いまにも一雨きそうな曇天の中、備前市にある和気閑谷(しずたに)学校のシンボル・楷の見事な紅葉を見て来た。
樹齢109年の楷の木は、予想に違わず鮮やかに色づいており、備前焼の瓦の茶色と木々の赤や黄色のコントラストが“和の美しさ”を際立たせてくれ、しばし時間が経つのを忘れて見入ってしまった。
倅たちが幼少の頃からの年中行事で、この時期を迎えると銘木楷の木の紅葉を無性に観たくなる。
過去ログを繰ってみると、こまめにアップしている。
この楷の木を見ずして、とても今年を締めくくれない。
2008年11月6日撮影
2010年11月3日撮影
二枚目のお写真は、額縁仕立てのようで良いですね。
調べましたら、楷の木は、孔子のお墓にも植えられているそうですね。
学問所に相応しい「木」なのでしょう。
写真向って左は赤に、右は黄色に紅葉した2本の楷の大木は圧巻です。
仰せの通り、ここの楷の木は、1915年に中国山東省の孔子廟から種を持ち帰り移植されたものです。
楷の木は、学問の聖木=孔子の木と呼ばれています。
旧閑谷学校は、1670年に岡山藩主池田光政が庶民教育のために創らせた学校で、女房の母校の前身でもあり、思入れ深い学校です。