てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

プロペラ機ながら…

2008-06-08 05:38:47 | ファミリー
 「ジェット機のように飛んでくれるのを願って治療に当たっているのだが、プロペラ機の蛇行飛行を見守る状態」とはおふくろの主治医の当初の言葉。

 一時は誤飲が起因する肺炎を疑ったが、幸いそれもなく、抗生物質の薬効から熱も下がった。食事については、液体こそはゴクンと音を立てて飲み干すのだが、流動食でさえいつまでも口をモゴモゴさせて、しまいには口からだす始末。
 そこで総合栄養流動食-明治メイバランス125ml(200kcal)に切り替えた。同時に牛乳(130kcal)なら容易に飲めるので併せて330kcalは確保できだした。
 一昨日から酸素マスクの世話にならず自力呼吸ができるようになった。まだ回復室から一般病棟には戻されないので油断は禁物だが、重篤状態は脱したようだ。

 昨日は弟家族が、嫁の悪コンディションをおして芦屋から見舞ってくれた。いうところの「親薬子薬」となったのか、いつになく顔元がよく、落ち込んだ目を大きく見開き、軽く頷くなど反応する。時には笑顔も見せる。言葉こそないがアイコンタクトができており、息子や孫の手を握り返して離そうとしない。辛うじて意思表示ができ、その生命力の強さに一同感激した。

 そもそもの右膝蜂窩織炎は、少しずつ良くなっている。依然としてプロペラ機ながらの飛行ではあるが、墜落だけはせず態勢を持ち直してくれるものと一縷の望みを託している。


家族の呼びかけに反応をみせる
コメント (8)
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