バッタモンのポタリング日乗

松本在住の自転車散歩日記です
  時々余計な話題も

中国地方乗り鉄:一畑電車

2022-10-17 21:16:50 | 鉄道
木次線終点の宍道駅到着12時28分
ここから山陰本線に乗り換えて出雲市駅へ
ここまで来たら一応出雲大社は見ておきたい

一畑電車出雲大社前駅に降り立つ
新型コロナはどこ吹く風
駅も参道も観光客が多くさすが島根随一の観光地だ
出雲そばを食べようと思っていたが諦めて手持ちのどら焼きをベンチでほおばる
今更縁結び祈願も不要なので遠目に大きな神殿を見てから宝物殿の心柱を見学して早々駅に戻る

出雲大社前駅は鉄筋コンクリート造り洋風建築の駅舎で
ステンドグラス風装飾なども施されており国の登録有形文化財に指定されている
構内にはデハニ50形電車が保存されて内部を見学することができる
これは中井貴一が49歳で一畑電車の運転士になるという映画で使われているのを知ってアマゾンプライムで観てみたら
畑電の魅力満載の映画でした





820円の切符を買って15時07分の松江しんじ湖温泉行に乗り込む
ボックス席が木のパーティーションになっていた
サイクルトレインでもあるのでレンタルの電動自転車が3台持ち込まれてきた
車内は結構混んでいたので肩身が狭そうだ
赤い鳥居が列をなしているお稲荷さんが車窓から見えた
確か鉄道写真家中井精也さんが写真を撮っていた所だ
川跡でJR出雲市駅に行く人たちは乗り換えるので車内には余裕ができた
起伏がほとんどない上にレール敷設が直線的なので結構な速度で走っていく



一畑口駅では珍しい平地でのスイッチバックが行われ
ここから進行方向が逆になり最後尾に座っていた私は最前列になる
これはかつては3.3キロ先の一畑薬師まで伸びていた線路が戦時中に撤去され軍事用に転用されたことによるものだそうだ
途中下車したかったが時間の関係であきらめざるを得なかった
あいにく空も宍道湖もグレーでお世辞にもきれいな風景とは言えない

松江市に近づくにつれ次第に混みだしてきて
子供を抱いた母親が乗ってきたので席を譲った
松江しんじ湖温泉駅到着16時08分
日が沈むまでまだ十分に時間があるので徒歩で松江城に向かう
これで5つの国宝城完全制覇だ

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中国地方乗り鉄5:木次線

2022-10-17 07:15:54 | 鉄道
備後落合駅を出て線路はすぐに三次方向への芸備線と分岐し
西城川沿いに中国山地の分水嶺に向けて高度を上げていく
並行する国道314号線を走る車が唸りをあげて走行する気動車を軽々と追い越していくのが車窓から見える
この路線でも時々25キロ制限区間が現れる

三井野原駅はJR西日本で最も標高が高く726メートルだ
スキー場もありここまでくるとぐっと空が広くなる
分水嶺だ
ここから次の駅の出雲坂根間にこの路線最大の見どころが待っている

駅を出て間もなく赤い大きな三井野大橋が現れ気動車は徐行してくれる
出雲側の急坂を回避するため線路は大きく湾曲しており
その中に壮大なループ橋が見えてくる
これが標高差105メートルを一気に駆け上がる国道314号線のおろちループだ



備後落合から乗り合わせていたおじさんがいろいろ説明をしてくれた
JR株の優待券があるのでよく乗りに来るそうだ

出雲坂根駅は急坂ゆえの三段スイッチバックで有名だ
延命水と言う名水もありホームで写真を撮ったりしている人もいるが
国道脇の駅なので車で来た人だろう
ちなみに一日乗車人数は一人ということだ



駅舎が蕎麦屋になった亀嵩駅に着くとおじさんは降りて行った
これからトロッコ列車おろち号で備後落合に戻るという
何と売上協力としてこの乗車券を2枚買ってあるので記念に一枚あげようと渡された
勿論乗るわけにはいかないがありがたく頂戴した

木次駅到着は11時28分
備後落合から約二時間
この車両がそのまま11時54分発宍道行となる

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