てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

いつまでも夢を

2009-10-01 19:22:00 | ビジネスと社会



半田孝淳天台座主のご入場





永田法順住職による琵琶法要

体操競技さながらの森末氏の熱演
 

 


最前列に陣取る安養寺の檀信徒

2009年(平成21年)10月2日付山陽新聞より

 「祈願・世界恒久平和」をテーマに、「一隅を照らす運動 第10回天台宗岡山大会」が、県下126カ寺の檀信徒ら800人を越す参列者のもと、盛大に開催された。10年ぶりのことである。

 岡山開催にあたり特別に、第256世半田孝淳天台座主猊下、小堀光栓三千院門主、濱中光礼天台宗務総長、武覚超延暦寺執行らが臨席され、おことばを賜った。

 岡山の地から日本全国、アジア、そして世界へ、信心の気持ちと一隅を照らす運動の趣旨を発信した。

 席上、一隅を照らす運動の功労者215人に表彰状が贈られた。最高位の表彰に輝いたS村さんは、思いがけずかつての職場の取引先の方だったので、幕間に壇上のS村さんにお祝詞を差し上げた。当安養寺からはM岡、S村両氏が表彰を受けた。

 式典の後は、記念公演として日向の盲僧、浄満寺永田法順住職による琵琶法要があった。インパクトのあるだみ声で、延々と繰り返される琵琶の軽やかなリズムなれども、惜しむらくは語りの内容が、当方には殆ど理解できなかったことである。

 続いてオリンピック金メダリスト森末慎二氏による「あくなき挑戦」と題しての記念講演があった。
 森末氏は郷土出身者とあって時折岡山弁を交えて、オリンピックの裏話や、あたかもオリンピックの会場にいるような雰囲気で体操競技の次々を、まさしく“10点満点”での熱演だった。
 27歳で夢を叶えた森末氏が最後に「夢は死ぬまで持って欲しい。国語辞典には『夢は叶わぬもの、はかないもの、寝ている時にみるもの』と書いてあるが、アメリカの辞書では『ドリームはいつかは叶うもの』とある。日米どちらの辞書になるかは分からないが、大きな夢を持ってください」と締め括った。氏はこの後、今夜の便でコペンハーゲンへ、オリンピック招致を見届けに特使として出席されるとのこと。

 未来のある若い方々を相手ならいざ知らず、今日の出席者が年配者だけに、今更「夢を持て」といわれてもやや遅きに失した感は拭えない。せめて現在52歳の森末氏の夢が何なのか示して欲しかった。
コメント (6)
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