てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

あっけない最期

2009-10-18 20:59:00 | ビジネスと社会
 昨日の新聞でT山先輩の訃報を知った。あまりにも突然のことで驚いている。しかもまだ75歳とは少し早過ぎる。

 40年間の勤めを終えてからは、宅建資格取得やガーデナーなど常に新しいことにチャレンジ、セカンドステージを頑張っておられたが、先年誤って高所から落下して以来病院通いが続いていたようだ。

 小生が駆け出しの頃、デスクのT山さんの助務につき営業マンのイロハを教わった。その因縁から親しくして頂き、小欄「2007/9/4 夏山は呼んでいた」で記した常念岳、前後して笠ケ岳、白馬岳、槍が岳など4度の夏山登山を一緒した。その後、お互いに職場が変わっても何かと気にかけて頂いた。

 平成6年にT山さんが卒業後は、酔って呂律が少し怪しくも、長~い電話を時折頂き無事を確認していたのだが、そういえば最近プッツリと途絶えていたので、過日もある方とT山さんのことを噂したばかり。

 本日の葬儀において、喪主のご長男の挨拶冒頭、「仕事上酒の付き合いも多く酒の度が過ぎて多々ご迷惑をかけたこととお詫びします」とあった。いかにも往時のT山さんを彷彿させる言葉であった。

 2年前に頸部の脳梗塞になったことでその酒を止め、身の回りの世話をなさる奥様に感謝の言葉をかけるなど人柄も丸くなり落ち着いていた。10月2日に熱が出て大事をとって入院したが病状も良くなり、19日には退院の予定だった。誕生日前日の16日、昼食中にリンゴを喉に詰まらせ急に亡くなったとのこと。

 昭和ヒトケタ生まれのモーレツサラリーマンのあっけない最期である。ご冥福をお祈りいたします。
コメント (2)
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