町内の回覧板の文中に「後期高齢者」という言葉があり、うかつにも文脈から「後記」の間違いではないかと思い発信者に尋ねた。
すると「75歳以上の高齢者」のことを差すという。平成20年4月から実施予定の75歳以上を対象にした「後期高齢者医療制度」に由来するらしい。
<後期高齢者=75歳以上の高齢者>とは、聞き慣れないし一般的に認知されているとは思わないが、それはさておき、改めて新たな医療保険制度のことについて読み返してみた。過日岡山市の広報と一緒に配布された「後期高齢者医療制度のごあんない」というリーフレットである。
リーフレット(A4判-4頁)だけでは全容はよく分からないので、これを機にもう少し勉強をしてみたいと思っているが、はっきり見えてきたことは次の4点。
①高齢者から確実に、より多くの保険料を徴収する。(年金天引き)
②高齢者の医療を制限して、入院や長期療養をできないようにする。
③慢性疾患は、あらかじめ登録した「かかりつけ医」で受診しなくてはならない。
④保険料が払えなければ、保険証を取上げる。
長寿国日本を支えてきた、フリーアクセスをベーシックとした国民皆保険制度が、先ず高齢者から崩壊することを意味する。医療費を低く抑え、言葉は悪いが「年寄りはさっさとくたばれ」といわんばかり。
後期高齢者の方々は、戦後日本の復興に尽力してきたいわば功労者である。これでは恩を仇で返すことに他ならない。さらに次なるターゲットこそは、我々団塊の世代であると考えられるが、あながちひがみでもなかろう。はっきりいう。後期高齢者医療制度こそは当世姥捨て山である。
姥捨て山の話に登場する元凶・わがままな殿様も最後は、若者の「年寄りは、体は弱くなっても、若い者より物知りです」の言葉に促されてしばらく考えた。「その通りだな。わしが間違っていた。もう年寄りを山に捨てるのはよそう」と改悛し、若い者は年寄りを大事にするべしというお触れを国中に出したそうな。
すると「75歳以上の高齢者」のことを差すという。平成20年4月から実施予定の75歳以上を対象にした「後期高齢者医療制度」に由来するらしい。
<後期高齢者=75歳以上の高齢者>とは、聞き慣れないし一般的に認知されているとは思わないが、それはさておき、改めて新たな医療保険制度のことについて読み返してみた。過日岡山市の広報と一緒に配布された「後期高齢者医療制度のごあんない」というリーフレットである。
リーフレット(A4判-4頁)だけでは全容はよく分からないので、これを機にもう少し勉強をしてみたいと思っているが、はっきり見えてきたことは次の4点。
①高齢者から確実に、より多くの保険料を徴収する。(年金天引き)
②高齢者の医療を制限して、入院や長期療養をできないようにする。
③慢性疾患は、あらかじめ登録した「かかりつけ医」で受診しなくてはならない。
④保険料が払えなければ、保険証を取上げる。
長寿国日本を支えてきた、フリーアクセスをベーシックとした国民皆保険制度が、先ず高齢者から崩壊することを意味する。医療費を低く抑え、言葉は悪いが「年寄りはさっさとくたばれ」といわんばかり。
後期高齢者の方々は、戦後日本の復興に尽力してきたいわば功労者である。これでは恩を仇で返すことに他ならない。さらに次なるターゲットこそは、我々団塊の世代であると考えられるが、あながちひがみでもなかろう。はっきりいう。後期高齢者医療制度こそは当世姥捨て山である。
姥捨て山の話に登場する元凶・わがままな殿様も最後は、若者の「年寄りは、体は弱くなっても、若い者より物知りです」の言葉に促されてしばらく考えた。「その通りだな。わしが間違っていた。もう年寄りを山に捨てるのはよそう」と改悛し、若い者は年寄りを大事にするべしというお触れを国中に出したそうな。