
ウィキペディア「乃木希典」より
NHKの早朝のラジオ番組「今日は何の日」によれば1912年9月13日、明治天皇大葬の夕に、陸軍大将乃木希典が静子夫人とともに自刃、殉死された日だそうだ。享年62。
「うつ志世を神去りましゝ大君乃みあと志たひて我はゆくなり」(辞世の句)
私にとって「乃木希典」をキーワードで忘れてならないのは、小学3年生の時初めて書かされた読書感想文が、伝記「乃木希典」であった。その1冊も、感想文も手元に残っていないので内容は定かではないが、幼少期に事故により左目を失明したこと、古井戸の冷水をかぶって心身鍛錬に励む姿、カイゼル髭をはやしステッキをついた矍鑠とした晩年の姿だけが強烈に印象に残っている。殉死のことなど知る由もない。
当時、担任のY本先生の国語の時間に課せられる作文が苦手で、いつも逃げ出したい気持ちだった。それでも何故だか3学期には委員長を仰せつかり、両親から褒美に自転車を買って貰った記憶が蘇る。この記事を書くにあたって半世紀前の通知表を引っ張り出してみたが、その中から様々な想い出が去来する。肝心の成績についてはオフレコ。
小学校卒業でやっとY本先生とお別れ出来ると喜んだのも束の間、進学したK東中学校へ同じように転任され、同中学校でも3年間国語を教わった。