必要こそ発見の母

　長い間パソコンを使いながら、せっかくの機能を使わずじまいが結構ある。また便利なフリーソフトウエアのことも。
　小生も３年前に電子町内会のウェブサイト管理に携わるようになってからは、パソコンの使い方について新しい発見があり、目から鱗が落ちる思いである。その具体例をいくつかご紹介。

1.パソコン画面を瞬時にコピーする方法
　パソコンで今見ている画面をコピーするにはキーボードの「Printscreenキー」を使うと、タイミングを失することなく瞬時にできて便利。
　詳しくは「PC画面をコピーするPrintscreenキー」を参照。

2.瞬時にPortable Document Format（PDF）データにする方法
　かつてはWordやExcelで作成したデータをもとに、ホームページ作成ソフトホームページ・ビルダーを使ってサイトを構築していた。
　ところが見事にレイアウトされた完全原稿を拝見するうちに、何とかオリジナリティを生かす術はないものかと考え、PDFデータに変換してそのまま使うことを思いついた。
　フリーソフトウエアXelo・クセロの『瞬簡PDF』のお世話になっている。『クセロPDF』でWordからPDFファイル変換の事例はこちら。

3.PDFファイルをWordやExcelデータに戻す方法
　2.の逆で、PDFファイルをWordやExcelデータに戻す方法だが、こちらはフリーソフトウエアは見当たらず、『速攻! PDF to Data 2 Pro』の体験版（インストール後14日間）を使っている。

　専用の変換ソフトを使わず、AdobeReaderでそのPDFを開いて、「ファイル」＞「テキストで保存」。そのテキストファイルをWordで読み込み、それをWordファイルとして保存する方法もある。
　ただそれだけではPDFのレイアウトは崩れるので、Word側でレイアウトをし直さないといけないし、PDFに画像が使ってあるなら、別途画像をPDFから抜き出さなくではならない。
　なお、そのPDFファイルが、テキスト書き出しを禁止しているなら、上記のことはできない。ある程度の手作業は覚悟しなければならない。

4.クリッピングソフトKamicopi
　『Kamicopi』は、まるで新分野雑誌を切りぬくような感覚で、簡単にWebページを自分のパソコンに取り込むことができる「スクラップブックソフト」。閲覧しているWebページを、マウスを使って簡単に自分のパソコンへ取り込むことができる。ページ内のすべての内容を取り込めるだけでなく、必要な部分だけを取り込むこともできる。さらに、Webページからだけでなく、Outlook ExpressなどのメールソフトやWordやExcelなどからも取り込むことができるので重宝している。

　この５年間、パソコンにさばっていて便利な手法を次々に新発見し、改めて次のような言葉が想起される。「必要は発見・発明の母」、「失敗は成功のもと」、「１%の"ひらめき"は99%の"汗"から」、「逆転の発想」などなど。