てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

芸術の秋を制す

2009-09-19 13:30:00 | 舞台、ライブ
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自身の作品を前にU住家族

風を感じるといわしめた入選作品「桜」

隣り合わせに両先輩の入賞作品が並ぶ

勤労者協議会議長賞「バングラデシュの少年」

入選作品「鬼面美女軍団」

写真の部・市長賞、難波陽子さんの「出番はまだかナ?」






 食欲、そして芸術の秋本番-。きょうから開幕の岡山市勤労者美術展(於岡山市デジタルミュージアム、~23日まで)を、10時の開館を待ってのぞいてきた。写真、書道、絵画の3部門に154点応募があり、その全てが展示されている。入賞作品は計86点。

 絵画部門では、幼馴染のU住が見事入選を果たしたと聞いていたので、一番にその絵の所へ駆けつけると、傍らで鑑賞しておられた奥さんが「おたくが描かれたんですか?(いいえ、友達です)この絵は好きです!風が感じられます」と話しかけられた。
 程無くして偶然にもU住夫妻が母親を同伴して訪れたので、しばし一緒に鑑賞した。

 先ほどの奥さんが仰るように、U住の作品はとてもビギナーとは思えない力強い筆致で、「桜」が見事に描かれている。
 彼は昨春リタイアしてから所在無くしており、奥さんが「どうもボケが始まったよう…」と冗談交じりに嘆くのを見兼ねて、大の仲良しであるかみさんが僭越ながら「絵でも始められたらどう?!」と勧めた。
 それがきっかけで、1年前から公民館の絵画講座に手を染めばかりでの快挙である。遅蒔きの開花ではあるが、改めて内に秘めたる能力に感心した。小欄「2009/3/1 高島公民館文化祭」で彼の処女作品「おめでタイ」を紹介している。

 一方、写真部門では元職場のF見先輩が市勤労者協議会議長賞の栄に輝いた。こちらは「バングラデシュの少年」を描いたものだ。彼の写真好きは現役の時から有名で、つとにその名を知られていた。
 最近では3年前の後楽園観蓮節で人込みを掻き分けてシャッターチャンスを狙っていたら、偶然にも隣り合わせになった。その後も、珍しいキノコ写真を物にして山陽新聞に取り上げられたり、山陽新幹線高架下に珍鳥が巣くっている様子を放映したRSKテレビにも映るなど、他にもここ一番という場面で何度もお目にかかっている。

 これまた偶然にもF見さんの左隣の入選作品は、同じく元職場のS藤先輩のものだ。彼も現役の頃から写真が三度の飯より好きで、風景写真を撮らせたら彼の右に出るものは居なかった。一時、吉備路を狙い続けて、キャンピングカーの中で夜を明かしシャッターチャンスを待ったという話は有名である。今回は風景写真ではなく、よさこい祭りのヒトコマを写した入選作品「鬼面美女軍団」。

 岡山市の勤労者や市内の事業所で働く人を対象とした美術展と銘打っているが、たまたま先ほど紹介した三方ともに、現在は仕事には従事しておられない。一線をリタイアして趣味の世界で悠々自適に暮らしておられる。残念ながら自分には絵心も写心もないが、かくありたいものと羨望の念を抱いた。
コメント (4)
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