てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

たかがいなり されどいなり

2012-03-03 13:45:00 | ビジネスと社会


 義弟の一日遅れの誕生日と雛祭りを祝って、本来ならばちらし寿司なのだが、先日作ったばかりなので、代わりにいなり寿司を作り届けた。肝心の義弟はグラウンドゴルフで家を空けており、主役抜きで義父と一緒にささやかに祝った。

 たかがいなり、されどいなり。昔から我が家では、用いる油揚げについては、独特のこだわりがあって、おかべのものに限る。

 次に中に詰める寿司飯(酢飯)であるが、以前NHK ためしてガッテンで「いなりずしを激ウマに変える裏ワザ」を放送、「そこそこのいなり」を「究極のいなり」にするには、酢飯に砂糖を入れないこと、とあった。
 しかし、我が家ではこれに反して、ちらし寿司の寿司飯にまぜる調味料とほぼ同じ配合にしており、これが口に合っている。やはり味の好みは各家庭でバラバラということ。

 ただ番組の中で紹介していた「いなりずしは、作ってから食べるまでの時間で味が変わる」は、大いに参考になった。ちらし寿司の場合は、作ってから時間を置くことによって味が落ち着き旨味が増すという双方の違いに要注意。

 いなり寿司を時間が経っても美味しく食べられるように、プロのワンポイント「油揚げの味を濃くすることで、酸味が加わっても味が大きく変わらないように工夫。大量の砂糖を使う上に、一晩置いて、もう1度煮ることでさらに甘味を増す。」だけは心掛けている。

 最後に形だが、我が家では一般的な米俵を模した四角形にする。これも味と同じく、関西では三角揚を用いて三角形に仕上げられるなど、地域によって異なるようだ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

後楽園開園記念日

2012-03-02 17:13:00 | レジャー
 義弟の誕生日である3月2日は、岡山市の「後楽園」の開園記念日にあたり、今日ばかりは一日園を無料開放された。

 記念日とあって園内では朝から多彩な催しが開かれ、大勢の入園者が思いおもいに楽しんでいた。見頃を迎えた梅林の前には人だかりが出来、盛んにシャッターを切る姿も。白、ピンク、赤と見事な花々を咲かせ、足元の水仙と共に甘い香りを漂わせる。雨上がりだけに一際しっとりとした風情を醸し出していた。

 1時間少々の散策中、3組ものOB連中に出会った。園内のどこぞでOB会でもあったのかと錯覚したほど。

 後楽園が、池田家から岡山県に譲られ一般に公開されるようになったのが、1884年(明治17年)。その記念式典が行われた3月2日を、2000年(平成12年)の築庭300年の年に開園記念日と定めたそうだ。


園内では多彩な催しが・・・

岡山城(烏城)を望む

山茶花と岡山城(烏城)

見頃を迎えた梅林

梅林を狙うカメラマン

紅梅と白梅

鯉と子鴨

鯉にエサをやる人々

唯心山より園内を望む

岡山市の市木クロガネモチ

備中神楽の舞を披露
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

先見の明

2012-03-01 13:21:00 | 舞台、ライブ
 本来ならあり得ない奇異なタイトルに釣られて『白いカラス』(2003年/アメリカ映画)を観た。アメリカにおいて今尚根強く残る人種問題の複雑さを描いたヒューマン・ドラマ。すじがきについてはこちら

 ピュリッツアー賞作家、フィリップ・ロスの傑作小説を『クレイマー、クレイマー』の名匠、ロバート・ベントンが映画化したもの。
 まるで原作のイメージ(白と黒)を象徴的に表現したかのような、美しい雪景色が印象的だった。
 『白いカラス』の原題は The Human Stain とあり、初めは邦訳と結びつかなかったが、映画を観終わって何となくその意味が理解できた。

 このDVDを手にしたもう一つの理由は、主演のアンソニー・ホプキンスである。10数年前こちらのK藤氏から「若い頃の君は、同じく若い頃のアンソニー・ポプキンスを彷彿とさせる」といわれたものの、当時その名を知らないばかりにピンと来なかった。素直に喜んで良いものかどうかさえ分からず、胸中は複雑な思いだった。
 その後、アンソニー・ホプキンスを名を目にする度に関心を示しながらも、出演作をじっくり拝見したことはなかった。

 映画で彼をよくよくウオッチングすれば、目、鼻、口が顔の真ん中にちまちまとあり、その容貌たるや母や叔父に確かに似ている。恐らく若かりし頃の私の顔立ちに類似点を見て取ったであろうK藤氏の先見性に今更ながら驚かされた。泉下のK藤氏が現在の私の顔を見て何とおっしゃるか誠に興味深いところ。

【参考サイト】
『白いカラス』映画日記

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする