3種類の渋柿

2015-10-26 11:57:54 | タナカ君的日常
 先日の安曇野では3種類の渋柿を手に入れてきた。 その内の2種類は我が借家・ひのみのの家の敷地内にある柿の木から採った物で、 もう一種類は四季山荘のオヤジの所の柿を採らせてもらった物だ。

 Top写真はその3種類の柿の実だ。竹ざるの中央に置いたのはサイズも大きく色艶も良いのだが、借家の隣のオジさん達が例年収穫して、干し柿にしている物だ。 だから、今年も行ったら大半は隣家のオジさんが収穫済みで、 「タナカさん、樹の下の方の採りやすい所のを残して置いたでね」状態の”残り物”だった。 もっとも「残り物には福がある」の例えもあるから、有り難く採らせてもらいました。

 ザルの左側に置いた、やや小振りな砲弾型のやつは隣のオジさんの所では採らないので、 去年も今年もその柿の実は”たわわに実った”ままになっているから、 今年はダンボール箱一杯に収穫して、 一緒に行ったトオルさんと半分づつ持ち帰りました。


 これを採らない理由は、小振りなために皮を剥くのが面倒だからなのか? 美味しい干し柿に仕上がらないから採らないのか? 本当の所は判らない。

 そして右側の小振りなだけでなく、色艶もあまり良くない奴も渋柿なのだが、こいつは干し柿にしたら、どんな味に仕上がるのか? 試しに採らせて貰って来たものだ。


 とにかく東京に戻ってから、皮を剥いて吊るして置きました。 仕上がりが楽しみです。

 干し柿作りの話、 やはり農作物の加工には時期ってものがあるんですね。 池田町のとなり村・生坂村には柿の樹が沢山植えられている地域として有名だ。 そこで、 生坂村では地元の人の話を聞いて来た。

 干し柿作りのための柿の実の収穫は例年11月10日前後なのだそうだ。 理由は渋柿の生育状態と、 皮を剥いて干し柿にする場合に環境温度が高すぎると表面に青カビが出てしまい、白い粉の吹いた商品価値のある美味しい干し柿に仕上がらないのだと言う話だった。 そういえば市田柿の産地での収穫場面に出くわしたのも去年の11月10日頃のはなしだった事を思い出した。 そんな訳で、生坂村では渋柿は採らせてもらえなかったのだが・・・

 出会った小母さんが「渋柿は未だ時期でないから駄目だけど、甘柿ならもいで持って行きなさい」と言ってくれたので、 トオルさんと二人してそれぞれ二袋分もの甘柿を採らせてもらったのでした(無料で)。 お礼にお金を渡そうとしたら叱られました。 ここら辺が田舎の人との付き合いで難しいところです。

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