アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

結果は1秒でも早く返す

2010年05月01日 | Weblog
 民放テレビは、あまり観ません。NHKが多いです。視聴料を払っているから、元をとろうというセコイ努力だろうって?違います。民放は、CMがうるさすぎるから。
 まず、CMの音量が高い。うるさいので、CMの時にボリュームを下げなければならない。CMが終わるとまたボリュームをあげる。上げたり下げたり、面倒くさい。NHKは、静かなものです。

 板東さん、黒柳さん、まことくんなどが解答者(回答者)として出演しているクイズ番組、おもしろいんで観ていましたがもう止めました。「正解は、CMのあとで!」…あのマッチョ司会者が言う。CMなので、大急ぎでトイレヘ行く。戻ってみると、正解が終わっていたりする。トイレで要する時間が、CMの時間より長いからだろうって?そうなんです。年齢のせいかキ・・・コラッ!そういう問題じゃない。 
 クイズ番組で視聴者は、自分の答えというものを持って観ている。結果を早く知りたいのです。それなのに、「CMを観なけりゃ正解を教えないよ」…これは、腹が立つというより、怒りですよ。

 学校のテストも同じことが言えます。今日のテストが今日のうちに返されたら、「どこが間違っていたのか?今度は失敗しないぞ」となります。テストが求めている本来の姿です。これが、1週間後に返されたらどうなるか…どこを間違えたか?そんなこともう関係ありません。解答用紙は、点数が書き込まれた紙切れにすぎません。「80点か、まあまあだな」「45点だったか。親の目に触れないように捨てよう」このように「点数を見て終わり」。これではテストの意味がありません。時間が経ってから返却するテストはやらない方がよい。テストは1秒でも早く返す。これが、鉄則です。

 で、クイズ番組。いわばテストですから、結果を早く返してこそ視聴者が喜ぶ。それを、CMをまたがなければ結果が帰ってこない。欲求不満もいいところです。問題を出して、やや間をおいて(この間は、思考する時間の保証です)、正解を発表する。その後CMを流せば、そのCMはかなり有効に作用しますよ。CMを観ながらトイレへも行かず、正答(誤答)を出した余韻に浸ります。テレビ局側は、このような「視聴者心理」を勉強していただきたい。

 追い撃ちをかけさせていただくと…
 「正解は、CMのあとで!」→「CMが始まり、やがて終わる」→「ようやく、待ちに待った解答だと意気込む」そ、そうしたら・・・CM直前の部分を再度放送する…いったいいつまで解答を引っ張るんだー!欲求不満が、怒りに変わりますよ、ホント。

 まことくんの、「おやくそボケ回答」は、鼻につかないかって?彼のボケは、常人の常識では測れないものです。お客さんが、「まことくんの答え」に期待いている。番組の顔ですから、自然か、作為か…は考えなくてもいいですね。

 まあ、そのようなわけで、還暦過ぎ世代は民放離れが急速に進んでいると思います。民放テレビ局は、CM挿入の仕方を徹底検証…する必要もないね。