。
あっぷあっぷ状態にランチをゆったりと
という雰囲気にはほど遠いと半分途方に暮れているうちに
13時近くになるとお隣が空きました。
テーブルをつなげていただいたあたりから救われました。
こんなにも違うものかしらと思うほどに
やっとゆったりとした雰囲気が戻ってきてほっとしました。

チキンソテーはかなり薄味で
添えられたタルタルソースをつけて食べると
幾分救われましたが、
シンプルあっさりタルタル風マヨネーズと
シンプルあっさりソテーで物足りなさを感じてしまいました。

久しぶりに外食でライスを食しましたが
ピカピカの新米で少し硬めに仕上げてあり美味しくいただきました。

フォカッチャ付きのトマトソースのパスタは想像と違っていて
辛みが効いていて大人の味わいだったようです・・・

ジェラートを堪能してコーヒーを味わい
ほおっと一息

いつか私たちも
みんなでワインを傾けて
ゆったりまったりとコースを味わいたいものです。
あるいはディナーでのアラカルト女子会もいいかもしれませんね。

  




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「秘密の森の、その向こう」

2022-10-22 | 映画のお話


時空をこえた少女たちの出会い
森の向こうに同じ家があり、少女たちがお互いの家族とふれあう不思議さ
当然のように、お互いの家族とふれあうあたりから普通の作品とは違う
静かで澄んでいて、少し温かいような陽ざしがきらめいていて、
秋という季節も 青と赤の効いた彩りも寂しく物悲しいけれどただ美しい。

登場人物は
少女二人とその母親たちと、父親のたった5人
冒頭の祖母のいた病院か施設のようなところの住人たち数人

原作はPetite mamanで「小さなママ」なのだろうが
邦題の「秘密の森の、その向こう」は意味深で雰囲気がある感じだ

時間的には短い作品のはずなのに淡々と進む物語はそれを感じさせなかった
不思議な世界でそっくりな少女たちを見比べながら 後半は過ぎていってしまった

Adieu / アデュー / さようなら
それぞれの部屋の老人たちに少女がさようならと声をかける場面から始まる
みんなもアデュと返すのだがそれぞれに違うニュアンスだ
でもネリーは亡くなった祖母にはちゃんとお別れのあいさつをしていなかった
また会えると思っていたから・・・

片付けのために祖母の家に数日留まることになり、ネリーは母の作った小屋があると聞き
近くの森に出かける
だが、母マリオンは思い出があふれかえる実家に耐えかねて翌日姿を消してしまう
二人にとって祖母の死はあまりにも大きくて深いものだった

母が話していた子供のころに作った小屋を探してネリーは森にまた出かける
そこで出会った少女は年も同じ、背丈もおもざしもそっくりだった。
二人はすぐ仲良くなり一緒に小屋づくりを始める

少女の名はマリオン、
ある日、マリオンの家に遊びに行くとそこは同じ祖母の家だった
こんなに不思議なのにネリーは驚くことも恐れることもなく父にも話さない
そうして不可思議だが
お互いに祖母の家を行き来し、たじろぎもせず二人はただそれを受け入れる
果たしてそんなことがあるはずはないのだが私はただのめりこむように観入る

悲しみに耐えかねていなくなったネリーの母のマリオンは
いまネリーと同じ8歳の少女の姿でママと暮らしている。
ママは亡くなった祖母だ
彼女の作ったスープを味わい、誕生日のケーキを食べ、マリオンの手術前夜を一緒に過ごす

8歳のマリオンはネリーの家でネリーのパパとも会い言葉を交わす
二人は未来の世界で結婚しているのに
あまりにも不思議なのだが 物語は淡々とすすんでいく
そんな風に毎日が過ぎてゆくのだが
森の秋のいろどりがなんとも美しく寂しく悲しいのだ

二人だけの秘密
手術の日、ネリーは別れ際にマリオンのママにお別れを言う
愛情豊かな優しい若い祖母の姿がある

母が31歳の時に祖母はなくなったから、わずか23年前のでき事なのだ。

森の中で走り回る少女たちはしなやかで何か懐かしい感じがする
不思議だけれど誰も驚かず叫ぶこともなく日々は過ぎてゆき
帰ってきていた母にも同じ年の少女だった時があると知ったネリー

皆優しい、ただただ優しい、
こんな殺伐とした世の中だからか
なにかしら救いの世界に踏み込んだような癒しが私にも感じられた

人はこうやって喪失と癒しを繰り返していくのだろう
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする