アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

ジョン万次郎が人権教室に登場!

2013年08月10日 | Weblog
 絵には自信があったのですが、「人物の動き」を描くことの難しさを味わっております。何を描いているか?実は、「いじめ対策の授業の教材」を自作しているのです。テーマは、「ジョン万次郎」。

 ジョン万次郎のお話しを、「絵に描く」→「デジカメで撮る」→「パワーポイントで教材に仕上げる」。絵は、30枚程度…下手です。あまりにも下手。漫画家の皆さんは「天才」だとつくづく思います。

 ジョン万次郎と「いじめ」をどう関連させるのかって?
 鳥島に漂着した万次郎達を、アメリカの捕鯨船、「ジョンハウランド号」が救出したのですが、乗組員の一人が、万次郎をいじめた…。人種の違い、文化・習慣の違い…全てがいじめの口実というか理由になった。ここで、「違いを知り認めよう」と、児童生徒に呼び掛けるわけです。「違いを知り認める」…いじめをする理由がなくなります。

 アメリカ東海岸のフェアヘーブンで、万次郎は学校へ通うのですが、そこでもいじめに遭いました。また、「男女が対等に会話する様子」に万次郎は腰が抜けるほど驚きました。万次郎が生まれた江戸時代初期は、男女が人前で話をすることなどありえなかったわけで、このあたりは、「男女差別」にかかわる教材になります。
 まだ奴隷解放前でしたから、万次郎は「奴隷」を見ているわけで、これも教材になる。万次郎は親代わりの、ホイットフィールド船長夫妻と、教会へも通いました。ところが人々の中には、「東洋の野蛮な国から来た黄色い猿」が、白人と同じ席でお祈りするのを嫌いました。黒人奴隷の席でお祈りするようにと言ったのです。これも、いじめにかかわる教材です。
 このように、ジョン万次郎には、「いじめを減らす授業」で使えることが満載なのです。

 あまりにも、絵を描くのが難しいので、万次郎の生涯を描かず、日本へ帰国したところで、めでたしめでたしにしようかなと思い始めております。

 帰国後の万次郎は、「日米和親条約」のときには、米国のスパイではないかと疑われ活躍できませんでした。そのあとは、咸臨丸で米国へ行ったりなどの活躍をしました。日米和親条約の通訳を万次郎が務めていたら…ペリーも、「どうして日本に、英語が堪能な人物がいるのか!?」と、ぶったまげたことでしょう。条約内容も間違いなく変わっていましたね。

 ペリーの逸話に、「日米和親条約の交渉にあたった幕府の役人一人一人の印象を米国人になぞらえた」というものがあります。

 日本側全権の林大学頭・・・くっくっく(←含み笑い)、こ、こやつは、ジョンソン上院議員に似てる。日本側全権は、ジョンソン。
 井戸対馬守・・・こやつは、ブキャナン(後に大統領になった)にソックリ!
 鵜殿長鋭・・・こやつ、郵政長官に似てる。

 その日の会議が終わったあとの米国側の話し合いが目に見えるようです。
 「郵政長官は石頭だね。だけどブキャナンは歩み寄りの姿勢を見せていた」
 「ジョンソンは我々の言いなりだから、郵政長官やブキャナンは気にしなくてもいいんじゃないか」

 ジョンソン、ブキャナン…頭がいいですよ、ペリーは。「はやしだいがくのかみ」「いどつしまのかみ」「うどのながとし」…どこまでが姓でどこが名前か?現代の日本人でも解らない。

 教材の絵の参考資料として集めたものに、万次郎が自ら描いた自画像がありました。なんと、写真で見る万次郎とは程遠い…ぶ厚い唇を持った大きな口。バカボンに出てくるすぐに発砲するおまわりさんのような目…とても日本人には見えません。長年米国で暮らすと、自分というものを分解して再構成するのでしょうか?その時パーツを取り違える…?

 ペルーは、松崎満太郎については、よく知る人物になぞらえなかった。なぜか?「美男子からほど遠かったため」というのが通説。も、もしかして、万次郎が松崎満太郎にすり替わって日米和親条約の交渉に参加していた?それはないかぁ。

 人権教室資料、「ジョン万次郎」。素晴らしいものができあがりますよ!た、たぶんですがね…。

 掲示板の書き込みは、堂々と本名で

2013年08月09日 | Weblog
 8年ぶりに、中学生の野球大会を観戦しました。どんな経緯で中学野球の試合を観に行ったかって?8年前に中学野球をしていた知り合いの子が、中学校の教諭となり野球部の監督に就任。あれよあれよというまに勝ち上がり、「全国大会まであと一勝!」と、なったのです。で、車を飛ばして応援に行ったというわけ。中体連の全国大会ですよ!高校生の甲子園大会に匹敵する。

 全国大会をかけた戦い、ありゃ?ベンチに覇気が漲っていない?ベンチに入れなかった選手も声を発することなく黙々とただ戦況を見つめているだけ…?

 チャンスらしいチャンスもないまま、0-3で敗退。全国大会の夢は、はかなく消えた。

 このように覇気のないチームがよくもまあ、ここまで勝ち上がってきたもの…。試合後、観戦に来られなかった監督の父親と電話で話をしました。父親は、開口一番…
 「選手は元気でしたか?」
 「それがぁ、声もほとんど出さないし…元気なかったですよ」
 「やっぱり、子ども等に注意したんだなあ…」

 どういうことかと言いますと、全国大会を決める試合の前の試合のあと、インターネットの掲示板に次のような書き込みがあったというのです。その概略は…
 「○○○中学校の選手は、相手選手を傷つける汚いヤジを飛ばす。指導者は一体何を教えているんだ。中学野球は、スポーツマンシップの基礎基本を教える場だ…」
 このようなことが面々とつづられていたという。

 それを、監督が見てしまった。監督といっても、大学を出たばかりの23歳。無責任な掲示板の書き込みを無視できなかった。深夜、父親に、「どうしよう?選手に声を出すなと指導すべきか否か?」と、電話があったという。
 父親は、「そんなの、かまうな(気にしたりするな)。ほっとけ」と、アドヴァイスしたのだと。
 監督は選手に、「試合中、あまり声を出さないように」と、指導した…らしい。ほぼ無言だったんだから。本来、大声を出してお互いを鼓舞する元気のいいチームだという。

 さて、この問題、まず掲示板に書き込みをした犯人が卑怯です。なぜ匿名で書き込んだか。後ろめたいところがないのなら、堂々と名乗って書き込めっ!名乗る奴はおらんだろうって?重大事件でなければ犯人を特定しないのがインターネット犯罪ですからねえ…。これが困ったもので…その心ない書き込みで、あと一勝にせまった全国大会をフイにしてしまった中学生がいた。

 犯人に言いたいのですが…おそらく相手選手が聴いて「嫌だな」と思うようなヤジもあったのでしょう。だからといって、選手や監督を誹謗するのはお門違い。国会議員のヤジの汚さといったら、「ピッチャー、疲れているよー」「バッター打てないよー」なんて可愛いもんじゃない。犯人は、国会議員のヤジについては掲示板に書き込まないのか?長いものには巻かれ、弱いものを挫くことが得意な犯人には、中学生の野球選手や監督を責める資格などハナクソほどもないっ!
 もっとも私は監督が知り合いだからこのように言うのですがね。

 インターネット社会の良くない部分…中学野球の勝敗にまで影響するとは…

「若返りに有効」が証明された

2013年08月08日 | Weblog
 残暑お見舞い申し上げます。
 オルトメディコ…知ってます?知る人ぞ知る。知らない人は知らない。「製品の有効性・安全性を評価する会社」ラボは、東京医科歯科大学にある。この、オルトメディコと、日本バナナ輸入組合とがバナナの効果について調べたのだという…。

 わが家は、サル一家でもチンパンジー家族でもないが、毎日バナナを食べる。私のバナナに対するウンチクはいろいろあるが信用する人はほぼ皆無。なぜこれほど信用がないか?ウソのような本当の話が好きなものですから、インテリジェンス層にはウケルが、低レベルの人には単なるホラ吹きに見えるらしい。まっ、それはいいかぁ。

 で、私のホラ…じゃなくて私の主張の裏付けがある場合、それを引き合いに出すようにしています。虎の威を借るってことで…。
 オルトメディコと、日本バナナ輸入組合がバナナの効果をどう言っているか?

 1 整腸作用が高い…実は私はこの10年以上お腹をこわしたことがない。
 2 免疫力が高まる…実は私は免疫力が洋服を着て歩いているようなもの。
 3 肌のコンディションを整える…実は私は、肌の弾力、油分値、水分値が普通のオジサンの3~5倍!小学生が、私の顔の肉を引っ張って遊びます。彼ら彼女らは、「気持ちいい」と、評価しています。額を触る子も多く、「すべすべっ!」と。…本音は、「人の顔を触るなよナー!」なのですが、「ヤメロッ!」と、拒否するのも悪いかと思いまして無料で触らせております。

 これで、バナナの若返り効果が科学的に明らかになりました!
 とどめとして、医学博士がこの調査を次のように分析しております。
 老化の問題点は、腸の弾力性が落ちて便秘がちになり、腸内のビフィズス菌の数も減ってくること。バナナは、善玉菌を増やす食物繊維とフラクトオリゴ糖、整腸作用のある難消化性でんぷんも含んでいるのでこの問題の対策としてはベスト。胃への負担も少ないので、ベステスト(←bestest 注:私が造った英語です。念のため)。
 さらに、抗酸化作用が期待されるポリフェノールや、美容ビタミンと呼ばれるビタミンB群も豊富に含んでいるので、美容にも最適。

 やはりバナナは、素晴らしい食べ物でした!どのくらい食べるといいかって?朝夕1本。つまり、1日2本です。
 私の場合、朝食は…ジュース、パン、コーヒー、ボイルドエッグのほかに、「きな粉、バナナ、ヨーグルト、胡麻、抹茶、ブルーベリーを混ぜたもの」を食べています。この朝食は、20数年続けています。
 夕刻、ジム(プール)へ行く前に、「バナナ、フルーツグラノーラ」を食べます。これで、バナナを1日2本食べる計算になります。

 バナナのない暮らしは考えられません。若返り続けて、赤ちゃんになったらどうしよう…。これが当面の悩み…。

立派な人物の条件…爪の垢を有していること!?

2013年08月07日 | Weblog
 幼なじみに20町歩を超える田んぼで稲作をしている人がいる。その彼に会ったんですが、両手の爪には黒い爪の垢が大量に…。これぞ働く人の手ですね。
 実は、私の爪にも垢が溜まっています。正確にいうと、「垢」ではなく、「緑茶色」というところでしょうか。なんだそれって?畑作業です。素手が一番なのです。作物の無駄な枝を指で切るので爪の間に緑の汁が入る。見つけた雑草も、素手で抜くので、緑の爪に土が入り込む。よって、「緑茶色」。
 爪ブラシで、ゴシゴシ洗います。爪に垢をためて人前には出られませんから。しかし、爪の垢は落ちづらい。完全にきれいな爪になるのは、農閑期。

 爪の垢で思い出すのは、森喜朗元首相。またその話かって?まだ、3度目です。
 私は、後にも先にも「現」「前」「元」を問わず、首相と昼食を御一緒し、歓談したことがあるのは森喜朗さんだけ。その日の午前中に植樹祭なる催しがありまして、森さんは、随行の国会議員3人と植樹祭に出席しておられました。
 いざ、植樹という段階で、スタッフがスコップを忘れてきたことが分かりました。関係者が、血相を変えて奔走する中、森さんは言い放ちました。
 「手で植えればいいでしょう!」
 言うが早いか、素手でさっさと植え始めた。ほかの議員さんは、手を汚したくなかったようでした。咄嗟の時って、本性が見えるものです。
 森さんの場合、手も大きく、爪も大きい。その爪には、くっきりと垢ならぬ黒土が。

 がんとの闘いを宣言した政治ジャーナリストの岩見夫さんは、森さんを、「永田町の町内会長」と評しております。どこでも、誰に対しても面倒見のいい人であることがうかがえます。

 小沢一郎さんだって面倒見がいい人だったんだろうって?チルドレンの面倒は見たようですが…生活の党の惨めな姿…。小沢さんって、素手で植樹するか?!爪に垢を溜めるか?人への評価は、爪の垢ですよ。
 偉い人は、爪に垢を溜めなければなりません。なぜなら、垢がなければ煎じて飲めないから。

呼吸しない新人類の台頭!?

2013年08月06日 | Weblog
 「だいたい、人間が泳ぐのは間違い。泳ぐのは、魚にまかせておけばよい」…こんな考えなので、泳げるようになりたいとは思っていませんでしたねぇ。ところが、アクアウオーキングの合間にふざけて泳ぐマネをしたところ、数メートル進んだ。今は、足が着くプールなら25メートルは泳げます。泳法?形になっていないという意味の、自由形です。カエルの泳ぎを観察しましたので、その成果も取り入れております。

 なぜ底に足が届く(つまり、立てる)プールでなければダメかといいますと、水を飲んでしまったときにパニックになり、立てなければ溺れるからです。皆さん、プールの水を飲むこともなくスイスイと泳いでおられる…たぶん、エラを隠し持っているのでしょう。

 水泳の呼吸法は、「(水面に顔を上げたとき)吐いたあと吸う」。だから、「呼吸」という。私の場合は水中で息を吐いてしまい、水面に顔を出したときにいきなり空気を吸う。そのため、水も一緒に吸ってしまいます。

 ジムの出入り…出る人が先か、入る人が先か?「出入り」というくらいですから、出るのが先で、入るのがあと。呼吸と同じ。それなのに、出ようとしている私を押しのけて入ってくる輩がいる。「こらぁ!ジムの出入りはなあ…」と、説教してやりたいが、相手の大半は年配の女性なので、口喧嘩では敵いそうもないので…。

 世の中、「呼吸」(含む、「出入り」)のマナーがすっかり地に落ちてます。
 カネボウの、「美白、白斑問題」・・・カネボウが最初に被害相談を受けたのは2011年ですよ!2年間も息を止めていた!その時呼吸しておけばこんなことにはならなかったのに。勝手に、「自社製品の影響じゃない」と決めつけていた。
 東京電力は、参院選翌日に原発の汚染水流出を認めた・・・あらら、カネボウほどじゃないけど、2か月も息を止めていましたね。吐けよなあ!そうしたら吸えるのに。
 プロ野球の「飛ぶボール問題」。コミッショナーさん辞めないんだと。吐いて吸う。出なければ、入る人が困るでしょうがぁ!
 全柔連の会長も同じようなものだろうって?ホント、全柔連どーしちゃったんでしょうねえ?呼吸ってもの…知らないはずがない。絞め技は得意でしょうから。「落ちた(締められて失神)場合」は、活を入れると蘇生しますが…会長さん、落ちないものですから蘇生のしようがない。今月中に辞任することになっているだろうって?お・そ・い!常人なら、とっくに呼吸困難ですよ。

 下品の横行をくい止めねば

2013年08月05日 | Weblog
 私が常々主張している、「品」。品ですよ!「貧」でも「瀕」でも「牝」でもない。ここんとこ品がない、つまり下品な事件が続出しております。品を大切にしなければ…悪臭に満ちた世の中になってしまうのです…。

 コンビニ店内のアイスクリーム用冷凍庫に入ってアイスクリームに寝そべった男。それを写真に撮ってツイッターで流した!少し安心したのは、ネット上で広まり良識ある人々にバッシングされたということ。そうゆう人がいて良かった。「おもしれえ、オラもやってみんべ」という輩ばかりなら日本も終わってる。

 別のコンビニでも、男性アルバイトが冷凍庫に入った様子の写真をネット上で公開したことが、問題になっている。冷凍庫に入っただけなら問題にはなりません。問題になるようなことをした…。

 弁当チェーンの「もっと熱く(仮名)」でも、男性アルバイトが店舗内の冷蔵庫に入って撮影した写真がツイッターに投稿されて、騒動になった。この店員、「今日暑くね?」と、コメントしていた。

 何が問題か?「汚いんだよ!」食品が入った冷蔵庫、冷凍庫に入り込んでおかしな行為をするな!卑怯かつ下品。上品な卑怯はあるのかって?ないけどね。
 弁当チェーンは、名前が、「もっと熱く」なんだから、「熱くても、暑くてもしょうがないのが会社の方針」。冷蔵庫に入って、「今日暑くね?」…とっとと、アルバイトを辞めればいいだろう!下品でウケようとする輩には天罰を下さなければなりません。
 食品へのいたずらは、人間としてやってはならないことです。

 大手ハンバーガーチェーンでは、男性アルバイト従業員が、床に置いたバンズ(ハンバーガー用のパン)の上に寝そべっている写真を「ツイッター」に投稿した。
 コメントは…
 「バンズの上に寝そべってみた」というタイトルとともに、「いやー平日なのに、なんでこんなに混むのさ。ワッパージュニア(人気商品)何個作ったと思ってんの? ちょっと空気読もうよ」
 このツイッターも炎上したということなのでまあ日本人も見込みあるなあとは思うのですがね。「おもしろい」を間違えている。食品にいたずらするのは、幼児が、「シッコ、ウンチ」と言って笑うのと同じ。「おもしろい」は、知的でなければなりません。
 卑怯で下品な奴らの続出…「品」を教えなかった人たちの罪は重い。

 下品な奴は、日本だけとは限りませんでした。ロシアで公演していた米国のパンクロック・バンド「ブラッドハウンド・ギャング」のベース奏者が、ステージにあったロシア国旗をパンツ(下着)の中に入れた後、観客席に投げた。この映像がネット上に流出した。
 く、く、臭いでしょう!投げつけられた観客があまりの臭さに痙攣を起こしたんじゃないのか?下品だ!
 それにしても、なぜ国旗をパンツの中へ入れた?ギャングだから?不可解だぁ?

 ともあれ、冷蔵庫・冷凍庫関係およびハンバーガー屋の床のツイッターはそれぞれ炎上したし、「ブラッドハウンド・ギャング」のロシア公演は中止になったし…下品に天罰が下って良かった良かった。
 暑さが続くと、まだまだ出るぞぉ!類似の下品事件が。

日本人にもっとも身近な動物は…ウサギだった!

2013年08月04日 | Weblog
 今年感動したことのベスト10に入る出来事が!
 少年団のキャンプ引率で、山の中に行ってきました。6時に起床、ラジオ体操をすべく広場へ行ったところ、子ども達が叫びました。

 「あっ!なにかいる!」
 「鹿だ!」
 「いや、カンガルー?」
 「狸かなあ?」

 なんと、そこにいたのは、「野ウサギ」でした。立派な成体でした。野ウサギを目の当たりにする幸運など全く気づかない子ども達は、こともあろうに追いかけました。もちろんウサギは逃げます。その力強いこと!素晴らしいものを見せていただきました。

 「逸」という漢字を教える時の国語の先生の決まり文句…捕らえようとした兎(ウサギ)が逃げて「逸」という字になった。
 子どもの時分の冬の楽しみは、「カケス捕り」と、「兎捕り」でした。カケスは肉が少ないので、食用にせず、飼って楽しみました。九官鳥のように、声マネ、音マネをするので面白いのです。
 兎はもちろん食用。もっとも、仕掛けたワナを見に行って、「おっ!かかってるぞ!」となったときは、大半はすでに死んでいます。飼いようがない。こう書くと、随分捕獲したように感じられるでしょう。実際は…エヘヘ。
 ワナの近くまで足跡はあるのですが、逃げられてしまう…正しく「逸」。
 逸材、逸足、逸品、逸楽、逸話、散逸…みな、兎に関係がある。兎ではなく、狐でも、狸でもよかったんじゃないかって?無理無理。兎でなければつじつまが合わない。日本人にとって、最も身近な動物だったからです。古事記に、狸が出てきますか!因幡の白兎などは、古事記の代表的な話ですよ。フィリピンの古い話が起源ですがね。

 逃げた兎は、「逸」。では、捕まえた兎はどうなるんだって?捕まえたら(生きている場合)どうしますか?囲いへ入れます。囲いをあらわすのは、「冂(けい)」。冂の中へ兎を入れます。できあがる漢字は、「冤」。冤罪は、「囲いに閉じこめられて動けない。ウソの自白をして、なんとか囲いから出たい」…冤罪一丁上がり!

 兎は、月にも住んでいるし、古事記にも登場する…侮れませんなあ!
 そのウサギの野生の姿を見ることが出来た…早起きは三文の徳…金銭には代えられません。ただ、子ども達が中々寝なかったものですから、私の目はウサギの目でした。

独り言は、認知症の周辺症状か?はたまた薬の副作用か?

2013年08月02日 | Weblog
 「程度の低い精神科医の投薬…今、全国的に問題になっているんだよ(高知のてっちゃんがメールで教えてくれました)」
 今、このことを、しみじみと感じております。

 「アリセプト」「メマリー」「抑肝散」…認知症の人を介護した経験がおありの人なら皆さんが御存知の薬。
 で、わが家で介護している89歳、要介護4の義母を公立総合病院の精神科へ連れて行ったのですが…。
 連れて行った理由?まず歩行困難。目をつぶってうなだれて、「えーっ、えっ」という咳払いのような、吐き出すような声を四六時中出している…。

 処方されたのが、アリセプト。
 な、なんと、目があいた!その目は、怪しく険しい興奮状態。大人しく、言葉遣いも上品だった義母の一人称は、「わたし」から、「オレ様」に変わった。二人称は、「オメ(または、オメエ。オメもオメエも、オマエが訛ったもの)」である。豹変というか、超豹変!「バカヤロウ!」「アホ」「コノヤロウ!」などの罵声が、彼女から発せられる言葉の9割を占めるようになった。

 この様子を精神科医に訴えたところ、次に追加で処方されたのが、「抑肝散」…しかし、罵声の連続に変化はなかった。
 その次に追加で処方されたのが、メマリー。
 激しく興奮するようになり、パンチ、キックなど攻撃的な行動に出るようになった。「バカヤロウ!」「アホ」「コノヤロウ!」「こんな不味いもの食えるか!」「こんな苦い薬を飲めというのか!オメが飲めコノヤロウ」…気を失うのではないかと思われる程の激昂ぶり。これらは、薬の「副作用」に明記されていることとほぼ同じ!これほど激しい副作用なのですから、投薬中止にすべきだと私は思うのですが…。

 診察に行き、「メマリーでは改善されません」と、訴えました。なんと、さらに薬を追加するという!固辞しましたよ!冗談じゃない。症状は酷くなる一方…で、薬漬け…。てっちゃんの指摘通り。

 独り言が頻繁に…
 「バカヤロウ!」
 「誰がバカだってよぅ」
 「オメよ、オメがバカだ」
 「アホ!コノヤロウ!」
 これが、独り言での対話例。だけど、薬の副作用に、「独り言」は、ない。

 独り言(独語)の分類は…(現代精神医学事典 弘文堂)
 1 「退行的」要素…金づちで指をたたいて思わず毒づく…似た例に、「ハ、ハ、ハックション!」と大きなクシャミをしたあと、自分で「コノヤロウ!」というおっさんがいます。「ハ、ハ、ハックション!コノヤロウ!」…です。
 2 「個人内」要素…忘れぬよう番号を口ずさんで電話をかける…あるある。
 3 「個人間」要素スピーチの予行演習のような…あるある。

 老婆の独り言、退行的要素そのものですね。診察で、このことをいうと、待ってましたとばかりに、薬が追加されますね。認知症の人の自宅介護は、出口が見えません…。

北緯43度のわが家の庭で…幻のグレープフルーツの花が咲いた

2013年08月01日 | Weblog
 北緯43度のわが家の…またその話かって?ご、後日もう一騒動ありまして…。
 マンゴーの花が咲き。枇杷の実がなった。ここまでは、皆様にお知らせいたしました。フェイスブックには、写真入りで載せておきました。「いいね」が4人から…(少なっ!)。

 で、「グレープフルーツの花が咲いてますよ!」と、家人が!
 「うっ!こ、これでまたあちこちに自慢できるぞ!」…ほくそ笑みました。
 カメラを持ち出して、証拠写真撮影。確かに白い花が2輪。初めて見る形状でした。

 そして、あちこちで自慢。北緯43度の露地で、マンゴーの花、枇杷の実、グレープフルーツの花ですから!この暗い世の中で…北国に南国の植物の花が咲く。明るいニュースです。

 自慢する中で、質問を受けました。
 「グレープフルーツの果実は房状になりますよね。花は、どうなっているんですか?」
「うっ!(と、詰まりました。確かに、花も房状というかぁいわゆるブロッサムであるべきではないか…?で、曖昧な返事を)は、花は、普通の白い花で…」

 帰宅して、畑へ直行。グレープフルーツの花を検証…
 は、は、花がない!花が散った形跡すらない…?今朝写真を撮ったのに…?
 グレープフルーツの木の横で、ガウラが細い茎の先に白い花をつけて精一杯伸びて揺れていました。

 …また、家人のそそっかしさに…。もっとも、私自身も思い込んでしまったのですがね…家人を責めるのは間違いかな。
 グレープフルーツの花だと思ったのは、隣のガウラの花が、グレープフルーツの小枝に引っかかっていたものでした。風のいたずらでした。

 自慢を聴かされた人々へは、訂正してお詫びしたのかって?
 あまりにも広範囲に大声で自慢してしまいましたので、今さら「間違いでした」とも言えません。知らん顔していますよ。
 グレープフルーツの花のその後を問われたら、「やはり気候が合わなかったのでしょうか、花はすぐに跡形もなく消えました」と、言い訳しますよ。
 「グレープフルーツの花を見に行きます」という人がいなくてよかったです。アブナイ、アブナイ。