てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

心がけ次第のごみ減量

2009-02-02 11:14:51 | 暮らしと生活


 2月から家庭ごみ有料化が始まり、当地は今日が1回目の収集日である。今朝7時過ぎ、最寄のごみステーションに我が家のごみ(いつもの半分以下)を出したが、同ステーションへ既に出された量もいつもに比べてど~んと減っている。各々の心がけ次第で減量出来ることを如実に物語っている。
 ただ、先週はどこのごみステーションでも、有料を前の駆け込みごみ出しもあったようで、今日の状態を見たけで「ごみ自粛」が行き渡っていると断言するのは早計かも知れない。

 1月下旬に指定ごみ袋のサンプルが無料配布された。岡山市では有料指定ごみ袋として大45㍑、中30㍑、小20㍑、特小10㍑の4種類を用意しており、乳幼児や要介護度の高い高齢者、重度障害者や生活保護世帯などは、申請すれば減免措置もある。
 現金なもので有料となると「小20㍑」の需要が一番多く在庫が早くも底をつき、その次の「中30㍑」も残りが少なくなり、市は急遽袋の販売を取り扱う約600の店舗に謝罪文を送ったそうだ。

 指定ごみ袋のサンプルと同梱の「どうすりゃーえぇ?」(ごみ減量・リサイクルガイド保存版)というリーフレットには『ほんの少しだけゴミ箱の前で考えてください。捨てる前のひと呼吸。市民一人ひとりの小さな行動が、大きなごみ問題を救う。』とある。
 ごみ減量の問題は一過性に終わらせることなく、息長く取り組んでいかねばならない喫緊の課題である。


※3日付の山陽新聞報道によれば「市は年間10%程度のごみ減量を目指す。初日はおおむね指定袋で出されたが、学生街、集合住宅の多い市中心部では従来の袋で出すルール違反も目立った。この日のごみ量は普段より3割減だった。」と報じている。
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依願退社

2009-02-02 07:24:41 | ビジネスと社会
 手許に届いた社内報で同期入社の俊ちゃんが依願退社したと知った。体調を壊し1年前から休職しているとは聞いていたが、定年までまだ3年半あるはず。

 彼は新聞少年上がりで、小柄ながらガッツのある男だった。若い頃は一緒に空手部に在籍し、会社の屋上で汗を流したものだが、既に黒帯を締めていたと思う。小生は仕事柄、月のうち10日近く出張があったりして段々に遠ざかり、自然退部となってしまった。

 後年長髪に口髭を蓄え、一層精悍になっていたが、仕事の面では6年前に全く畑違いの職場に配置転換となり、さぞや気苦労があったことだろう。今は仕事を忘れ治療に専念して、有意義に余生を送って欲しいと願う。一日も早いご快癒を切に祈る。
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春遠からじ

2009-02-01 15:57:56 | 暮らしと生活
 1月はアッという間に行き、もう2月を迎えた。これからが1年を通じて最も寒い、骨のある時期のはずだが、ここの所温かい日が続く。一気に春とはまいらぬが遠からじの感がする。

 備前平野に春を呼ぶといわれる「西大寺会陽(えよう)-裸祭り」が2月21日から22日にかけて行なわれる。小欄「2006/2/18 10:51 春呼ぶ裸祭り」で3年前に会陽について書いたが、今年は創刊130周年を記念して山陽新聞社が祝い主となる。同会陽の祝い主になるのは、10年前の120周年に続き2回目。

 10年前に山陽新聞社が祝い主になった時のこと。小生が出向先のM社長は自ら、裸祭りを盛り上げようと若い社員を数名引っ張り込んで、勇猛果敢に裸男として出場した。当時のM社長は今の小生の年恰好だが、まさに年寄りの冷や水となった。裸祭りの翌日は風邪を引き込み、鼻の頭を真っ赤にして出社された姿が忘れられない。

 裸祭りの会場となる西大寺観音院の境内北にある鐘楼門には、今なお重文の梵鐘が残る。千余年前新羅時代の朝鮮鐘である。
 嘉永七年(安政元年=1854年)1月18日、お寺が火災に遇った際、力士玉の森大吉が鐘楼から下に投げ落として朝鮮鐘を救った。西大寺観音院ではこの功績を深く称え、玉の森大吉の没(明治22年4月26日没)後は墓塔を建てて供養している。
 この力士玉の森大吉こそは、西大寺ギタークラブの世話人M下さんの曽祖父にあたると知ったので、その梵鐘と墓塔を一度拝見したいとの思いに駆られ、本日西大寺観音院を訪れた。

 同院でそのことを告げると、観光ボランティアガイドの足田ひろ美、岸浦隆両氏が丁寧に境内の各施設を案内してくださった。折りしも会陽五百周年(平成22年)に向けて地域一体となって準備を進めている中、岡山市のデジタルミュージアムに於いて「西大寺寺宝展」が開催(1月16日~2月22日)されており、梵鐘を始め仏像や宝物は出展されているとのこと。その足でデジタルミュージアムに出向き、晴れてご対面を果した。
 春の足音がすぐそこに聞こえるような一日となった。


会陽を待つ観音院境内

会陽を待つ観音院境内

牛玉所と金毘羅両大権現を合祀している牛玉所殿

中央に見えるのが鐘楼門
 
朝鮮鐘(高さ111.5cm、口径65.2cm)

玉の森大吉の墓塔(左から2柱目)

「三丁目の夕日」の舞台となった五福通り

2009年(平成21年)1月27日付山陽新聞より

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