先日・20に草津に出掛けて雪の結晶撮影に使う車にタープを使った仮設屋根の設置に手こずった話をした。 今日はその原因(2時間半もの所要時間)について書いて置きます。 草津の宿にチェックインした3月20日は3月としては稀にみる強風が吹き荒れ、 航空便や所に依っては電車の運行も休止に追い込まれた日だった。 そんな日にわざわざ出掛けたのは、 強風下でタープを車に取り付ける作業が上手く実行出来るか? 確認したい気持ちが有ったからと言うことは既に書いた。 しかし、 その作業が2時間半も掛かった理由は大きく分けて3つ。
1. 稀にみる強風
タープをルーフキャリア固定用レールに取り付ける作業中、
ステンレス金具が強風に煽られたタープの動きで外れる事態が発生。
当然 タープも車の屋根から脱落した。
タープ固定用 ステンレス金具
2. 駐車場所での予想に反した風の向き
当日予想される風の向きは北西の風。
北西の風が車体に吹付けても撮影に支障なき様に運転席を北向きに駐車。
また、 車は物置の風影となるであろうと想定した位置に駐車した。
ホテルにチェックインした午後2時の時点では未だ風も比較的弱く、
風向も極端な南よりの風は生じていなかった
しかし駐車位置は南から北に向かう風の流れ(渦)が生じる場所だった。
ハッチバックドアを跳ね上げた状態では風に運ばれた雪が
車室内部に吹き込んで来るのを防げそうに無いと判断した。
3. 良かれと準備したタープへの張り綱の取り付けをやり直し
実は自宅でのタープ取り付けは2項の画像「準備して行った状態」の形に組み付けられる様に、 必要な長さに切った張り綱やカラビナの類をタープに取り付けて車に積み込んで置きました。 しかし、ハッチバックドアを持ち上げて車の後部開口部から撮影システムを操作する形での運用では強風に依る雪の車室内部への吹込みを防せぐ事は出来ず、変更が必要と判断しました。
そこで従来の運転席側の後部ドアを開放して、 そこに屋根を掛けて降雪の侵入を防ぐ形に戻す事にしました。 そのために、タープの周囲打たれたハトメ部分に縛り付けて置いた張り綱は全部外してやり直す作業が必要です。 降雪の中、軍手を着用してのその作業、 指先が濡れて冷たくなって、 ウンザリ気分での作業に時間が沢山かかってしまいました。
「タープが強風で破れないか?」 そんな心配をした一夜が明けました。 6時に起床した僕はまず最初に9階の廊下の窓から、 駐車場に置いた車を見ました。 タープは無事に車を覆っていました。 そして僕の車だけは屋根の一部を除いて雪が吹き飛ばされてタープの布地のダークグリーンの色が見えていました。 車に取り付けたタープは風に煽られ、 バタバタと揺れ動き、 その動きがタープに着地した雪を全て跳ね飛ばしてくれたのでしょう。
当日の積雪は僕の長靴のサイズと比較しての値ですが、優に40cmを越えていました。 駐車した車と車の間の吹き溜まり位置では軽く50cmを越えていました。