山本敏晴氏講演会を聴いて

「宇宙船地球号」というNPOを主宰し、国境なき医師団を経てのシエラレオネ・アフガニスタンでの国際援助活動体験からの著作が有名です。
医師・写真家というより、実業家的なイメージ大でした。考えさせられる事が多く、難しい講演でした。彼も矛盾の中で地獄の苦しみを味わいながら活動しているとのこと。
本当の意味での国際協力をするために、私たちにできることは何だろう？
寄付行為や実情を理解した気分などで自己満足をしていた私たちに本音の言葉が沢山投げかけられました。
「その場限りの寄付をして継続しないなら、寄付した先の決算報告をチェックしないのなら、寄付の行方を調べようとしないなら、寄付などしないほうがマシです。」「人間の愛情とは逆の憎しみやねたみなどの感情より最低なのは無関心という事です。」
大国の利権の中で宗教と人種の中で争っている現在、地球号を上手にコントロールしてゆく船長が彼のような人々なら乗員も何とか協力しなくてはと思うのですが・・・