アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

おかしな日本語…すぐに消えるので心配無用…

2013年08月21日 | Weblog
 初めて「じょしかい」という言葉を耳にしたとき、女性の歯科医(女歯科医:じょしかい)かなあと思いました。「女子会」は、女性だけの飲み会や昼食会など、遊びや趣味の会をいうのだそうで…。このような言葉が次々と出てくるんですよ…。どうして、「男子会」は、ないのか?
 「男子会」は、ないのに、「○○男子」は花盛り。
 「草食男子」「美肌男子」「カクテル男子」「日傘男子」「メガネ男子」「昆虫系男子」「弁当男子」「キティちゃん男子」「「スーツ男子」「乙女男子」「肉食男子」「スィーツ男子」「スカート男子」「レディース男子」…もうなんでもあり。「名詞+男子」で、言葉ができあがってしまう。面白いには違いないが…。

 「草食男子」が文字通り「草分け」なのでしょうが(←ウマイ!)、私は、「ベジタリアンの男」のことだろうと思いましたよ。実際は、冒険を避け、傷ついたり、傷つけられたりすることを避ける男のことなのだと。

 ここで兼好法師に御登場を頂かなければなりません。
 徒然草22段で、「今時の言葉はよろしくない」と。いやはや、新参の言葉を嘆くのは、現代のウンチクオヤジだけではなかった。700年前から…あの兼好法師でさえ嘆いていた!

 嬉しいのは、私が「こんな日本語が出てきてぇ…」と嘆いてきた、新出日本語が時の流れととものに衰退していくことです。理由?それは…飽きてしまうからでしょうか。張り子のようなものかな。
 流行語大賞の言葉も1年ももたない。すぎちゃんの「ワイルド」も、まだ1年も経っていないのに…遣うのがこっぱずかしい。「今でしょう!」だって、もう飽きられている。

 「○○男子」も、今がピーク。年末には、だーれも遣わないでしょう。「女子会」もすでに青息吐息。
 こうなったら開き直って…おーい!新しい日本語ぉ!どんどん増えていいよーっ。どうせすぐに死語となりますからねーっ。

「風立ちぬのタバコ」について

2013年08月20日 | Weblog
 観てきましたよ。いま問題の渦中にあるぅ…日本アニメ映画界の巨匠、宮崎駿監督の5年ぶりの新作劇場映画。スタジオジブリ製作の「風立ちぬ(東宝)」。
 公開から23日間で累計動員450万人、興収55億円をそれぞれ突破し、大ヒット上映中!

 この映画の何が問題の渦中かといいますと、「タバコ」です。喫煙のシーンが、やたら多い。で、日本禁煙学会(NPO法人)が、「映画制作にあたってはタバコの扱いについて、特段の留意をされますことを心より要望いたします」と。
 ジブリ側は、「…当時の時代状況を描く上では、必然的な演出だった…」と。

 で、賛否両論入り乱れておりますので、私が断を下そうと…。いつからそんなに偉いんだって?偉くはないのですがぁ、国内でも上位にランクされている野次馬ですから、「風立ちぬのタバコ」についても、自分の意見というものを持たなければならないかと。

 結論からいいますと、「タバコのシーンを入れない方が良い作品になった」です。

 教室での喫煙シーン・・・風立ちぬをどう解釈したのでしょうか?学生が教室で喫煙するのを肯定していると誤解されます。不良学生の物語じゃないんだから!
 職場で上司を含め職員の多くが喫煙・・・飛行機を設計する会社って愛煙家でなければ採用しないのかねぇ?
 高級リゾートホテルのレストラン内での喫煙・・・このように、場面毎に喫煙シーンを登場させる。これを、「演出上」「登場人物のキャラづけ上」の必要性からのものと。いったい、何回キャラづけをするの?1回タバコを吸わせればキャラはつきます!
 食堂の客が喫煙していた・・・ま、これは、時代状況を描いたってことで許します。 タバコを吸わせるべきではなかったシーンは、結核で床に伏している妻の横での喫煙。あのシーンは、風立ちぬのクライマックスのようなシーン。あそこで、タバコを吸わせたということは、「妻はもう死ぬから…副流煙を吸っても関係ない」ってことか?

 「喫煙シーンがダメなら、日本刀や拳銃を使用する映画もダメということになるのではないか」と、禁煙学会への批判・・・コラコラ、時代劇は日本刀でしょう!西部劇は拳銃でしょう!当たり前のことです。しかし、「風立ちぬは煙草でしょう」と、なるのか?ロジック(日本禁煙学会の)では、そうなるだろうって?カタカナを使えばこちらが怯むと思ってるなぁコラッ!「風立ちぬ」は、「風」でしょう!
 相方の頭を叩きながら、「バカヤロ」とツッコむ漫才やバラエティ番組も自粛しなければならないのか・・・あれは酷い。自粛どころか追放してください。
 日本国が中毒性のある嗜好品であるタバコの流通を許可しているのだから、映画に喫煙シーンを登場させてなんか文句あんのかっ?・・・アララ?映画って、法律を守るんだぁ?刑事物でも、窃盗とか傷害を登場させられませんなあ。

 タバコという、映画とは全く関係のないところで、表現の自由を奪うような言いがかりは許せない・・・アノネ、禁煙学会は表現の自由を奪おうということではありません。ジブリを誹謗中傷するような意図は皆無。ジブリが、ますます繁栄し映画ファンが喜ぶ作品を制作してほしいからの希望なのです。

 タバコと映画は関係ない・・・関係ありますよ!「ジブリの映画」ということで、堀辰雄にもかかわらず、子どもが沢山映画館に来ていますよ。小学生には無理だと思うのですが、楽しみにして来てくれるのですから拒む理由がない。その子ども達の前で、タバコは魅力的なもの…と強調するのはダメでしょう!

 映画「風立ちぬ」…最も印象的だった風は、ドアを、「バーン!」と閉めた風でした。映画の全編を通して、一番大きな音でした。タバコを使わなくてもよかった…。

防刃の身近な素材は…

2013年08月19日 | Weblog
 放送があってもう数日経っているのに、家人の含み笑いが残っております。
 何がどうしたかって?「あまちゃん」です。
 「あまちゃん」の主人公の父親が小泉今日子と離婚しておりましてぇ…その小泉今日子に北三陸鉄道の駅長が思いを寄せておりまして…(観ている人にはなんの説明もいらないのですが、観ていない人に説明するのはなかなか難しい。映像の力というものは恐ろしいです)。

 小泉今日子をめぐっての、「あまちゃんの父親VS駅長」。父親は乱闘を視野に入れ、武装しておりました。で、駅長があっさり身を引いてしまいました。「ホッ」とした、父親が武装を解いたわけですが…

 伸縮する制止棒(警棒?)、チェーンなどの武器のほかに、腹から1冊の分厚い雑誌を取り出した。
 家人のバカ笑いはこの段階から始まった。翌日からは含み笑いとなり今日に至っている。時々、含みきれずにはじけた笑いになってしまいます。よほど可笑しかったことがうかがえます…!

 なぜそんなに可笑しいのか?話は、30年も前に遡ります。(その昔、書いたことがあるので、サポーターの方の中には、「ああ、あの話ね」となるかと)
 指定暴力団系が田舎町に事務所を構えました。事務所員は1人。私ども小市民にとりましては些細なことだったのですが、夜更けにその事務所の方と電話で口論になりまして…日頃上品な私が、「バカヤロー!」と罵ってしまいました。当然、先方さんは怒りまして…
 「この野郎!今、ぶっ殺しに行くからな!逃げるなよ!」
 相手が、普通のオヤジなら、「ぶっ殺しに来るはずがない」と、タカをくくるところですが、なにしろ田舎町に進出してきた危ないオヤジ。必ず来る。

 そこで急遽、傾向と対策を。たぶん、匕首(あいくち。早い話がドス)を持ってくる。腹を刺そうとするだろう。対策として…
 1 腹を守る。
 2 匕首を叩き落とすために、「すりこぎ棒」を用意する。

 すりこぎ棒は台所から持ってきてベルトの背中のほうに差し込みました。腹を匕首から守るために、新聞紙を厚くして腹に巻きました。
 日本刀も、出刃包丁も用意しませんでした。いくら反社会的集団の構成員でも「過剰防衛」で傷つけてしまってはこちらが罪人。

 さて、1時間ハラハラドキドキしながら待っても来ない。2時間待っても来ない。よい子が寝る時間をとっくに過ぎているのに来ない。さては、武蔵を気取ったか!
 こちらは待ちくたびれて眠くなったので、電話しました。奥さんが出ました。
 「あのう…御主人がぶっ殺しに行くと言ったので待っているんですが、まだ来ないんですぅ…」
 「あっはっは、あーっはっは!家の人、酔っぱらって、とっくに寝てます」
 一旦口にしたことは守れよなぁーっ。この緊張の数時間は何だったんだ!

 私としましては殺し屋が来そうもないので、武装を解除しました。すりこぎ棒を台所に返し、腹から新聞紙を取り出すところで家人に発見されてしまいまして…気が狂ったと思われたみたいで…
 「なにやってんのぉー?」
 「い、いえ、そ、その、殺されないようにその…匕首…」
 この時の家人の笑いっぷりは家中の酸素が無くなるんじゃないかと思えるほど…。新聞紙で、刃物を防ぐことができるはずがないだろうという素人考えと、腹に新聞紙を巻くという非日常的な行為がウケたらしい。

 次の日も、その次の日も…私の顔を見ると笑い、新聞紙を見ると笑い…。

 あれから30年。あまちゃんの父親の腹から雑誌が出てきたところで、消えていた笑いに再点火された。
 ただ、刃物から腹を守るには、「紙」が有効ということは信じてもらえたかな。

身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ…全て捨てれば…

2013年08月18日 | Weblog
 わが家の宗教は…仏教。意識として、「仏教徒」というものはぁ…ない。これは、日本人の殆どがそうじゃないかと思いますが?仏教徒といっても、葬式の時、「お坊さん」にお経をあげてもらうというだけの話。
 
 まあそんな、仏教徒ですが、「一遍上人」だけは良く覚えております。知人に名僧がおりまして、NHKのEテレで親鸞の講義をしておりましたが…私は、親鸞のなんたるかを、「知らん」(←シンランのダジャレ。説明すんなってかぁ?)。

 なぜ一遍上人かと言いますと、「すべてを捨てよ」と説いておられますので。私の場合、「頭は悪い、スタイルは悪い、お金もあるわけではない…」ないないずくし。学生時代の心の支えは、一遍さんでした。「すべてを捨てよ」ですから、これは楽ですよ。
 知識も捨てる、見栄も捨てる、体裁も捨てる、お金も捨てる、教科書も捨てる、学生証は紛失する…楽だぁ!

 話は逸れますが、インドの旅行中、「一糸まとわない修業僧」を見ました。そういう宗派があるのだそうで…少々のことでは驚かない私ではありますが…。「な、な、なんじゃこりゃ!」と、びっくり!この宗派、一遍上人と関係があるんじゃないかと思いました。何もかも捨てて、「衣服まで捨ててしまった」。

 閑話休題。
 「すべてを捨てよ」というのは、抽象的な表現だろうって?そんなうがったもんじゃない。具体的な表現です。
 「捨ててこそ見るべかりけれ世の中をすつるもすてぬならひありとは」…ですから。 何もかも捨てると、その先に本当に大切なものを見つけることができる…。
 「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」という諺もある。
 「自民党をぶっ壊す!」と、言い放った自民党所属の首相がおりましたが、正しく、一遍の薫陶を受けたものです。

 ただ私は、口では、「すべてを捨ててこそ…」と、言っておりますが、「預金通帳」「土地の権利書」「騙されて買った浮世絵」「オーダーメイドの背広」…捨てられません。なぜかって?もったいないから。こういうところが俗物なんですよねーっ。

 松山市道後の宝厳寺が焼けてしまいました。宝厳寺派、国の重要文化財。一遍上人の生誕の地として有名なお寺。無残に焼け落ちた本堂に、これまた重要文化財の「一遍上人立像」が安置されておりましたが…炎の中に消えた。
 「すべてを捨てて…」ということなのでしょうか…?

水を飲む…熱中症対策?夜間頻尿対策?

2013年08月16日 | Weblog
 熱中症で亡くなる人のニュースが…元気盛りのアメフト部の高校生まで熱中症で亡くなりました。試合中でも、「水分補給の時間」をとっていたというのですがね。

 何が変わったのでしょうか?と、言うのは、少なくても30~40年前の運動部の中高生が熱中症で亡くなったという話は…あったとしても非常に少数のはず。もっとも、当時は「熱中症」という言葉は使われていなかった。「日射病」とか「熱射病」という言葉が使われておりました。(1990年代になってから、日射病、熱射病を含めた総称として熱中症が使われ始めた)
 その昔の話で重要なのは、「部活中に水を飲んではいけない」という教えが頑なに守られていたということ。この点は、今の部活動の対極です。今は、とにかく、「水分補給」ですから。

 話が逸れますが、ダイエットが目的でスポーツジムに通い始めた女性の愚痴…
 ・・・血圧と体重を計測してから運動を始めるんですけどねぇ、10分毎に水分を補給しなければならない。トレーニングが終わってまた血圧と体重を計測するのですが…、「始める前より、終わったあとのほうが太ってるぅーっ!トレーニングしたら太るってどーゆーこと!」
 まあ、汗の量より摂取した水分が多かったってことでしょう。

 閑話休題。
 真夏でも水分摂取厳禁の時代に熱中症で倒れる子などいなかったのに、頻繁に水分を補給できる今のほうが熱中症が多いってどーゆーこと?何か変わったのか?

 30年前の7月の平均気温と、今年の7月の平均気温では、多くの都市で、今年のほうが、「3℃前後高い」という(気象庁データ)。これが熱中症が増えている原因か?
 3℃くらい大したことがないように思われるかも知れませんが、3℃と言いますと…「+1℃と、-2℃の違い」であり、「39℃と42℃の違い」…このように見ると、3℃というのは大きな違いです。

 私の場合、500mlの水やスポーツドリンクを一気飲みして水分補給をするのですが、これが良くないんだと!
 「一度にたくさんの水(200ml以上)を補給してしまうと、血液には吸収されず排泄されてしまいます。ですから、水分補給にならないのです」…そうだったのかぁ!
 つまり、水分補給は、「あたかも水を噛むようにして飲む」のが正しいということになる。あと、こまめに少量づつ。

 私の習慣は、ことごとく間違った習慣だった。水分補給で唯一褒められた習慣は…
 夜中にトイレに起きたあと、排出した量と同じくらいの水分を補給する習慣。これは必要なことなんですと!
 ただ…これも、私の場合1回トイレに起きたら200ml飲む。夜中に3回はトイレに起きますから(典型的な夜間頻尿オヤジですもんで)…合計、夜中に600mlの水を飲んでいることになる。飲み過ぎでしょうか…。

ガラケー派に対抗して「FP派」が登場?!

2013年08月15日 | Weblog
 「ガラケー派?」と、問われてキョトンしていたら、大笑いされてしまいました。時代から取り残されたおっさんを嘲笑したものでもなさそう。「知らないふりをしている姿が笑えるぅ!」と、いったところか?それほど、ガラケー派という言葉が普及しているとは…。
 ガラケーがガラパゴス携帯ということは知っていましたが、「ガラケー派」と、「派」が付く言葉があるということを知らなかったわけで…右派、左派、中核派、革マル派、主流派、反主流派、赤軍派…なら分かるが、ガラケー派はぁ…?
 ガラケー派に対立する「派」って、「なに派」なのか?「反ガラケー派?」…その派の人たちって、どんな活動をしているのか?

 そもそも「ガラパゴス携帯」って、二つ折りの携帯電話を使っている人(私だよ!)をバカにした言葉じゃないのか?「貧乏だから、スマホ買えないんだぁ!やーい、やーい、進化について行けないガラパゴス携帯男!」
 電話なんて、「通話ができる」、これだけでいいのです。私の二つ折り携帯でさえ、ワンセグ、カメラ、インターネットのほか様々な機能が付いている。だけと、通話機能以外は使ったことないなあ。

 「親指派?」「人さし指派?」…「派」を付けるのが流行っているのでしょうか?親指にまで「派」が付くとは!スマートフォン(スマホ、多機能携帯電話)を片手で扱える人が親指派で、両手を使って扱う人が、人さし指派なんだと。そんなことで派閥を作って親指派が人さし指派を、「からかい」「いじめ」のターゲットにしようという考えだなきっと。
 どうやら、「ガラケー派で、かつ人さし指派」が、もっとも可哀想な奴ということか。
 と、いうことは、ガラケー派に対立する派閥は、「スマホ派」ということになるわけで…スマホ派がそんなに偉いのか?駅のホームから転落するのがそんなに偉いことなのか?まあ、何を言っても負け犬の遠吠えとしか受け取られないでしょうけどね。

 私と同様、「ガラパゴス」に抵抗を感じる人がおられるようで、フィーチャー・フォン(feature phone)という言葉を耳にするようになってきています。直訳すれば、「特徴のある電話」ということです。携帯電話の端末のうち、一定の機能を有する端末に対する通称として使われるようになった。早い話が、ガラケーと同じですが、言葉が違うと、イメージが一変します。
 私は、フィーチャー・フォン派を名乗ることにします…チョット長いので、「FP派」としますか。だけど…なんでこんなことに見栄をはらなきゃならんのだ?

介護保険サービスが切り離される…

2013年08月14日 | Weblog
 早かったです…。わが家で介護している89歳の入所のことですが…
 「自宅介護で要介護4」という条件は、特老施設入所判定で特段の配意をしていただけるということがよく分かりました。2~3年待たなければならないのかと覚悟しておりましたが、8か月で入所の順番が来たのです。
 「このままでは、介護者の精神が危ない」と、判断されたと思います。
 
 いやはや…私とて残りの人生が少ないのに…どうして残り少ない人生を…縮めていかなければならないのか?情けない日々でした。「老老介護」は…あってはならない状況ですね。失われた8か月でした。
 何が失われたかって?時間ですね。寿命と言ってもいいかな。次に御近所からの信頼です。「穏やかに暮らしていると思ったら、連日連夜の修羅場。一体何をやっているんだ!」と、評判になっていることは間違いない。よく警察へ通報されなかったものです。念のために申し上げておきますが、介護する側がやっつけられてきたわけで…世の中に多い、被介護者への虐待とは違います。

 先は見えましたが、これからがまだまだ大変です。あと10年は、楽々生きてくださるでしょうから…。そのうちこちらが、「要支援」になります。断言するのかって?最近の物忘れ具合から判断しますと、あと数年で要支援でしょう。

 で、困った問題が勃発しています。
 政府の社会保障制度改革国民会議は、介護保険サービスの対象から「要支援」の人を切り離すと…!これが実施されると、要支援で何らかのサービスを受けている人たちは…実費を払うの?それとも、サービスなしで頑張るの?
 人様の心配をしている場合じゃない。数年後(?)の私も、要支援になっても介護保険サービスの対象外になるわけですから大問題です。

 現在、要支援の人は150万人です。今後この数字は減っていきますか?団塊世代が、要支援への道を驀進中ですからどんどん増えます。介護保険サービスなしでは、「これまで予想できなかった事件」が、次々と起こります。介護サービスは、「心の支えとなり、生きる力となる」わけですから、打ち切り(切り離し)はしないで頂きたいものです。

 介護保険法第1条(目的)…
 「尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう…福祉の増進を図る」
 「…福祉の減退を図る」と、文言が変えられるのでしょうか…。

 本日午後、いよいよ特老施設からお迎えが来ます…。

奮えー、奮えー 日本語!

2013年08月13日 | Weblog
応援といえば、「フレー、フレー…」。私としては、「奮えー、奮えー…」という日本語だと勝手に思い込んでおりました。
 「世界史の読み方(宮崎正勝著 角川選書)」に、フレー、フレー…のルーツが書かれておりました。「奮えー、奮えー…」ではないんだと!
 フレー、フレーは、ユーラシアのほとんどを支配したモンゴル帝国にあった。騎馬軍団の「フラー(万歳)」という「鬨(とき)の声」から、日本のフレー、フレーになったのだと。

 こうなると、合点がいくことがあります。日本では、「フレー、フレー」。米国でも「フレー(Hurray、Hooray)」…偶然の一致と思っていたのですが、どうやら、モンゴル帝国から米国へ渡ったもの…これで合点!
 ロシア語では、「ウラー (Ура)」。これも偕老同穴デスネ。言い直します。同じ起源ですね。

 冷戦の仇同士が、同じ語源の言葉を遣って、「バンザーイ!(Hurray、 Ура)」を叫んでいたのかと思うと…なんか楽しい。

 ロシアは北方領土を支配してしまっておりますが…言葉も自分たちのものにするのが得意みたいです。
 よく、ウンチクオヤジが、「筋子とイクラの違いは?」と、問いかけてくることがありますが、これは、日本語とロシア語の違い。イクラはロシア語で筋子は日本語という違い。日本人に馴染みの、インテリ、ノルマ、アジト、セイウチもロシア語。
 鰯(イワシ)は、ロシア語では「イヴァーシー」ですから!日本が、イヴァーシーをパクッて、「鰯」という漢字を当てたんじゃないのかって?そ、それはないです。
 秋刀魚(サンマ)は、ロシア語では、「サイラ」。サンマとサイラは似ていないだろうって?西日本では、サンマのことを「サイラ」と言いました。今は、「サイラ」と言う人はほとんどいない。つまり…サイラは、ロシア語になってしまいますね…。

 フレー、フレー日本語!

児童生徒はパシリに?教育の場に政治を?

2013年08月12日 | Weblog
 「勉強などで競い合っても、いざという時に助け合えるのが人間の素晴らしさ。政党ごとに手法は異なっても、国を良くしていくとの思いで一致できるはずだ」
 素晴らしい!これは日本の現役の政治家の主張。どなたの言葉だと思いますか?

 安倍さん?…安倍さんがこのような超理想的な言葉を発するはずがない。
 海江田さん?…確かに言いそうですが、違います。涙で言葉が詰まるし。
 共産党の人?…あ、あのね!助け合ったら万年野党ではなくなってしまうでしょう!

 このセリフの主の思い出話がなかなか感動的…
1958年に神奈川県青野原小学校で教壇に立った。
 担任したクラスに、足の不自由な子がいた。遠足は近所の山登り。「迷惑がかかるので行かせられない」という親を説得したのは級友たちだった。交代でおぶって登り切った…。 ね、いいお話しでしょ。

 このセリフの主は、その後山梨県の教員になりました。子どもは神奈川県も山梨県も同じ。純粋で、助け合いができます。
 そんな子ども達に、教組が支援する候補者の後援会入会カードを配る…これは良くないと思うが?担任は、入会カード5~10部ほど(い、1部じゃないのか?)を、児童の連絡帳に挟み、児童が保護者に渡す。部数が多いのは、親戚や知人用。親が、頼み込んで名前や住所、連絡先を記入してもらい担任に提出していた。これって、児童をパシリとして利用したわけで…。
 ノルマが達成できない親には、教員が電話をかけて催促。子どもへの評価に影響があると脅迫する教員もいたんだと。まさに子どもを人質にして、保護者に投票と集票を命じる…。
 この話は、セリフの主がまさに活躍していた頃の話です。

 子どもを選挙のためというか政治活動の道具として使う人に、「…いざという時に助け合えるのが人間の素晴らしさ…国を良くしていくとの思いで一致できるはずだ」このセリフは言っていただきたくなかった。

 「国を良くしていく」と、言うのだからいいんじゃないかって?国を良くするのではなく、「自分たちだけを良くする」という意味でしょ!そんなことは許されません。
 助け合い?助け合いの意味が分かっていない。助け合いは、「親が、カードを親戚、近所に配って後援会に入会してもらう」ことではありません。

 セリフの主ですか?もうお解りの通りです。このたび某院副議長に就任された方。この方、「教育の政治的中立など、そんなものはありえない」とも発言されています。道理で、一部ですが学校内で政治活動が行われているはずだぁ!

ウケたいオヤジの舌禍

2013年08月11日 | Weblog
 麻生副総理兼財務相、桜井よしこさんが理事長の、「国家基本問題研究所」で発言した。発言には、前後があるのですが、問題になった部分だけを取り出すと…

 「ワイマール憲法という当時のヨーロッパで最も進んだ憲法下にヒトラーが出てきた…ある日気づいたらワイマール憲法が、ナチス憲法に変わっていたんですよ。誰も気がつかない間に変わった。あの手口を学んだらどうかね」

 ところでぇ…「ナチス憲法」という憲法はあったのか?「意味が解っているのに、屁理屈を言うな」って?いえいえ、畏れおおくも、日本の副総理兼財務相である麻生太郎さんの発言ですから、はっきりしておかなければなりません。

 「誤解を招く結果となったので、ナチス政権を例示としてあげたことは撤回したい」と言っているんだから許してあげなさいって?許さないとは言っておりません。「ナチス憲法という憲法が歴史的にあったのかなかったのか?」と、いうことを言っているのです。

 麻生さんを責める人は沢山おられるが、「ナチス憲法などなかった」という人は…まあ、専門家なら誰しもが知っていることなのでしょうが、そのような方は、メディアで、「ナチス憲法なんてないよ!」と言う機会を与えられない。

 私の認識としては、ヒトラーがワイマール憲法の憲法改正手続きをした。そして憲法改正法が成立した。これによって、ナチスの独裁が確立された。そして、全権委任法(授権法)へと進んでいった…。授権法は、「民族および国家の危難を除去するための法律」のこと。麻生さんは、これをナチス憲法としたのか?

 「…ある日気づいたら…」これはない!「ある日気づいたら、日本国王が、金正恩だった」これと同じらいあり得ない話。

 麻生さん、御近所の毒舌オヤジなんだもの!ウケたい!毒舌で満座を沸かせたい!総理の時もそうだった。今もなーんにも変わっていない。このまま内閣にいても、きっとまた舌禍を起こしますよ。
 困るのは、麻生さんの「ウケたい欲」のために、日本という国が国際的信用を落とすこと。今しばらく麻生さんの口には、ガムテープを貼っておかなければ…。