てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

父の命日に団参

2008-04-10 16:27:33 | ファミリー
 今日は親父の祥月命日であり、折りしも16日~17日にかけて比叡山にお参りしてくる。いわゆる団参(檀信徒団体参拝)で、菩提寺安養寺のご住職並びに檀信徒の総勢26名である。

 比叡山延暦寺では、根本中堂において朝のおつとめがある。親父をはじめ先祖への供養、また家族や友人の福徳を御護摩御修行し、各々の思いを祈願する大きな功徳のある旅としたい。

 今回初めて団参に参加するのだが、ご住職と親しくなり、同じ菩提寺の仲間と知り合う団参を、単なる参詣ではなく、「道を同じくする仲間」を知る喜びに満ちた修行の旅になればと思う。

 行程には亀岡、京都嵐山、大原三千院などが入っているが、観光や物見遊山ではなく、ご住職と共に仏さまやお大師さまとのご縁を体感する巡礼・遍路・団参へと、その一歩を踏み出してきたい。

 余談ながら自分は、血肉分けた割には親父に全然似ていないと、これまで固く信じていた。ところが最近頓に家族や、親父を知る周囲の人から「お爺さんによく似てきた」と言われることがある。
 この言を待つまでもなく鏡に映る姿形に、我ながらぎょっとすることもある。親父が好んでしていたハンチング姿だが、近頃自分でもよく被る。その写真をみたひには、まるで親父そのものだ。
 「親に似ぬ子は鬼子」「親に似ぬ子は茗荷(みょうが)の子」とか言う。英語例では That which comes of a hen will scrape.(雌鳥から生まれたものは土を掘る)と言う諺がある。親に似ぬ子はいないはず。親父に似てきたことを、喜んでいいのかどうか複雑な心境である。
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする