てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

誕生日前夜の夢

2007-10-02 20:52:34 | ファミリー
 今日は義父の満91歳のバースデー・イブ。おでん、赤飯、ワタリガニ、サワラの刺身を持参してささやかに祝った。勿論、好物の酒も忘れずに。

 二男のカニ好きは、紛れもなく義父のDNAを受継いでいることを新発見した。あまりにも旨そうにしゃぶるものだから、誕生日プレゼントを着るものや他のものに代えて、「酒とカニとサワラ」にして、大正解だった。
 義父はプレゼントの返礼に、昨夜見たばかりの夢を披露してくれた。

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 家族みんなで出かけ、気がつけば山の頂に独り取り残された。はて困ったことになったなと思案していると、大好きな馬が居るではないか。「たっての頼みを聞いてくれ」と頭を下げて、山の麓まで連れて降りて貰うことになった。

 颯爽と馬の背に跨り麓を目指した。ところが行けども行けど雲の下が見えて来るどころか、ますます険しい谷に差し掛かった。一計をめぐらし術を掛けて、“鵯越の逆(坂)落とし”よろしく、馬もろとも一気に駆け下りた。

 そこはどうやら海の近くで、道が幾本にも分かれている。そこでは頭巾に鼠色の装束をまとった忍者(どうも死人?)たちが、右へ左へ忍び足で動き回っている。しかも無言のまま。

 知らぬ間に馬も居なくなっている。忍者に「どの道を選ぶべきか?」と呼べど答えず、気色が悪いばかりで「こんなところへ一緒に居たのでは堪らない」と思い至った。
 仕方がないので、また術を使って、何とかその場を逃れることに…。

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 ここで無事目が醒め、事なきを得た。隣の部屋で寝ている義弟によれば、随分とうなされていたそうだ。あのまま忍者と行動を共にしていたら、彼岸へ渡っていたやも知れない。夢の中の忍者は、最近相次いで先立った知人たちに違いない。
 先日部屋の模様替えをして、義母の仏壇の傍にベッドを置いている。このような夢を見るのは、漂う線香の煙なども影響しているのかも知れない。
 おめでたいバースデー・イブの前夜に見たという、ショートストーリーに少しばかり考えさせられた。

コメント (6)
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