ガラス板試料ステージ改造 2021版 完成

2021-09-06 12:16:36 | 雪の結晶撮影
右の一枚はラップを張った最終形まで組み立て済

 「完成!」と言っても、 0.5tのPPシートに6つの角穴を開けた板を4枚作っただけ。 あとは雪の結晶撮影行の前日辺りにガラス板で作ってある試料ステージと合体させ、 その上にラップフィルムを貼り付けて最終的に完成します。

 今から4枚全部を最終形の状態にしても、 ラップフィルムが弛んだり穴が開いたりして使えなくなりますから、 撮影行の直前に仕上げます。 ラップフィルムは消耗品扱いです。




 制作過程を想像しやすい様な写真 


 PPシートに加工する角穴を描いた図を紙に印刷、 四角い穴の四隅に穴あけポンチをハンマーで叩いて小穴を開け、 そのあとに彫刻刀を使って4つの片の直線部分をカットしました。 こうやって書いてみると簡単そうだけど、 4枚作るのに結構時間が掛かかり、 面倒臭い作業でした。
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ガラス板試料ステージ改造 2021版

2021-09-05 12:03:06 | 雪の結晶撮影
 ここ何日か取り組んでいた「ガラス板試料ステージ改造 」、 その改造の具体化案がほぼまとまった。

 ガラス板ステージの外形寸法と同じ物をポリプロピレン(PP)の 0.5t シートで作りました。 そのシートの内部には サイズ40 x 60ほどの角穴を6箇所切り抜き加工しました。 最終的な組み立てはガラス板の上に加工したPPシートを両面テープで接着。 更にその上部に台所で使用するラップフィルムを乗せて完成。 そんな形で試作品を作りました。(Top写真)




試作品の角穴とラップフィルムに載せた
プラスチック製・ダミー雪片

 その試作品の上にプラスチックで作ったダミーの雪片を乗せ、 雪の結晶撮影装置を用いて撮影してみました。


 従来はガラス板の全領域で降雪を受け止めて、 その中から良型の雪の結晶を選んで撮影していたましたが、 今回はPP板の外枠や内部の仕切り部分領域がデッドスペースとなるため、 減点要因となります。 しかし、大きなガラス板のどこに良型の結晶が載ったか? それを覚えて置き、カメラのレンズの真下にセットする作業は結構手間取る作業だった。 それが今回、 ガラス板の内部領域を六分割したことに依り、 どの領域に良型の雪の結晶がのったか? 事前に目視して記憶することが容易になると想像されます。

 双方を勘案するとプラマイゼロかなと思っています。 ラップフィルムで降雪を受ける形に変更した結果、 目論見とおりに 「外気温がマイナス2℃程度でも撮影可能となるとしたら、 「以前よりも良い試料ステージの完成と言える」 そう思い、 今は早く降雪の便りが聞こえて来ないか、待ち遠しい気分になっています。



ダミー雪片の試写画像:  ポリエチレン薄板に
アイスピックを押し当てて出来る放射状曲線


ダミー雪片を除去した時の背景画像の状態


 ダミー雪片の試写画像には細かな粒状や線上の筋が写っていますが、 それはダミーのプラスチック片の上に付着した物と判断できます

ガラス板試料ステージは4組あるから、 PP板で作った試作品も4組これから作る予定です。
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サウンド・オブ・ミュージック 登場人物の今昔

2021-09-04 20:52:39 | タナカ君的日常

 映画・ Sound of Musicに登場したジュリー・アンドリュースを筆頭とする俳優陣の昔と今の姿を紹介した、

 Youtubeのタイトル ”The Sound of Music Cast: Then and Now (1965 vs 2020)” を観た。


 なにせ映画館で公開されたそれは3回以上は観たし、 初めてのヨーロッパ旅行の際にはザルツブルグの街から撮影現場巡りをする現地の観光バスに乗ったほどの僕だから、映画の登場人物の昔と今(55年後)の顔を紹介したこの番組は興味深く眺めました。 もちろん物故者も居ます。 そんな情報を見ると 「ああ、俺だってそう遠く無いうちにあの世に行きますよ」と一人で呟いてしまいます。


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ガラス板試料ステージ改造 基礎実験

2021-09-03 21:58:27 | 雪の結晶撮影
ガラス板試料ステージの上に乗せたポリエチレンシート
ガラス板の四隅に両面接着テープを貼り付け、 
その上にポリエチレンシートを接着固定した。


 昨日に引き続く試料ステージの話題です。 昨日はガラス板の上面に張り渡すラップフィルムとガラス板とのギャップは1.5mm程度の間隔にする予定でした、 しかし実際にラップフィルムをピーンと張り渡す作業は結構手間取ること作業であると感じました。 また降雪を受けた場合、 ラップフィルムが雪の重みで撓みが生ずるであろうことが推定され、 それはカメラと被写体間の距離が変化する事を意味し、 今まで以上にフォーカス合わせ作業に時間が掛かる予感がしました。

 そこで今日はガラス板の表面にフィルム状の素材を取る付ける方法を試しました。 ガラスとプラスチックの熱伝導率の値を比較したらプラスチックの方がガラスにくらべてると小さいのだから雪の融解スピードを遅くしようとしても、 満足出来るレベルに改善は出来ないものの、 少なくとも良い方向に働いてくれるだろうとの思惑です。

   熱伝導率к[W/m・K]

   ガラスは    0.55~0.75、

   ポリエチレン(高密度) PE-HD 0.46から0.52

   ポリプロピレン PP 0.12

   ポリスチレン PS 0.10~0.14

 そこで今日は百均のダイソーに出かけて何種類かの異なるプラスチック素材を購入し、 水に対する濡れ性(撥水性)を確認してみました。




 それぞれの素材を平面上に並べ、 木製の箸の先を水に漬けて濡らしたものを素材の上に押し付けて水滴を作ってみたのです。 その水滴の形状の違いは微妙な差しか感じられませんでしたが、 撥水性の高さの順番は ポリエチレン > ポリプロピレン > 他のフィルム の様に感じました。


 各々の素材上に水滴が2つ置いてありますが、 右側の水滴を載せた付近は素材表面をベンジンで油脂分を拭き取った場所です。 左側の部分は購入品そのままで表面処理は無しです。 一番下のラップフィルム(ポリメチルペンテン)の右側ははベンジンで溶けて穴が開いてしまっています。 そこに載せた水は玉にならず下地の表面ん広がってしまいました。

 Top写真はガラス板の上に薄いポリ袋を貼り付け、 背景の透過状態を撮影したものです。
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ガラス板製試料ステージにラップフィルム付加

2021-09-02 11:35:42 | 雪の結晶撮影

 長さ 295 mm x 幅110 mm x 厚さ 5mm のガラス板を雪の結晶撮影の際の試料ステージとして制作したのは2年前。 その大きなガラス板の試料ステージで結晶撮影を2シーズン行った結果だが、 周囲温度がマイナス2℃程度の場合、 雪の結晶の融解・変形時間が短くて落ち着いて撮影するには時間が不足する事。

 昨晩、 何気なく読者が閲覧した過去の月間ブログ記事情報に興味を持ってアクセスした時のこと、 過去に 52mmΦのフィルター・リングを利用してラップフィルムを張った試料ステージを制作し使用した事を想いだした。

 それで、 今朝はガラス板試料ステージの上に少しギャップを設けた状態でラップフィルムを張り渡すことを試みた。 ガラス板とラップフィルムのギャップ保持は竹串をギャップ保持部材に見立てて使いました。

 理想的にはシワが生じさせないでフィルムをピーンと張り渡すことなのだが、 今日のところそれは実現出来ていません。 雪のシーズンは12月以降だから、 それまで色々と制作方法を試してみます。

 Top画像 説明 :

画面上部 : ガラス板製の試料ステージを収納した木製ケース。

画面下部 : 濃紺のchomomebook PC の上に置いた
       ラップフィルムを張ったガラス板試料ステージ。

       ガラス板の四隅にラップフィル見を固定する目的で
       両面接着テープを貼り付けてある。

       ラップフィルムに生じたシワが目立つように
       蛍光灯を配置して撮影。
       濃紺のPCを背後に置いたのもそれが目的。
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涼しくなったから眠れると想ったのに・・・

2021-09-01 11:51:43 | タナカ君的日常
明け方の薄明の光で見た居間の様子

 8月が終わる昨晩、 立川周辺には雷鳴を伴う豪雨があった。 風もあってそれが吹き込んで来て、 室内に吊るした棒状温度計も28℃を下廻る室温を示した。 「これは久しぶりに今晩はグッスリ眠れるか?」そんな期待を持って居間の板張りの上にごろ寝する態勢に入ったのはBS8chのプライムニュースの終盤近く(つまり夜10時少し前)。

 妻は居間に隣接した自分用の寝室で横になりながら、 文庫本を読んでいた。 その寝室と居間を仕切る襖の1枚は締め切らずに開いている。 居間の天井灯は消してあったが、 本を読んでいる寝室の天井灯は煌々とついたまま。 その明かりは目障りなほどの明るさなのだが、 いつもなら11時前には消灯して就寝するのが常。 しかし昨晩はそうはならなかった。 そこで卓上蛍光灯を妻の枕元に置き、 天井灯のスイッチは切った。 そうした事で「これで好きなだけ幾らでも本を読み続けられる」と思ったかどうか知らないが、 深夜1時を過ぎても蛍光灯の明かりは点いたまま。 小便に起きて、 便所から戻って来る時に途中にあるドアを思い切り大きな音が出るように強く閉めた。 「邪魔な光を消して寝ろ!」の思いを込めて。

 更にときは過ぎ、時刻は1時半。相変わらず電気は消えない。

 「せっかくの涼しい夜なのに、バカ野郎気になって眠れねーじゃねーか!!」の想いを言葉では無く、 漫画でみる夫婦喧嘩みたいに、 台所の食器棚に格納されていた大皿を取り出して、 居間の床に叩きつけた。

 ガッシャーン !! 


 胸がスッキリする音が二度響いた。 何か文句を言う言葉があった後に寝室の電気は消えた




よい子の お片付け


 最近はこんな形での衝突が増えた、 「皿と同じ様に壊れる物は壊れちまえ!!」の気分が背景にあるのかもね
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