てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

ミミさんの突然の訃報

2007-10-19 16:38:37 | スポーツ
 昨日の木原光知子(愛称ミミ)さんの突然の訃報に驚愕した。

 今朝の山陽新聞は、1面トップで報じ、5面には特集、更にコラム、社会面、スポーツ面でもそれぞれ関連記事を掲載するという異例の扱いである。郷土にとって、それほどに大きな存在であったということ。

 この訃報に接し、わが高校時代を想起した。“ミミさん”はわれらのアイドル的存在であった。1年下で、わが母校と彼女の通う岡山・山陽女子高はすぐ近所だった。
 既に中学時代に頭角を現した彼女は、高校1年生で東京五輪(1964年)に出場し4位に入賞した。それから今日までの活躍ぶりは、皆さんご承知の通り。
 当時、山陽女子高のセーラー服に彼女の姿を重ね、胸をときめかしたものだ。

 山陽新聞社のインタビューでは、子どものころの思い出をうれしそうに語っている。
 「夏休みは午後から友達と待ち合わせて、岡山県営プールへ行って泳いで。毎日、ようあんなことしてたなあと思いますよ。帰りに友達のお好み焼き屋へ行って、おばちゃんに大きいのを焼いてもらってね。へらで食べるとおいいしいのよ」。

 このお好み焼き屋のおばちゃんこそは、かみさんの従姉妹にあたるK濱さんである。K濱のおばちゃんは、平成15年10月12日に88歳で死去、形見分けには趣味でコレクションしていたハンカチを貰った。そして娘のH子ちゃんは、ミミさんと中学校が同級、仲良しの一人で家に遊びにみえていたと聞く。

 水泳を通してのスポーツ振興はもとより、岡山を全国区に知らしめた功績は大きいだけに、あまりにも早すぎる突然の死は悔やんでも悔やみきれない。岡山には92歳と88歳のご両親が元気に暮らしておられるが、逆様事(さかさまごと)ほどの親不孝はない。親御さんの悲しみは心中察するに余りある。
 ご冥福をお祈りいたします。
コメント (8)
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