三日前の記事で新規に作った試料ホルダーを紹介した中で、
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撮影機材のコンパクト化目的に作りました。
採取エリアの横幅が現用の物より
15mmほど狭いです。 実用になるか?
来シーズンに試してみます。
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と書いたのだけれども、それからたったの三日目の今日、 嬬恋スキー場近くの宿 「ら ルーナ」さんに出かけて来てしまいました。
少し小型に作り直した試料ホルダーは、 ラップフィルムを張り終えてから、 塩ビ板製のホルダーの縁を手にした虫眼鏡で叩いてみたら、 見事にハリのある澄んだ小太鼓の如き音色を発してくれました。
周辺の塩ビ板を叩いた衝撃で、 張り渡したラップフィルムが大きく振動して発する持続音です。 その振動の振幅が大きく、また周波数も高ければラップフィルム上に乗った不要な雪を弾き飛ばして除去(クリーニング)する事が出来ます、 従来の試料ホルダーでも、 そんな方法での雪くずのクリーニング手法を取り入れていましたので、 「その効果は如何ほどのものか? 」来シーズンまで待つなんて出来ない気分が強まっていました。 それに16日には「南岸低気圧」の接近に相当する気象条件となるらしく、 17日では手遅れかも知れないが・・・ 「それなりの降雪も期待出来るかも」と勝手な理由を付けて、 「今シーズン最後、納の雪の結晶撮影行」に出かけて来たと言う訳です。
雪の結晶の撮影目的からすると今日はアラレ状の雪粒や結晶の形が成長不十分な降雪しか見られず残念な状況ですが、 ラップフィルムの振動で雪くずを弾き飛ばしてフィルム面をクリーニングする効果を確認する目的には十分な降雪は有りました。
今、 夕食を済ませてこれを書いていますが、 今夜の撮影は諦めて早めに眠る事にします。 明日の朝、 目を覚まし、 良い状態の降雪が有ったら撮影にトライしてみます