てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

春があれば冬もある

2008-03-19 16:18:48 | ビジネスと社会
 先日来の小中学校の卒業式に続いて、今日は県内公立高校の入試合格発表があった。新聞やテレビでは『1万2,800人 念願の“春”』などのタイトルとともに、肩を抱き合って喜ぶ姿や、ケータイで吉報を入れる様子を報じている。

 三男の高校受験の際、合否フィフティフィフティで発表に臨んだ時のこと。この目で掲示板を確かめる勇気はないくせに、倅に対しては「幸い自分の名前を見つけても、落胆している人もいるのだから、人前で絶対に喜びの表情は見せるな!」とだけいって車で待機していた。

 やがて倅とかみさんはそのことを実践し、喜びを噛み殺して戻ってきた。案の定、泣きながら掲示板を後にする娘と入れ違ったという。

 合格発表に付物の、お馴染みの悲喜こもごもの光景だが、16歳やそこらで小さな胸を痛めていることを思うと、心中を察するにあまりある。
 できることなら真に向学心ある者には門戸開放し全てチャンスを与え、そうでない者は卒業させなければ、それで済むのにといつも思う。
コメント (4)
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