てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

終(つい)の車

2009-07-06 21:12:00 | 暮らしと生活
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 やっとの思いで求めた農業用軽トラック、早いものでもう12カ月点検の日を迎え、ドック入りに先立ち悪い予感がした。

 というのも、平成元年生まれの我が愛車、来年5月が車検である。燃費が頗る悪い以外は全く何の不具合もないのだが、4月10日から始まったエコカー購入補助金制度のことが頭をかすめた。

 案の定、点検上がりを待つ1時間半の間、弥が上にも噂の「エコカー減税車」に目を奪われた。営業担当者からさりげない素振りで一通りの説明を受けた。

 取得税・重量税(約15万円)が免税となる上、エコカー購入補助金(25万円)、都合40万円は妙味のある商いで、またとないチャンスである。

 はやる気持ちを抑えて一旦は家へ引揚げ、非番のカーマニアの長男を伴って、今度は長男が出入りのカーディーラーを訪れた。生憎担当のセールスマンが出張中なので商談は後日に譲り、取敢えずお目当ての車に試乗させて頂いた。我が家の車庫入れまで試してみると、バッチリと納まりが良い。
 車種によっては契約してから2、3カ月待ちだそうだが、たまたま希望する車は倉庫に2台あり即納可能を確認した。

 別途、T社のプ○ウスもマークしているが、こちらは我が車庫では少し手狭なので断念せざるを得ないだろう。

 自前の車としては、N社・ロ○レル→N社・スカ○ライン→T車・マ○クⅡと3台を乗り継いで40年足らずになる。義父のような特例もあるが、恐らく今回が終(つい)の車となるだけに、慎重に話を進めたいと考えている。後日の商談は全面的に倅に任せた。泥縄のそしりは免れないが、残るは肝心の資金調達だ。
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静岡の新首長

2009-07-06 19:42:00 | ビジネスと社会
 与野党が次期衆院選の前哨戦と位置づけた静岡県知事選は大接戦の末、民主党などが推薦する前静岡文化芸術大学長の川勝平太氏が自公推薦の坂本由紀子氏を破って初当選した。

 私は特に民主党の支持者でなければ、川勝氏のファンでもないとお断りした上で、遡ること9年、当時国際日本文化研究センター教授を務める川勝氏の講演を聞く機会があった。手元のメモによれば「21世紀日本の国づくり」というテーマだった。
 講演内容は、これからは多自然地域に居住空間をつくり、それを地域分権とあわせて推進して一極集中を打破し、生活スタイルを水・緑・土と親しめるように一新すること。直島(瀬戸内海の離島)を例に、自立した地方自治のあり方を説いた。21世紀の日本文明にふさわしいビジョンとして「富国有徳」を唱え、美しい国土を持つ世界に誇りうる日本列島、庭園の島(ガーデンアイランズ)構想を提唱したものだった。

 余談ながら、些か旧聞に属するが24年前に静岡新聞を研修に訪れたことがある。先方は自己紹介で「当社は県民から“静新”ではなく“しぶ(渋)新”と親しまれています。他所にはあって自社にない自慢のものが三つあり、それは<組合・灰皿・○○>です。」と仰った。肝心の三つ目を失念してしまった。静岡の県民性を伺わせるキーワードだった気がするのだが、何だったか一向に思い出せない。

 京都御所のすぐ南に生まれ育ち、静岡県にそれほど関わりのない川勝氏が、一カ月前まで知事選に出ようとは静岡県民の誰しも思っていなかったようだし、私自身も当選のニュースを聞いて初めて知った次第だ。現在の住まいは軽井沢にあると聞く。

 が、かつて川勝氏は木村和歌山県知事との対談で「ふるさとというのは自分が生まれたところと思いがちですけれども、『人間至るところに青山あり』と言いますように、必ずしもそうである必要はないと思います。僕はイギリスに6年ほど住んでいたのですが、英語にはハッピー・リタイアメント(幸せな退職・老後)という言葉があって、成功した人はカントリー・サイドに帰っていきますね。」と述べておられる。
 新首長のお手並み拝見といきたい。

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