今まさに沈まんとする月(昨夜は中秋の名月)
オープニングを待つ露店の灯
相生橋を望む
高谷市長(右)と石井県知事(左)の挨拶
ちらし寿司を表に返したところ(返し寿司)
身動きできぬほどの混雑ぶり(バックが県庁)
身動きできぬほどの混雑ぶり
県外からの朝市コーナーのテント
生中継をするTSCのレポーター
会場前の旭川ではカヌー教室も
百間川のすすきの群生
岡山の中心を流れる旭川にかかる京橋西詰の河原で開催される“備前岡山京橋朝市”は、毎月第一日曜日に開かれている朝市で、いまや県民の交流の場としてすっかり定着しているようだ。
毎年5月と10月にイベントが行われるが、特に10月は全国朝市ということで北は北海道釧路から南は鹿児島まで、全国10数県から自慢の一品を持ち寄り京橋朝市に大集合するという。かねてから一度はのぞいて見たいと思っていたので、夜も明けやらぬうちからチャリを漕いで駆けつけた。
私どもと入れ違いに、一組の老夫婦のお父さんの方が「もう5千円が済んでしもうたぁ~」といいながら両手に一杯の荷物を抱えて会場を立ち去った。
日の出の午前6時、岡山市長並びに岡山県知事の挨拶が始まった。続くオープニングセレモニーである「備前名物返し寿司」の実演販売には、列をなしての順番待ちが見られた。
会場は身動きできぬほどの混雑ぶりで、雑踏の中に殊勝にも老親の車椅子を押す中学校の同級生N崎を見つけた。また、自らの生体間移植の体験記を山陽新聞に執筆連載中のI本記者の姿を見かけたので、病み上がりにこんな空気の悪い所で大丈夫かと気をもんだが、顔色は良く殊の外元気そうだった。
あまりの人込みに、その人いきれで酔いそう。この中に新型インフルの罹患者でもいたら一発だなどと考え出すと、ゆっくり品定めもままならぬ。冷やかしに高知のいもけんぴ、熊本の馬肉の燻製、どっかの漬物などを試食するのが精一杯。
流通機構が発達している昨今にあっては、最寄りのスーパーやあちこちで開かれる朝市などで、何でもが安く手に入る。ここの朝市の商品がとりわけ安かったり、新鮮という訳でもなく、いささか評判倒れの感がした。蒜山大根を求めただけで会場を後にした。