てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

フラガール

2007-10-09 22:21:52 | 舞台、ライブ
 遅ればせながら、やっとDVDリリース盤で「フラガール」を観た。第30回日本アカデミー賞では最優秀作品を始め4部門を総なめにした。また他にも数々の賞を受賞をした話題作である。
 監督李相日(リ・サンイル)氏は、1974年新潟県生まれの在日コリアン三世で、同作品で日本アカデミー賞の最優秀監督賞を受賞した。また同映画のプロデューサー石原仁美さんは、岡山県倉敷市出身である。

 そもそも「フラガール」のことは、映画封切りの際にエンピロさんのブログ「2006/9/23映画フラガール公開」で知り、是非とも鑑賞したいと思いながらも今日まで打過ぎていた。
 再度「2007/10/6フラガールテレビ初放送」の紹介があり、またもやテレビ放映のチャンスまでも見逃したことに気付いた。そこで矢も盾もたまらなくレンタル店へ走った次第。

 劇中の松雪泰子は直情型のヒロインを、体当たりの熱演だった。「ソロで踊るシーンのため、撮影前の2カ月間、バレエ、フラダンス、タヒチアンダンスのレッスンを毎日計6時間積んだ。」というだけあって、タヒチアンダンスは見事であった。

 そして秀逸は蒼井優。初めて見る女優だが、ミュージカル「アニー」(1999)のオーディションで、1万人のなかから選ばれデビューしただけのことはある。この作品での最優秀助演女優賞も納得した。際立つ演技力と繊細な雰囲気には、女優としての力量を見せつけられる思いがした。

 映画の舞台が、エンピロさんの住む福島県ということで、特に興味を持って観た。全編を通じて福島訛りが温かくてよかった。
 30年前の初海外旅行ハワイで何気なく観た本場のフラダンスを想い起こし、今更ながら「フラダンス」の真の意味を噛み締め、しみじみ味わった。
 最後に小欄「2006/8/28心に沁みる“ALWAYS三丁目の夕日”」で書いた、『ALWAYS 三丁目の夕日』をも想起した。ともにブログご近所さんの紹介により、観ることができた映画で、近年の快作だと思う。お二人さん、どうもありがとう。

【参考関連サイト】
映画「フラガール」オフィシャルサイト
映画『フラガール』公式ブログ
映画「フラガール」のご案内
スパリゾートハワイアンズ

コメント (6)
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