てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

一昨年並の不作?

2007-10-22 22:03:48 | 農事
 昨日の稲刈りは、直前に思わぬトラブルを招いたが、本番ではいたって順調だった。これまでの経験則から、逸る気持ちをぐっと抑えて、露が乾く午前10時まで待ってスタートしたのが幸いしたようだ。

 今年はJAライスセンターの受入日と倅たちの仕事の日程が噛み合わず、かみさんと二人だけの稲刈りのため、マイペースでのんびりとやった。手弁当ながらすわって昼食もとり、それでも予定より早めに4時には上がった。お陰で7時からの町内のお祭りの打上げに参加することが出来た。

 ただ惜しむらくは、実の入りがあまり良くない。いつもならコンバインで通りを往復して2袋強が目安なのだが、ことしは明らかにそれを下回る。これからJAライスセンターでの「籾の乾燥と籾摺り」を待ってみなければ正確なところは分からないが、台風の影響や、巷間いわれていたウンカ被害もなかった割には不作である。

 願ってもない絶好の日和に恵まれ爽やかな汗をかいたが、心地よい疲労感を伴う収穫の一日となった。ライスセンターから新米が届くのは2週間ほど先になる。
 11月4日には、二男の所の孫娘の七五三に招かれており、それには間に合いそうにないのが心残りだが、新米を口にできる日が今から待ち遠しい。

【ここ5年間の出来高推移】
   作付  石高(反当り)
15年 1.7反 12.5俵(7.4俵)
16年 1.7反  9.5俵(5.6俵)
17年 1.7反 10.5俵(6.2俵)
18年 1.9反 16.0俵(8.4俵)
19年 1.9反  ?  ?


町内会役員と子ども会によるお祭りの打上げ

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高い授業料

2007-10-20 19:31:44 | 農事
 明日の稲刈りに備えて、コンバインの試運転をした。1年1度の出番にもかかわらず一発始動で快調そのものではあるが、念のためバッテリー充電を済ませた。

 続いて燃料補給に移り、先代コンバインがガソリン車だったので何のためらいもなく「ガソリン」を注ぎながら、ふっとエンジン音を思い出して、もしやディーゼル?と気付いた。給油を中止、確認したところ紛れもなく「軽油」だ。

 慌てて最寄のJAへ走った。運良く幼馴染のタミさんが窓口に。事の経緯を告げると「エンジンをかけていなければ大丈夫。すぐ燃料を抜くのが先決」とのアドバイスに従い、取って返してキャブレターから燃料を抜いた。幸にもまだ燃料は混ざってなくて、軽油→ガソリンの順番に出てきてきれいに抜けた。

 ほどなく担当のT平さんが駆けつけてくださり、小生の応急処置で正解だったようだ。仕上げにキャブレターからエンジンへのパイプのネジを緩め、エアーを抜いてOKとなった。

 お世話になりながら言うのも変な話だが、「ネジ1本緩めて締めただけ」の作業で、「いつもお世話になっているから」との前置きで出張料として4,000円也を請求された。妥当な相場というものがあろうに。ちょっとした不注意から、全く高い授業料についた。
 これであとはつつがなく稲刈りを終えたい。せめて明日の好天を祈るのみ。
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ミミさんの突然の訃報

2007-10-19 16:38:37 | スポーツ
 昨日の木原光知子(愛称ミミ)さんの突然の訃報に驚愕した。

 今朝の山陽新聞は、1面トップで報じ、5面には特集、更にコラム、社会面、スポーツ面でもそれぞれ関連記事を掲載するという異例の扱いである。郷土にとって、それほどに大きな存在であったということ。

 この訃報に接し、わが高校時代を想起した。“ミミさん”はわれらのアイドル的存在であった。1年下で、わが母校と彼女の通う岡山・山陽女子高はすぐ近所だった。
 既に中学時代に頭角を現した彼女は、高校1年生で東京五輪(1964年)に出場し4位に入賞した。それから今日までの活躍ぶりは、皆さんご承知の通り。
 当時、山陽女子高のセーラー服に彼女の姿を重ね、胸をときめかしたものだ。

 山陽新聞社のインタビューでは、子どものころの思い出をうれしそうに語っている。
 「夏休みは午後から友達と待ち合わせて、岡山県営プールへ行って泳いで。毎日、ようあんなことしてたなあと思いますよ。帰りに友達のお好み焼き屋へ行って、おばちゃんに大きいのを焼いてもらってね。へらで食べるとおいいしいのよ」。

 このお好み焼き屋のおばちゃんこそは、かみさんの従姉妹にあたるK濱さんである。K濱のおばちゃんは、平成15年10月12日に88歳で死去、形見分けには趣味でコレクションしていたハンカチを貰った。そして娘のH子ちゃんは、ミミさんと中学校が同級、仲良しの一人で家に遊びにみえていたと聞く。

 水泳を通してのスポーツ振興はもとより、岡山を全国区に知らしめた功績は大きいだけに、あまりにも早すぎる突然の死は悔やんでも悔やみきれない。岡山には92歳と88歳のご両親が元気に暮らしておられるが、逆様事(さかさまごと)ほどの親不孝はない。親御さんの悲しみは心中察するに余りある。
 ご冥福をお祈りいたします。
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昨日の続報

2007-10-18 20:25:14 | ビジネスと社会
 昨日のブログで「政令指定都市移行の光と影」について書いたところ、ブログご近所のエンピロさんから心温まるコメントと心強いエールを頂きました。

 一方、地元13連合町内会長ら代表と市議ら約30人は18日、岡山市役所を訪れ市長に陳情書を手渡しました。

 これに応えて市長は「大きな意見と思っている。審議会に伝え良い結論を出したい」と述べるにとどまりましたが、市民の意を汲み誠意ある対応をお願いしたいところです。

 町名変更についても、エンピロさんがご指摘の通りです。工夫次第で旧町名を残すことは出来ます。要は“血と心の通った行政”をする気があるかどうかだけです。

※詳しくは、2007年10月18日付山陽新聞に掲載の「岡山市区割り 旭川東岸分離を 13連合町内会長ら市長に陳情」をご覧ください。

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政令指定都市移行の光と影

2007-10-17 21:18:16 | ビジネスと社会
 『岡山・政令市3区割り 旭川東岸など反対強固 市民説明会終わる

 政令指定都市に2009年4月の移行を目指す岡山市の市域を分けて設ける「区」の分割問題で、市行政区画等審議会が中間まとめで示した3区割りの是非を問う市の市民説明会が15日、終わった。旭川東岸の市民の多く…』(2007年10月16日付山陽新聞掲載)

 続きはこちら

 中間まとめの内容を中心に、市内10か所での説明会の様子はこちら

 まだ市民説明会をやっと終えたばかりだが、「政令市3区割り」については市民から強い異論が出たようだ。

 わが高島地区に限っていえば、原案のまま施行されるとB区(人口235,667人/211.52km2)に属し所轄の区役所は東隣の西大寺(人口66,970人)になる。主に下記3点を理由に一斉に反発している。
①これまでの市役所より遠くなり、交通の便も悪い。
②人口が少ない西大寺地域に区役所を置くのはバランスが欠けている。
③お金がないという理由で既存の建物を区役所に使うのは本末転倒。

 併せて、政令指定都市移行に伴い、住居表示の変更も検討されている。漏れ聞くところによると、
 (現)岡山市中井○○番地
 (新)岡山市高島○○丁目○○番地○○号
 のように表記されるようだ。これまで慣れ親しんできた「中井」が消えてしまう。由緒ある地名が消滅してしまうのは、“ふるさと”を失うようで忍びない。
 隣町の雄町(おまち)では、「このまま町名を存続させて欲しい」と署名運動を始めたと聞く。わが中井も雄町に倣って貰うべく、先の町内の会合において町内会長にその意志を伝えた。

 平成の大合併に伴い、悲喜こもごものエピソードはつきものだ。いわば“光と影”の部分であり、上記のような卑近な例は、取るに足らないことかもしれないが、逆にいえばより身近な問題でもある。
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