お蕎麦屋さんがあると聞いて、ピッツァと迷っていたが
朝食のビュッフェで普段の何倍も食べてしまったので
お蕎麦にしようと決まった。
「スズメのお宿」というちょっとかわいらしい名前のお蕎麦屋さん
ご主人がおひとりでなさっているので
お蕎麦のような調理はなかなか大変だろうと思った。
二番人気の鴨葱汁とのセットをお願いした。
それでも、ワンオペの忙しさからの慌ただしさは
まるでまとっていないような
とても優しい物腰で対応なさるのが不思議なくらいだった。
お蕎麦を持ってこられての説明は
まずはお塩で、それからわさびとお塩で、
そうして冷たいつゆと
湯気の立つ鴨葱のおつゆで
さらに、辛み大根のサラダにも少しお蕎麦を入れて食べてみてくださいと
おっしゃる。
お蕎麦に敷いてある風情ある枯れかけの木の葉のように
お塩もたたずまいもみな違っていて
1人目はピンクやグレーのペッパーが混じっていて
2人目はただの白い塩に見えた・・・
3人目は塩昆布のようなものが入っていたし
4人目はペッパーが隠れていたみたい
5人目はどうだったのだろう・・・
この違いは何だろうかと聞いたつもりだったが
思ったような答えが返っては来なかったのが残念
帰って急ぎの店主を引き留めてしまった後悔だけが残ってしまった。
たまたまいろいろな部分が入っただけのことだったのだと思う。
最後にはきちんと蕎麦湯も来て、
一つだけでは、温かいつゆ、冷たいつゆに足していただくには、
ちょっと5人分には足りない感じがしたけれど
まあ何とか間に合ったみたい。
鴨葱と同じお値段の600円のステーキ丼がとても気になった。
随分と昔、うどん都市大阪の街のとある蕎麦屋で、
各地のこだわりの塩で
お蕎麦を味わったことを思い出した。
そばは田舎そばではなかったと思う。
私には
そばの香りや塩との旨味はあまり感じられなかったが
具沢山の鴨葱汁はなかなか味わい深かった。
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