てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

半夏生

2009-07-02 09:54:00 | 気象・気候

わが畑に群生するドクダミハンゲショウ
(ハンゲショウではなく所謂ドクダミ)

 空梅雨かと思いきや、梅雨後期に入った途端に昨日はまとめて降った。特に九州北部が酷かったようだが、人的、物的被害だけは出ませんように。ここいら辺なら早明浦ダムに水がたまりますように、そして農作物にも程よく水が行き渡りますようにとひたすら祈る。

 今日2日は雑節の一つ半夏生。農家にとっては大事な節目の日で、この日までに農作業を終え、この日から5日間は休みとする地方もあるそうだ。
 また、この日は天から毒気が降ると言われ、井戸に蓋をして毒気を防いだり、この日に採った野菜は食べてはいけないとされる。

 今朝も田圃を見回ると、所々に雑草の取り残しがある。いつもなら涼しい折を見計らって田草取りをするところだが、逸る気持ちをぐっと抑える。

 関西地方では、田に植えた稲の苗がたこの足のように大地にしっかりと豊作になるようにとの願いから、たこを食べる習慣があると聞く。
 我が家ではたこ焼きの具、ちらし寿司の上置き、きゅうりなますには不可欠だし、煮てもまたよし。たこには血圧やコレステロール値を下げる働きのあるタウリンが豊富に含まれており高血圧や血管障害などの生活習慣病を予防する効果があるので打って付けだ。
 ただ当地では、「半夏生にたこ」は「土用にうなぎ」ほど定着していない。

 ほどなくして梅雨が明ければ本格的な暑さの夏到来。これに先立ってこの時期の健康に注意せよという意味で残しておきたい雑節「半夏生」である。
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする