てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

深まる秋

2007-10-31 08:46:13 | 気象・気候
 

金木犀が終わりに近づいている。

先日の雨に祟られ無残に花が散っている。

金色の雪が降り積もったように地面は橙色の花で覆われている。

数週間前にはむせるほど香っていた、あの匂いはもうほとんど消えている。

気付けばもう神無月も晦日。


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金木犀に吹く風 歌と文 いざわひさよ

木犀の季節終わりて街がまた透明な風とり戻す夕(ゆう)-1997年-

木犀という植物には金と銀があるらしいが、私たちがよく目にするのは金のほうである。
だから、勝手な思い込みかもしれないが、金木犀の香りがしているあいだは、街が金色の「もや」にかかっているような気がする。
空気は半透明。香りとの相乗効果で、少し酔った気分にさえなる。
その香りがいつのまにか消えると街は透明な空気をとり戻し、冬への準備に入る。
そんな空想にふけってしまうのは私だけだろうか。 

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コメント (8)
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