
やっとの思いで求めた農業用軽トラック、早いものでもう12カ月点検の日を迎え、ドック入りに先立ち悪い予感がした。
というのも、平成元年生まれの我が愛車、来年5月が車検である。燃費が頗る悪い以外は全く何の不具合もないのだが、4月10日から始まったエコカー購入補助金制度のことが頭をかすめた。
案の定、点検上がりを待つ1時間半の間、弥が上にも噂の「エコカー減税車」に目を奪われた。営業担当者からさりげない素振りで一通りの説明を受けた。
取得税・重量税(約15万円)が免税となる上、エコカー購入補助金(25万円)、都合40万円は妙味のある商いで、またとないチャンスである。
はやる気持ちを抑えて一旦は家へ引揚げ、非番のカーマニアの長男を伴って、今度は長男が出入りのカーディーラーを訪れた。生憎担当のセールスマンが出張中なので商談は後日に譲り、取敢えずお目当ての車に試乗させて頂いた。我が家の車庫入れまで試してみると、バッチリと納まりが良い。
車種によっては契約してから2、3カ月待ちだそうだが、たまたま希望する車は倉庫に2台あり即納可能を確認した。
別途、T社のプ○ウスもマークしているが、こちらは我が車庫では少し手狭なので断念せざるを得ないだろう。
自前の車としては、N社・ロ○レル→N社・スカ○ライン→T車・マ○クⅡと3台を乗り継いで40年足らずになる。義父のような特例もあるが、恐らく今回が終(つい)の車となるだけに、慎重に話を進めたいと考えている。後日の商談は全面的に倅に任せた。泥縄のそしりは免れないが、残るは肝心の資金調達だ。