徒然雑感 by おとぼけの父上

R中学のソフトテニスコーチ、エスパルスの応援、その他何でも、日々の雑感を記録していきます。

ガンバレ自分!

2010-07-30 07:04:14 | 認知症
先日、数年前に亡くなった兄貴の、
奥様と話す機会があった。
義姉には節目節目にお袋ことを報告はしていたが、
詳しい話をしていなかった。
お袋が亡くなった後、ブログを遡ってみて下さり、
おとぼけの父上も大変だったんだねえと、
改めてねぎらいの言葉をいただいた。
正直、私にとって「大変」という感覚が無く、
あっという間に日々が過ぎ去ってしまい、
お袋に対し、大したことが出来なかったことを、
むしろ後悔していたのだが、
義姉の言葉を聞いて、
少し、自分でも自分のブログを読み返してみた。
すると、言葉で読み返す、昔の思い出?
すっかり忘れていたが、
あんなこともあった、
こんなこともあった。
そう、人間てやっぱり忘れてしまうんだよね。
読んで、思い出すことがいっぱい。
ブログに書いていなかったら、
ほとんど忘れてしまい、
ところどころ、何かのきっかけで思い出すだけだったろう。


ブログをやっていて良かったとそう思った。


文章で自分を振り返ると、
自分のことを言うのも変ではあるが、
確かに大変だったなあとちょっと思った。

世の中にはもっと大変な人がいる訳で、
自分だけが大変とは全く思わないが、
グータラな私がこれだけやったのなら、
お袋も少しは許してくれるのだろうか?

例えば、兄貴だったら、
もっとかゆい所に手が届く?
そんな対処をしていただろう。
兄貴が先に亡くなり、
グータラな私が残ってしまったのが、
お袋の不運の始まりか?
いやいや、
親父が亡くなったのが不運の始まりなのだが。

私なりに精一杯やったけれど、
本当はお袋のアルツハイマーが判明してからではなく、
その前から、同じように対処してあげたら、
ひょっとすると、アルツハイマーにならなかったかも知れない。
私のその負い目は多分一生消えないのだろう。

それを背負って生きて行くことが、
私が出来る唯一の贖罪である。
コメント
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