徒然雑感 by おとぼけの父上

R中学のソフトテニスコーチ、エスパルスの応援、その他何でも、日々の雑感を記録していきます。

先日の中体連(中学総体)総括?付随するお話

2022-07-04 13:11:09 | テニス

最近、道路の渋滞を理由にバスが遅れることが増えています。理由は竜爪街道の道路整備が今、最終局面を迎えていますが、以前、貧弱で狭くすれ違うことも出来ない部分があったりしたものを、片側1車線の両側歩道つきの道路が完成間近ですが、計画が立ち上がった頃より人口が増え、車が増えているので、朝夕の渋滞は目に見えて増えています。静岡市は静清バイパスが1968年に事業化され、取り敢えず形だけでも開通したのが1997年。約30年掛かるっており、更に片側1車線を2車線に増やす工事等は未だに全てが完成出来ていない遅れている行政なので、今の渋滞が解決することはないでしょう。困ったものです。

 

 

昨日、中体連(中学総体)個人戦のお話を書きました。

毎年、中体連が終わると、いつも後悔に苛まれます(さいなまれます)。

もっと教えてあげればよかった。

もっと成長させてあげられたのに、

私に能力がないばっかりに・・・・等々。

 

確かに、昔に比べて部活のガイドラインやらコロナ関連の制限により、

練習量は確実に減っています。

だからこそ、顧問の先生の役目、コーチの役目は、

昔より大きくなってきた気がします。

そうは言っても、名ばかりのコーチの私に出来ることは少ないですが、

それはそれとして、

折角ですから、3年生の総括だけでも書いておきたいと思います。

 

まず最初に、この学年はほぼ全員が不器用。

世間一般的に不器用と言う言葉はネガティブで人より劣っている?

そんな印象を与える言葉かもしれませんが、

私は不器用と言う言葉は嫌いではありません。

成長の仕方は人それぞれで、

器用で何でもすぐできるけれど、成長がすぐ止まり伸びない子もいれば、

中々上手くならず、時間がかかるけれど、

一度習得するとそれが身につき強くなる子。

成長の速度は遅いけれど、どこまでもずっと伸びていく子。

色々なタイプがいるからこそ面白いと思っています。

 

佐〇〇・信〇ペア

佐〇〇はR中の女テニのエースとして引っ張ってくれましたし、

信〇は体は小さいものの、頑張り屋でチャレンジ精神が旺盛でした。

大会での最高順位は5位?6位?

中体連はベスト16とは言え、プレッシャーのかかる中、

強敵にも粘り強く戦い勝利しました。

ずるさが無く、相手の嫌なところを突く戦法で、

手っ取り早く得点を取ったりする事がなかなか出来ないところが、

欠点と言えば欠点ですが、これからの長い人生を考えると、

そういう真っ向勝負の性格は大切です。

良い時はガンガン攻めていけるのに、

ちょっと逆風となると、必要以上に考えすぎるところ。

二人とも、良い時と悪い時のプレーの差が大きいのが難点ではあり、

まあ、誰でも持ち合わせるものですが、

その辺が課題でもありました。

それでも、県大会に行けるので、

R中は県大会個人戦で、未だ未勝利なので、

悲願の1勝を是非達成して欲しいものです。

 

森〇・栗〇ペア

3年生の3ペアの中では最も不器用な二人でした。

森〇は最後まで本当の意味でのフットワークは身につかなかったのですが、

柔軟性に欠けるストロークが、ことしの春先から無駄な力みが抜けた、

繋ぐストロークが出来るようになってから、

徐々に勝率が上がりました。

かつて、大切なポイントは必ずミスをしていたイメージもあったのに、

中体連個人戦はほぼエースの活躍に近い頑張りでした。

栗〇は、ポジショニング、サービス、ボレー、リターン、スマッシュの質、

前衛として前に出るタイミング相手との駆け引き等々、

指導してからそれをプレーにつなげるのに非常に時間がかかる、

やはり不器用と言わざるを得ない選手でした。

ボレーはラケットを振ってはいけないとか、

無理にネットに出ようとせず、タイミングを計りなさいとか、

ポジショニングが中途半端とか、

練習試合の度に指導したのですが、中々改善しませんでしたが、

最後の中体連はほぼ合格点を上げられるレベルになっていました。

個人戦と団体戦の順番が逆だったら、団体戦は県大会に行けた気がします。

最後の最後に一皮むけたペアでした。

 

武〇・三〇ペア

武〇は、後衛3人の中で一番パワーがなく、

相手を圧倒するストロークは打てないので、

必然的に粘りとコースで勝負するタイプの後衛でした。

ただ、テイクバックでの余分な動きが中々直らず、

フットワークもそこまで良くなく、

ロブの様な緩いボールに対し、落下点に近づく癖もあり、

チャンスボールを強打できない欠点もありました。

それでも、本当に真面目な性格で地道な努力の結果、

いつの間にか無駄なテイクバックの動作が無くなり、

武器となる何種類かのストロークも会得して頼もしくなりました。

三〇は、器用か不器用かと問われれば、

不器用にはなってしまうのですが、

R中3年の前衛の中では一番懐が広いと言うか、得体が知れないと言うか?

もちろん誉め言葉です。

ただ一人カットサーブをして、

相手の前衛が打ってくる前衛アタック的なボレーを返すのが天才的に上手く、

決して上手く見えないプレースタイルですが頼りがいがありました。

ただ、ファイトが?やる気が?前面に出ないタイプと言うか、

後衛共々、穏やかな性格が相手にプレッシャーを与えることが出来ないので、

こけおどしでも良いのでそこが改善していたら、3回戦も突破出来た気がします。

 

一つだけ言えるのは、3ペアとも3回戦に進出したのは、

偶然ではなく必然であり、

真面目さ、素直さ、謙虚さを持ち、

チームワークの良さがプレーに生かされていたこと。

それが本当にうれしい学年でした。

 

部活では、顧問の先生やコーチは技術を教えるとともに、

努力の大切さ等々の、

人として大切な何かを教えることが大事と思っています。

このブログでも何度も書いている、

日々の地道な努力が大きな成長につながること。

それがスポーツなら、勝利やら技術の向上で成長を実感出来ること。

それが部活の意義だと思っています。

選手たちがそれをどこまで感じてくれているかは不明ですが、

いつか大人になって、社会人になって、

思い出してくれたらうれしいです。


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