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鯉のぼりの見えない風景@大町郊外

2015-05-07 08:43:40 | 安曇野生活
 我が安曇野の借家から少し歩くと国宝・仁科神明宮があり、糸魚川から松本をかって結んでいた”塩の道”も通っている。 5月3日に散歩がてら仁科神明宮と少し離れた重文・盛蓮寺観音堂をむすんで歩いてみた。

 この一帯の塩の道は「東山」と呼ばれる低山帯の山裾にそって点在するを結ぶ形で続いていて、 田畑の広がる高瀬川沿の低地より少し高台にあるから、すこぶる眺めの良い道とも言える。

 道の東側の山林の中に注意を向けながら歩くとタラの芽を付ける刺のある木、 ワラビ、 新潟方面では「木の芽」と呼ばれるアケビの新芽も目に付きました。 しかし、 タラの芽は既に摘み取られ、 ワラビはひょろっと細いし、アケビの木の芽も量的に採取に適さない感じでしかなかったです。
 それから、歩いて気がついたのだが、民家の敷地の中や畑にタラの木が栽培されている所が数箇所目に付きました。 そんなだから、 種子が飛び散れば周辺の山にタラの木が絶える事はないのかもしれません。

 その眺めの良い道を歩きながら気のついたもう一つの事

5月5日の子供の日が目前のその日、見渡す風景の中に

 鯉のぼりの姿が見えない のです。

 そこで自宅に隣接する畑で夏野菜の苗を植える準備をしていたご夫婦に声を掛けて聞いてみました。

「そうですね、子供の数が減りましたから」

「それから、ここら辺は旧暦でやっている事もあります」

「 風が強いこの辺りでは
 朝に挙げた鯉のぼりを夜には取り込む、
 そんな手間が必要なので、
 結構たいへんなんですよ」

そんな話を聞きました。
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