この4月より特定健診・特定保健指導(通称「メタボ健診・指導」)が実施となった。40歳~74歳までの健康保険加入者全員を対象とした保険制度である。これまで市町村が実施していた「基本健康診査」(基本健診)が廃止となり、医療保険者が保険財源を基に予防・公衆衛生を代替することとなる。
健診項目は従来のものからメタボリック症候群に特化しスリム化され、「早期発見・早期治療」から、「早期介入・行動変容」へと保健指導(健康づくり)偏重の体制へ転換される。市町村国保は各市町村の衛生部門から担当が変更になるだけではなく、これまで住民(基本)健診の対象だったいわゆるサラリーマンの妻(政管健保、各健保組合)の扱いや、市町村独自の上乗せ項目の扱い、受診券の配布など体制準備など整わず岡山県内の市町村国保は4月実施がおくれ、やっと6月から実施されたもの。
本日予約していたホームドクター
さとう内科を受診した。
昨年度と同様に、問診、血圧測定、血液検査、尿検査、心電図検査に加えて、がん検診(肺がん・胃がん・前立腺がん・大腸がん)の検査を受けた。
今回のメタボ健診・指導を受診して、いまひとつ解せないのが料金である。昨年と同様に岡山市が発行した※「無料券」を持参したので無料かなと思いきや、4,33円(特定健診料2,000円+前立腺がん検査料900円+心電図検査料1,430円)を請求された。昨年は前立腺がん検査料900円だけの負担だった。かみさんは昨年無料だったものが、今年は特定健診料として2,000円の自己負担があった。
何のための「無料券」なのか? 一度岡山市保健所で確認してみたい。
目下のところメタボ指針の4項目(腹囲、血圧、血糖値、コレステロール値)のうち、辛うじて血圧とコレステロール値が基準値内である。既に糖尿病治療薬アマリール1㎎は1日1錠から2錠に増量、高脂血症薬リポバスはリピトールに変えて処方されている。
結果が出るのは2週間後だが、前々から体重を7㎏落とすように申し渡されていながら、この1年間は±3㎏の範囲で増減を繰り返し大きな進展はなく、ウエストも僅か1㎝縮んだだけなので、今回の検査結果もあまり多くは期待できそうにない。
※「無料券」とは別に『70歳未満の方で、世帯主と国保に加入している世帯員全員が、平成20年度の市民税が非課税の方は、申請により自己負担金が安くなる「助成券」が交付される』そうだ。これに関しては、当初電話確認した際には担当者から説明がなく、当方が質して初めて教えてくれた。